MENU

マウスピース矯正でガミースマイルを改善できる? できる・できない場合を詳しく解説します

マウスピース矯正 ガミースマイル

ガミースマイルとは、笑ったときに上顎の歯ぐきが広く見える状態のことです。

ガミースマイルにはさまざまな原因がありますが、歯並びが悪いことが一つの要因となっている場合もあります。

歯並びを整えるためには歯科矯正が必要ですが、従来のワイヤー矯正では見た目や痛みなどの問題がありました。

そこで、最近注目されているのがマウスピース矯正です。マウスピース矯正とは、透明なプラスチック製のマウスピース(アライナー)を装着して歯を動かす方法です。

マウスピース矯正の代表的なブランドとしては、インビザラインやクリアコレクト、キレイラインなどが挙げられます。

他にも、Zenyum(ゼニュム)やOh my teeth(オーマイティース)など、通院回数を減らしたり、費用を抑えたりすることができるブランドもあります。

マウスピース矯正は見た目に目立たないだけでなく、取り外しができるため食事や歯磨きもしやすく、痛みも少ないというメリットがあります。

では、マウスピース矯正でガミースマイルを改善できるのでしょうか?

この記事では、マウスピース矯正でガミースマイルを改善できる場合とできない場合について解説します。

目次

マウスピース矯正でガミースマイルを改善できる場合

ガミースマイルの原因にはさまざまなものがありますが、その中でも歯並びが原因となっている場合は、マウスピース矯正で改善する可能性があります。

歯並びが原因となっているガミースマイルには以下のようなタイプがあります。

出っ歯型

上顎の前歯が前方に突出しているため、歯ぐきも前方に出てしまうタイプです。

この場合、マウスピース矯正で上顎の前歯を後方に移動させることで、歯ぐきの露出を減らすことができます。

過蓋咬合型

上顎の前歯が下顎の前歯を覆ってしまうため、上顎の歯ぐきが見えやすくなるタイプです。

この場合、マウスピース矯正で上下の咬み合わせを調整することで、歯ぐきの露出を減らすことができます。

口ゴボ型

上顎の前歯が下顎の前歯よりも下に位置しているため、上顎の歯ぐきが下方に引っ張られてしまうタイプです。

この場合、マウスピース矯正で上顎の前歯を上方に持ち上げることで、歯ぐきの露出を減らすことができます。

これらのタイプでは、上顎の前歯を後方に移動させたり、上下の咬み合わせを調整することで、歯ぐきが見える範囲を減らすことができます。

マウスピース矯正では、アライナーを定期的に交換しながら少しずつ歯を動かしていくことで、このような目的を達成することが可能です。

マウスピース矯正でガミースマイルを改善できない場合

一方で、ガミースマイルの原因が骨格や歯ぐき、上唇などにある場合は、マウスピース矯正では改善できない場合が多いです。

骨格や歯ぐき、上唇が原因となっているガミースマイルには以下のようなタイプがあります。

上顎骨型

上顎の骨が前方に突出しているため、歯ぐきも前方に出てしまうタイプです。

この場合、マウスピース矯正では歯を動かしても骨の位置は変わりません。

骨を削ったり移動させたりする外科手術が必要です。

歯肉過形成型

歯ぐきの厚みが通常よりも多いため、歯ぐきが歯にかぶってしまうタイプです。

この場合、マウスピース矯正では歯を動かしても歯ぐきの厚みは変わりません。

歯ぐきを切除する歯肉整形が必要です。

上唇筋肉型

笑ったときに上唇を持ち上げる筋肉が強すぎるため、歯ぐきが見えやすくなるタイプです。

この場合、マウスピース矯正では歯を動かしても筋肉の動きは変わりません。筋肉の働きを抑えるボトックス注射が必要です。

これらのタイプでは、歯並びを整えても歯ぐきが見える状態は変わりません。

この場合は、外科手術やボトックス注射などの別の治療法が必要になります 。

外科手術では、余分な骨や歯ぐきを切除したり、上顎を後方に移動させたりすることで、ガミースマイルを改善することができます。

ボトックス注射では、上唇を持ち上げる筋肉にボツリヌス菌の毒素を注入することで、筋肉の動きを抑制してガミースマイルを改善することができます。

まとめ

ガミースマイルはさまざまな原因があり、その原因によってマウスピース矯正で改善できる場合とできない場合があります。

歯並びが原因のガミースマイルはマウスピース矯正で改善する可能性がありますが、骨格や歯ぐき、上唇が原因のガミースマイルは外科手術やボトックス注射などの別の治療法が必要になります。

ガミースマイルに悩んでいる方は、まずは歯科医師に相談して自分のガミースマイルの原因と適切な治療法を確認してみてください。

目次