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ALC外壁の塗装について徹底解説! 費用や工事期間、塗料の種類などをご紹介!

ALC外壁 塗装

今回は、ALC外壁の塗装について、費用や工事期間、塗料の種類などを詳しく解説していきます。ALC外壁の塗装を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

目次

ALC外壁とは

ALCとは「Autoclaved Lightweight aerated Concrete」の略で、高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリートという意味です。ALCは耐火性、耐久性、断熱性に優れた建材であり、重量もコンクリートの約4分の1で地震に強い材料です。ALCは多くの気泡空間を持つ構造で、止水性がなく、どちらかというとスポンジのように吸水性があるのが特徴です。またALCの内部には鉄筋が施されており、ALC外壁の塗装を怠るとALCが雨水を吸水し、内部の鉄筋にサビが生じてしまいます。サビはALCの損傷につながりますので、塗装による止水が重要です。

ALC外壁の塗装の必要性とタイミング

ALC外壁の塗装には、以下のような目的があります。

  • ALCの保護と耐久性の向上
  • 防水性と防カビ性の確保
  • 美観の維持と向上
  • 熱効率の改善と省エネ効果

ALC外壁の塗装のタイミングは、一般的には10年から15年ごとに行うのが望ましいとされています。しかし、塗装の耐用年数は、塗料の種類や品質、施工方法、気候条件などによって異なります。また、ALC外壁の劣化の状態も、建物の立地や方位、周囲の環境などによって変わります。そのため、塗装のタイミングは、ALC外壁の劣化のサインを見逃さないことが重要です。ALC外壁の劣化のサインには、主に以下のようなものがあります。

  • 塗膜の白亜化(チョーキング)
  • シーリング部の剥がれやひび割れ
  • 塗膜の浮きや剥がれ
  • 青苔やカビの発生
  • クラックや欠損

これらの劣化のサインを発見したら、早めに塗装の見積もりや相談をすることをおすすめします。放置しておくと、ALCの損傷が進行し、塗装だけでは対処できない場合もあります。また、塗装の前には、ALC外壁の状態を専門家に診断してもらうことも大切です。ALC外壁には、デザインパネルやロッキングパネルといった種類があり、それぞれに適した塗装方法や塗料があります。専門家による診断を受けることで、最適な塗装プランを立てることができます。

ALC外壁の塗装の費用と工事期間

ALC外壁の塗装の費用は、建物の大きさや形状、劣化の状態、塗料の種類や品質、施工業者の選択などによって変わります。一般的な費用相場は、100万円から150万円程度です。塗料の種類によっては、もっと高くなる場合もあります。塗料の種類には、主に以下のようなものがあります。

  • アクリル系塗料:耐用年数4~7年、費用相場30~40万円
  • ウレタン系塗料:耐用年数6~10年、費用相場40~50万円
  • シリコン系塗料:耐用年数8~15年、費用相場50~70万円
  • フッ素系塗料:耐用年数15~20年、費用相場80~100万円

塗料の選択には、予算だけでなく、耐久性や防汚性、色あせや光沢などの性能や特徴も考慮する必要があります。また、ALC外壁には、単色塗装と多彩模様塗装という2種類の塗装方法があります。単色塗装は、一色で塗るシンプルな方法です。多彩模様塗装は、2色以上で模様をつけるデザイン性の高い方法です。多彩模様塗装は、単色塗装よりも費用が高くなりますが、重厚感や高級感を出すことができます。

ALC外壁の塗装の工事期間は、建物の大きさや形状、天候や施工業者のスケジュールなどによって変わります。一般的な工事期間は、2週間から3週間程度です。工事の流れは、以下のようになります。

  • 高圧洗浄:ALC外壁の汚れやチョーキングなどを除去します。
  • 下地補修:シーリング部の打ち換えやひび割れ部のコーキングなどを行います。
  • 下塗り:ALC外壁の表面を強化し、目止めするために下塗りをします。
  • 上塗り:塗料を2~3回に分けて塗ります。多彩模様塗装の場合は、模様をつける作業も行います。

ALC外壁の塗装は、専門的な知識や技術が必要な工事です。ALC外壁の特性や塗装方法に詳しい施工業者に依頼することが大切です。施工業者の選び方には、以下のようなポイントがあります。

  • 口コミや評判を調べる
  • 見積もりや相談を複数の業者に依頼する
  • 施工事例や保証内容を確認する
  • 契約内容や工事内容をしっかりと確認する

まとめ

ALC外壁の塗装は、建物の寿命や快適性、美観に大きく影響する重要な工事です。塗装のタイミングや塗料の選択、施工業者の選択などには、十分に注意してください。

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