今回は、外壁塗装にシリコン塗料を使うとどうなるのか、そのメリットやデメリットについて徹底解説します。
シリコン塗料とは、シリコンやアクリルが主成分の樹脂や顔料が含まれた塗料のことで、水やシンナーなどで希釈して外壁に塗装します。
シリコン塗料は、近年人気の高い塗料で、多くの外壁塗装で使用されています。
では、シリコン塗料を使うと、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
シリコン塗料のメリット
シリコン塗料には、以下のようなメリットがあります。
- 耐久性が高い
- 光沢感があり、汚れがつきにくい
- 商品ラインナップが豊富
耐久性が高いというのは、シリコン塗料は非常に耐熱性・耐水性・耐候性の高い塗料であるということです。
シリコン塗料は、塗料の種類によっては、600℃前後の高温にも耐えられるほどの耐熱性を持っています。
また、塗膜が固く撥水性があるため、水を通しにくく、湿気や雨による建材の劣化を抑える効果があります。
さらに、緻密に結合した分子構造のおかげで、酸性雨や強風、紫外線などの厳しい環境にも強く、高い耐候性を発揮します。
これらの特徴により、シリコン塗料は、一般的に10年~15年の耐用年数を持つと言われています。
光沢感があり、汚れがつきにくいというのは、シリコン塗料は高光沢な塗料で、ツヤのある仕上がりになるということです。
シリコン塗料には、セラミックという成分が配合されており、これが汚れにくさの秘密です。
セラミックは、泥や雨水を弾く性質があり、外壁や屋根に塗装すると、長期間美観を保つことができます。
また、シリコン塗料は、耐久性の高い塗料なので、再塗装のスパンを長くとることができます。
その結果、メンテナンスコストを削減することができます。
商品ラインナップが豊富というのは、シリコン塗料は人気の高い塗料なので、メーカーが塗料の開発に力を入れているということです。
商品のラインナップが豊富であれば、希望条件に合致した商品を見つけやすくなります。
例えば、カラーバリエーションや価格レンジ、性能や特徴などから、自分に合った商品を選ぶことができます。
シリコン塗料のデメリット
一方で、シリコン塗料には、以下のようなデメリットもあります。
- アクリル塗料・ウレタン塗料よりも価格が高い
- フッ素塗料よりも耐久性が低い
- ひび割れしやすい
アクリル塗料・ウレタン塗料よりも価格が高いというのは、シリコン塗料は、塗料代の違いにより、これらの塗料よりも工事費用が高くなるということです。
シリコン塗料の1㎡あたりの単価は、2,200円~3,500円程度(下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りの場合)が目安です。
一方、アクリル塗料は1,000円~1,600円/㎡程度、ウレタン塗料は1,700円~2,200円/㎡程度と、若干安価です。
もし、10年以内で退去や解体が決まっている家にシリコン塗料を使うと、塗料の寿命が余ってしまうでしょう。
その場合は、アクリル塗料やウレタン塗料を使った方が、費用の無駄がありません。
フッ素塗料よりも耐久性が低いというのは、シリコン塗料は、フッ素塗料ほどの寿命は持たないということです。
フッ素塗料は、高グレードの塗料で、耐用年数は12年~20年と言われています。
シリコン塗料は、7年~15年と、フッ素塗料に比べて短いです。
もし、同じ年月で見て、金額が多少高くなっても、工事回数を少なく抑えたいという場合は、シリコン塗料は最適な選択肢ではありません。
その場合は、フッ素塗料を使った方が、長期的に見てメリットが大きいでしょう。
ひび割れしやすいというのは、シリコン塗料は、他の塗料に比べて乾燥後の塗膜が硬いため、その分ひび割れが起きやすいということです。
温度や水分で伸縮する素材への塗装や、振動が多い立地での使用には向いていません。
その場合は、弾性の高いウレタン塗料や、ひび割れに強いフッ素塗料を使った方が、安心できるでしょう。
シリコン塗料を使うときの注意点
シリコン塗料を使うときには、以下のような注意点があります。
- 重ね塗りに向かない
- 塗装には知識と技術が必要
- 塗料の種類やメーカーによって性能が異なる
重ね塗りに向かないというのは、シリコン塗料は、塗料を弾く性質があるため、その上から別の塗料を塗ることができないということです。
そのため、シリコン塗料を使うときには、下地の塗料との相性を確認する必要があります。
また、古い塗膜が剥がれていない場合は、剥離剤やサンダーなどで除去する必要があります。
塗装には知識と技術が必要というのは、シリコン塗料は、塗り方や塗り重ねの回数、塗装条件などによって、仕上がりや性能に大きな差が出るということです。
シリコン塗料は、水やシンナーで希釈する必要がありますが、希釈率や塗布量は、塗料の種類やメーカーによって異なります。
また、塗装する際には、気温や湿度、風向きなどの環境要因も考慮する必要があります。
塗装の際には、塗料の説明書やメーカーの指示に従って、正しい方法で塗ることが重要です。
もし、塗装に自信がない場合は、プロの業者に依頼することをおすすめします。
塗料の種類やメーカーによって性能が異なるというのは、シリコン塗料は、一括りにしても、様々な種類や特徴があるということです。
例えば、シリコン塗料には、シリコン系、シリコンアクリル系、シリコンウレタン系、シリコンフッ素系などの種類があります。
これらの塗料は、それぞれに耐久性や光沢感、色彩性などの違いがあります。
また、メーカーによっても、塗料の品質や価格、サービスなどに差があります。
そのため、シリコン塗料を選ぶときには、自分の家の状況や予算、希望などに合わせて、塗料の種類やメーカーを比較検討することが大切です。
まとめ
シリコン塗料は、耐久性が高く、汚れにくく、商品ラインナップが豊富な塗料です。
しかし、価格が高く、フッ素塗料ほどの寿命はなく、ひび割れしやすいというデメリットもあります。
また、重ね塗りに向かない、塗装には知識と技術が必要、塗料の種類やメーカーによって性能が異なるという注意点もあります。
シリコン塗料を使うときには、これらの点を踏まえて、自分に最適な塗料を選ぶことが重要です。

