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外壁からの雨漏りは放置できない! 原因と対策方法、費用などを徹底解説!

外壁 雨漏り

外壁からの雨漏りは、屋根からの雨漏りと比べて発見しにくい場合が多く、放置してしまうと建物の構造に大きなダメージを与える可能性があります。外壁からの雨漏りの原因と対策方法について、詳しくご紹介します。

目次

外壁からの雨漏りの原因とは?

外壁からの雨漏りは、基本的には外壁にできた隙間から雨水が浸入することで発生します。外壁に隙間ができる原因は、以下のようなものが考えられます。

  • 外壁のひび割れや破損
  • 外壁の塗装やコーキングの劣化
  • 外壁の開口部(窓や換気口など)の劣化や施工不良
  • ベランダやバルコニーの防水層の劣化

外壁のひび割れや破損は、経年劣化や天候の影響、飛来物などの衝撃などで発生します。外壁の素材によっては、サビや色褪せ、コケやカビなどの発生も劣化のサインです。外壁の塗装やコーキングは、紫外線や雨風によって劣化し、はがれやひび割れを起こします。外壁の開口部は、外壁との取り合い部分にコーキングや金具などで防水処理がされていますが、これらが劣化したり、施工不良で隙間ができたりすると、雨水が浸入しやすくなります。ベランダやバルコニーの防水層は、外壁との接合部分や排水口などで劣化や破損が起こりやすく、雨水が外壁内部に侵入する原因になります。

外壁からの雨漏りの対策方法とは?

外壁からの雨漏りの対策方法は、原因に応じて異なりますが、基本的には以下のようなものがあります。

  • 外壁のひび割れや破損の補修
  • 外壁の塗り替えやコーキングの打ち替え
  • 外壁の開口部のシーリングや金具の補修や交換
  • ベランダやバルコニーの防水層の補修や張り替え

外壁のひび割れや破損の補修は、外壁の素材に合わせて専用の補修材を使用して行います。外壁の塗り替えやコーキングの打ち替えは、外壁の防水性や耐久性を高めるために必要なメンテナンスです。外壁の塗装は、およそ10年~15年程度で寿命による劣化が始まると言われています。コーキングは、温度変化による外壁の膨張・収縮の影響で劣化しやすいため、5年~10年に一度の打ち替えが必要です。外壁の開口部のシーリングや金具の補修や交換は、外壁との隙間を埋めて雨水の浸入を防ぐために行います。ベランダやバルコニーの防水層の補修や張り替えは、外壁との接合部分や排水口などの劣化箇所を補修したり、防水シートや防水塗料などで防水性を高めたりします。

外壁からの雨漏りの修理費用相場とは?

外壁からの雨漏りの修理費用は、原因や範囲、施工方法などによって異なりますが、一般的な相場は以下のようになります。

  • 外壁のひび割れや破損の補修:1箇所あたり1万円~3万円
  • 外壁の塗り替えやコーキングの打ち替え:1平方メートルあたり1,000円~3,000円
  • 外壁の開口部のシーリングや金具の補修や交換:1箇所あたり3,000円~10,000円
  • ベランダやバルコニーの防水層の補修や張り替え:1平方メートルあたり5,000円~15,000円

これらの費用には、足場代や諸経費などが含まれていない場合がありますので、実際の見積もりではより高くなる可能性があります。また、修理箇所が多い場合や、外壁の素材や形状が特殊な場合は、費用が変動することもあります。修理費用の目安として参考にしてください。

外壁からの雨漏りは火災保険の適用有無は?

外壁からの雨漏りは、火災保険の適用対象になる場合とならない場合があります。適用になる場合は、以下のような条件が必要です。

  • 雨漏りが突発的かつ偶発的な事故によって発生したことが証明できること
  • 雨漏りが火災保険の補償範囲に含まれる事故(台風・地震・落雷・飛来物など)によって発生したことが証明できること
  • 雨漏りが火災保険の補償期間内に発生したことが証明できること

適用にならない場合は、以下のような場合です。

  • 雨漏りが経年劣化や施工不良などの自然消耗によって発生した場合
  • 雨漏りが火災保険の補償範囲に含まれない事故(雪や霜など)によって発生した場合
  • 雨漏りが火災保険の補償期間外に発生した場合

火災保険の適用有無は、契約内容や事故の状況によって異なりますので、雨漏りが発生した場合は、まずは保険会社に連絡して確認してください。保険会社からの指示に従って、必要な書類や写真などを用意してください。保険会社の査定によって、補償金額や自己負担額が決まります。

まとめ

外壁からの雨漏りは、早めの対処が大切です。雨漏りが発生したら、まずは原因を特定し、適切な修理方法を選びましょう。修理費用は、原因や範囲、施工方法などによって異なりますが、一般的な相場を参考にして、見積もりを取って比較しましょう。火災保険の適用有無も、事前に確認しておくと安心です。外壁からの雨漏りは、放置すると建物の構造や内装に深刻な影響を及ぼす可能性がありますので、早期発見・早期対策を心がけましょう。外壁のメンテナンスは、定期的に行うことで、雨漏りの予防にもなります。外壁の状態に不安がある場合は、専門業者に相談してみましょう。

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