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断熱塗装をするなら知っておきたいこと 種類や特徴、費用、効果、施工のポイントを徹底解説!

断熱塗装

断熱塗装とは、外壁や屋根に断熱効果のある塗料を塗ることで、室内の温度を快適に保つ工事のことです。断熱塗装には、さまざまなメリットとデメリットがあります。この記事では、断熱塗装の特徴や種類、費用などについて詳しくご紹介します。

目次

断熱塗装のメリット

断熱塗装には、以下のようなメリットがあります。

夏は涼しく、冬は暖かくなる

断熱塗料は、外からの熱や冷気の侵入を防ぎ、室内の温度を一定に保つ効果があります。そのため、夏はエアコンの使用時間を減らし、冬は暖房の効率を上げることができます。快適な室温を維持することで、健康や睡眠の質にも良い影響が期待できます。

光熱費を節約できる

断熱塗装をすることで、冷暖房の使用量を減らすことができます。その結果、光熱費を節約することができます。断熱塗装の費用は高いですが、長期的に見れば、光熱費の削減分で元が取れる可能性があります。

防音効果がある

断熱塗料は、塗膜が厚くなることで、外部の音を遮断する効果があります。車や雨の音などの騒音を軽減することで、静かな環境で暮らすことができます。また、内部からの音漏れも防ぐことができます。

結露の発生を抑える

断熱塗料は、室内と室外の温度差を小さくすることで、結露の発生を抑える効果があります。結露は、カビやダニの原因になり、建物の劣化や健康被害を引き起こす可能性があります。結露を防ぐことで、衛生的で清潔な住環境を保つことができます。

断熱塗装のデメリット

断熱塗装には、以下のようなデメリットがあります。

費用が高い

断熱塗料は、一般的な塗料に比べて単価が高いです。また、施工には高度な技術が必要なため、工事費も高くなります。断熱塗装をする場合は、30坪の広さであれば、50〜80万円が相場です。

効果が実感できない場合がある

断熱塗装をしても、効果が実感できない場合があります。室内の温度上昇の原因は、断熱塗料だけで解決できるものではありません。窓の断熱性能や家の方位、日射量なども影響します。また、近年の住宅は、もともと断熱材が使用されていることが多いため、断熱塗装をしても効果が薄い場合があります。

断熱塗料の種類と特徴

断熱塗料には、さまざまな種類があります。ここでは、代表的な断熱塗料の種類と特徴について紹介します。

ガイナ

ガイナは、宇宙開発事業団 (JAXA) が開発した技術を応用した塗料です。特殊セラミックを配合しており、高い断熱効果と耐久性を持ちます。また、防音効果や防カビ効果もあります。費用は、14kgで66,000円(ホワイト・税別)〜68,000円(カラー・税別)です。耐用年数は、15〜20年です。

キルコ

キルコは、200%の伸縮性を持つ塗料です。ひび割れやズレが起きやすいモルタル外壁に適しています。断熱効果のほかに、遮熱効果や防音効果もあります。費用は、14kgで36,000円(ホワイト・税別)〜38,000円(カラー・税別)です。耐用年数は、15〜20年です。

ドリームコート

ドリームコートは、防水性能や結露防止効果を持つ塗料です。湿気を逃がす作用があるため、結露が起こりにくくなります。梅雨など雨が多い時期でも、室内がジメジメした環境になりにくいのが特徴です。費用は、14kgで48,000円(ホワイト・税別)〜50,000円(カラー・税別)です。耐用年数は、15〜20年です。

断熱塗装をする際の注意点

断熱塗装をする際には、以下のような注意点があります。

施工業者の選び方

断熱塗装は、高度な技術が必要な工事です。そのため、施工業者の選び方が重要です。施工実績や口コミ、見積もりなどを参考にして、信頼できる業者を選びましょう。また、アフターフォローがしっかりしている業者を選ぶことも大切です。断熱塗装をした後に、予期せぬトラブルが起きる場合があります。その際に、保証の範囲内で対応してくれる業者であれば、安心です。

施工時期の選び方

断熱塗装は、気温や湿度に影響されやすい工事です。そのため、施工時期の選び方も重要です。一般的には、春や秋が適しています。夏は暑すぎて塗料が乾きにくく、冬は寒すぎて塗料が固まりにくいため、施工に不向きです。また、雨が降ると塗料が流れてしまう可能性があるため、雨の少ない時期を選ぶことが望ましいです。施工業者によっては、気象条件に応じて塗料の種類や量を調整することで、年間を通して施工できる場合もあります。その場合は、施工業者の判断に任せることができます。

施工前後のメンテナンス

断熱塗装をする前には、外壁や屋根の汚れやひび割れをしっかりと除去することが必要です。汚れやひび割れが残っていると、断熱塗料がうまく密着しなかったり、塗膜が剥がれたりする原因になります。また、断熱塗装をした後には、定期的に塗膜の状態をチェックすることが必要です。塗膜が劣化したり、汚れたりした場合は、早めに補修や清掃を行うことが大切です。断熱塗装は、一度施工すれば長期間持続するというものではありません。適切なメンテナンスを行うことで、断熱塗装の効果を最大限に発揮することができます。

まとめ

断熱塗装には、夏は涼しく、冬は暖かくなる、光熱費を節約できる、防音効果がある、結露の発生を抑えるなどのメリットがあります。一方で、費用が高い、効果が実感できない場合があるなどのデメリットもあります。断熱塗料には、ガイナ、キルコ、ドリームコートなどの種類があり、それぞれに特徴があります。断熱塗装をする際には、施工業者の選び方、施工時期の選び方、施工前後のメンテナンスなどの注意点があります。断熱塗装は、適切に施工し、メンテナンスすることで、快適で省エネな住まいを実現することができます。断熱塗装に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

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