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外壁塗装の塗料の選び方 失敗しないためのポイントとおすすめの塗料

外壁塗装 塗料の選び方

外壁塗装は家の見た目や耐久性を保つために重要な工事ですが、塗料の種類や特徴についてはあまり知られていません。塗料の選び方を間違えると、外壁の劣化が早まったり、予算がかさむことになりかねません。そこで、この記事では、外壁塗装の塗料の選び方のポイントと、おすすめの塗料の種類を紹介します。

目次

外壁塗装の塗料の選び方のポイント

外壁塗装の塗料を選ぶときには、以下の3つのポイントを考慮すると良いでしょう。

  • 耐用年数と価格のバランス
  • 外壁の素材との相性
  • 塗料の機能性とデザイン性

耐用年数と価格のバランス

外壁塗装の塗料は、耐用年数と価格に大きな差があります。一般的には、耐用年数が長いほど価格も高くなります。しかし、耐用年数が長いからといって、必ずしもコストパフォーマンスが良いとは限りません。なぜなら、耐用年数が長すぎると、他の部分のメンテナンスとのタイミングが合わなくなったり、塗料の色あせや汚れが目立つようになったりするからです。逆に、耐用年数が短すぎると、塗り替えの回数が増えて、トータルの費用が高くなります。そのため、自分の家の状況や予算に合わせて、耐用年数と価格のバランスを見極めることが大切です。

外壁の素材との相性

外壁塗装の塗料は、外壁の素材によっても適したものとそうでないものがあります。例えば、木造やモルタルの外壁には、水分を吸収しやすいアクリル塗料やウレタン塗料がおすすめです。一方、コンクリートやALCの外壁には、水分をはじきやすいシリコン塗料やフッ素塗料が向いています。また、サイディングやタイルなどの外壁には、接着力が強い無機塗料やラジカル制御形塗料が適しています。外壁の素材に合わない塗料を使うと、塗膜が剥がれたり、ひび割れたりする可能性があります。そのため、外壁の素材を確認して、相性の良い塗料を選ぶことが重要です。

塗料の機能性とデザイン性

外壁塗装の塗料は、機能性やデザイン性にも特徴があります。機能性とは、塗料が持つ防水性や防汚性、遮熱性や断熱性などの性能のことです。デザイン性とは、塗料の色や質感、光沢などの見た目のことです。機能性やデザイン性によって、外壁の雰囲気や快適性が変わります。例えば、遮熱性や断熱性の高い塗料を使うと、夏は涼しく、冬は暖かくなります。また、色や質感によって、外壁の印象が変わります。明るい色や艶のある塗料を使うと、外壁が華やかになります。暗い色やマットな塗料を使うと、外壁が落ち着いた雰囲気になります。自分の好みや家のスタイルに合わせて、機能性やデザイン性の高い塗料を選ぶことができます。

外壁塗装のおすすめの塗料の種類

外壁塗装の塗料には、主に6種類のグレードがあります。それぞれの特徴とおすすめの塗料を紹介します。

アクリル塗料

アクリル塗料は、水性の塗料で、耐用年数は5年~7年程度です。価格は1,500円/㎡前後と、最も安い塗料です。水分を吸収しやすいため、木造やモルタルの外壁に向いています。色や質感の種類が豊富で、デザイン性が高いです。しかし、耐久性や防汚性は低く、劣化が早いです。また、塗膜が薄いため、下地の凹凸が目立ちやすいです。

おすすめの塗料:日本ペイント「オーデフレッシュ」

ウレタン塗料

ウレタン塗料は、油性の塗料で、耐用年数は8年~10年程度です。価格は1,950円/㎡前後と、やや安い塗料です。水分を吸収しやすいため、木造やモルタルの外壁に向いています。塗膜が厚く、下地の凹凸を隠しやすいです。しかし、耐久性や防汚性は低く、劣化が早いです。また、塗膜が硬く、ひび割れたり剥がれたりしやすいです。

おすすめの塗料:関西ペイント「ウレタンハイドロック」

シリコン塗料

シリコン塗料は、水性の塗料で、耐用年数は10年~15年程度です。価格は2,300円/㎡前後と、標準的な塗料です。水分をはじきやすいため、コンクリートやALCの外壁に向いています。耐久性や防汚性が高く、劣化が遅いです。また、塗膜が柔らかく、ひび割れや剥がれに強いです。しかし、塗膜が薄いため、下地の凹凸が目立ちやすいです。また、色や質感の種類が少なく、デザイン性が低いです。

おすすめの塗料:日本ペイント「オーデフレッシュSi100 III」

ラジカル制御形塗料

ラジカル制御形塗料は、水性の塗料で、耐用年数は12年~18年程度です。価格は2,800円/㎡前後と、やや高い塗料です。水分をはじきやすいため、コンクリートやALCの外壁に向いています。耐久性や防汚性が高く、劣化が遅いです。また、塗膜が柔らかく、ひび割れや剥がれに強いです。さらに、色や質感の種類が豊富で、デザイン性が高いです。しかし、塗膜が薄いため、下地の凹凸が目立ちやすいです。また、塗料の成分が特殊で、専門的な施工が必要です。

おすすめの塗料:関西ペイント「ラジカルコントロール」

フッ素塗料

フッ素塗料は、油性の塗料で、耐用年数は15年~20年程度です。価格は3,500円/㎡前後と、高い塗料です。水分をはじきやすいため、コンクリートやALCの外壁に向いています。耐久性や防汚性が非常に高く、劣化が非常に遅いです。また、塗膜が厚く、下地の凹凸を隠しやすいです。しかし、塗膜が硬く、ひび割れたり剥がれたりしやすいです。また、色や質感の種類が少なく、デザイン性が低いです。さらに、塗料の成分が特殊で、専門的な施工が必要です。

おすすめの塗料:日本ペイント「オーデフレッシュフッ素」

無機塗料

無機塗料は、水性の塗料で、耐用年数は20年~25年程度です。価格は4,000円/㎡前後と、最も高い塗料です。水分をはじきやすいため、コンクリートやALCの外壁に向いています。耐久性や防汚性が非常に高く、劣化が非常に遅いです。また、塗膜が厚く、下地の凹凸を隠しやすいです。さらに、接着力が強く、サイディングやタイルなどの外壁にも適しています。しかし、塗膜が硬く、ひび割れたり剥がれたりしやすいです。また、色や質感の種類が少なく、デザイン性が低いです。さらに、塗料の成分が特殊で、専門的な施工が必要です。

おすすめの塗料:関西ペイント「無機ハイドロック」

まとめ

外壁塗装の塗料の選び方は、耐用年数と価格のバランス、外壁の素材との相性、塗料の機能性とデザイン性の3つのポイントに注意すると良いでしょう。また、外壁塗装の塗料には、アクリル塗料、ウレタン塗料、シリコン塗料、ラジカル制御形塗料、フッ素塗料、無機塗料の6種類のグレードがあります。それぞれの特徴とおすすめの塗料を参考にして、自分の家に合った塗料を選んでください。外壁塗装の塗料の選び方は、家の見た目や耐久性に大きな影響を与えます。失敗しないためにも、しっかりと比較検討して、最適な塗料を選びましょう。

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