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マウスピース矯正は喋りにくい? 理由や改善法を詳しく解説します

マウスピース矯正 喋りにくい

マウスピース矯正とは、透明なプラスチック製のマウスピースを装着して歯並びを整える矯正治療の方法です。

マウスピースは2週間ごとに新しいものに交換し、約1年から2年程度で治療を完了します。

マウスピース矯正の代表的なブランドとしては、インビザラインやクリアコレクト、キレイラインなどが挙げられます。

他にも、Zenyum(ゼニュム)やOh my teeth(オーマイティース)など、通院回数を減らしたり、費用を抑えたりすることができるブランドもあります。

マウスピース矯正のメリットは、目立ちにくく、取り外しができることです。

しかし、デメリットとして、喋りにくさや滑舌の悪さを感じることがあります。

では、なぜマウスピース矯正で喋りにくいと感じるのでしょうか?そして、どうすれば改善できるのでしょうか?

それでは、一つずつ見ていきましょう。

目次

マウスピース矯正で喋りにくい理由

マウスピース矯正で喋りにくい理由は、主に以下の3つです。

  • 舌の動きが制限される
  • 口内が乾燥する
  • マウスピースが合わない

舌の動きが制限される

人間は、舌を使って発音します。

しかし、マウスピースを装着すると、歯全体が覆われてしまうため、舌が当たる位置や面積が変わってしまいます。

これにより、発音しにくくなったり、舌足らずな感じになったりします。

特にサ行・タ行・ナ行・ラ行などの発音は、舌が歯や口蓋(こうがい)に触れることで作られます。

マウスピースを装着すると、この触れ方が変わってしまうため、滑舌が悪くなりやすいです。

口内が乾燥する

マウスピース矯正に慣れるまでは、異物感から口を開けっぱなしにしてしまうことがあります。

また、マウスピース自体も水分を吸収する性質があるため、口内が乾燥しやすくなります。

口内が乾燥すると、唾液の量が減ってしまいます。唾液は、口内を清潔に保ったり、食べ物を噛んだり飲み込んだりするのに必要なものです。

唾液が減ると、口臭や虫歯の原因になったり、喉が渇いたりします。

また、口内が乾燥すると、唇や舌がマウスピースに引っかかりやすくなります。

これも発音を妨げる要因になります。

マウスピースが合わない

マウスピース矯正では、歯型に合わせてオーダーメイドで作られたマウスピースを使用します。

しかし、歯型は人それぞれ違うため、完全にフィットするとは限りません。

また、歯並びが変わっていく過程でも微妙なズレが生じることがあります。

マウスピースが合わないと、歯や粘膜に過度な圧力がかかったり、マウスピースが浮いたりします。

これにより、痛みや違和感を覚えたり、発音に影響を与えたりします。

マウスピース矯正で喋りにくさを改善する方法

マウスピース矯正で喋りにくさを感じる方は、以下の方法を試してみてください。

  • 慣れるまで練習する
  • 口内を潤す
  • マウスピースの調整をする

慣れるまで練習する

マウスピース矯正で喋りにくさを感じる最大の原因は、慣れないことです。

慣れるまでは、どうしても発音が変わってしまうことがあります。

しかし、時間が経つと自然と慣れてきます。

慣れるまでの期間は個人差がありますが、一般的には1〜2週間程度です。

この期間は、なるべくたくさんマウスピースをつけたまま喋る練習をしましょう。

特にサ行・タ行・ナ行・ラ行の発音に注意して、舌の位置や動きを意識してみてください。

また、あいうべ体操などで口周りの筋肉を鍛えることも効果的です。あいうべ体操は、以下のように行います。

  • 「あー」と口を大きく開いて発音する
  • 「いー」と口を大きく横に開いて発音する
  • 「うー」と唇を前に突き出しながら発音する
  • 「べー」と舌を下に突き出しながら発音する

これらの動作を1日10回ずつ繰り返しましょう。

これにより、口周りの筋肉が柔軟になり、唇や舌のコントロールがしやすくなります。

口内を潤す

マウスピース矯正で口内が乾燥すると、滑舌が悪くなることがあります。

口内を潤すためには、以下のことに気をつけましょう。

  • 水分補給をする
  • 口呼吸をしない
  • マウスピースのお手入れをする

水分補給は、唾液の分泌を促すだけでなく、体全体の水分バランスを整えることにもつながります。

水分補給は、1日2リットル程度が目安です。

この2リットルというのは、食べ物に含まれる水分も含めた量です。

ただし、マウスピース矯正では飲食時にマウスピースを外さなければならないため、水分補給も外すタイミングを考える必要があります。

口呼吸は、口内の乾燥の原因になります。

口呼吸は、鼻呼吸ができない場合やストレスや不安などで無意識に起こることがあります。

口呼吸を防ぐためには、鼻呼吸ができるように鼻の通りを良くしたり、リラックスしたりすることが大切です。

マウスピースのお手入れは、マウスピース自体の乾燥や汚れを防ぐために必要です。マウスピースは毎日水洗いしたり、専用のクリーナーで洗浄したりしましょう。

また、マウスピースを外したときは、必ず専用のケースに入れて保管しましょう。

これにより、マウスピースが乾燥したり、ほこりや細菌に汚染されたりするのを防げます。

マウスピースの調整をする

マウスピース矯正で喋りにくさを感じる場合は、マウスピースが合っているかどうかを確認しましょう。

マウスピースが合わないと、歯や粘膜に過度な圧力がかかったり、マウスピースが浮いたりします。

これにより、痛みや違和感を感じたり、発音に影響を与えたりします。

マウスピースが合わないと感じる場合は、歯科医師に相談してみましょう。

歯科医師は、マウスピースのサイズや形を調整したり、新しいマウスピースを作成したりしてくれます。

また、歯並びの変化に合わせて定期的にマウスピースを交換することも大切です。

まとめ

マウスピース矯正で喋りにくさを感じる方は、以下の方法を試してみてください。

  • 慣れるまで練習する
  • 口内を潤す
  • マウスピースの調整をする

これらの方法を実践すれば、マウスピース矯正で喋りやすくなることができます。

マウスピース矯正は、目立ちにくく、取り外しができるというメリットがあります。

しかし、それだけではなく、発音も良くなるというメリットもあります。

発音は、自分の気持ちや考えを伝えるために重要なものです。

発音が良くなれば、自信や魅力もアップします。

マウスピース矯正で喋りにくさを感じても、あきらめずに頑張ってみましょう。

素敵な笑顔と発音で、周囲の人を魅了しましょう!

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