ホームページを作りたいけれど、レンタルサーバーにお金をかけたくないという方は多いでしょう。そんな方におすすめなのが、無料レンタルサーバーです。無料レンタルサーバーとは、インターネット上にホームページを公開するためのスペースを無料で提供してくれるサービスのことです。無料レンタルサーバーを使えば、初期費用や月額費用などを気にせずに、ホームページを作成・運営することができます。
しかし、無料レンタルサーバーにはメリットだけでなく、デメリットもあります。例えば、容量や機能が限られていたり、広告が表示されたり、サポートが受けられなかったりすることがあります。そのため、無料レンタルサーバーを選ぶ際には、自分の目的やニーズに合ったものを慎重に比較・検討する必要があります。
そこで、この記事では、無料レンタルサーバーのおすすめを3つ紹介します。それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説し、後悔しない選び方や注意点もお伝えします。ホームページを作りたいけれど、どの無料レンタルサーバーを使えばいいか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
無料レンタルサーバーのおすすめ3選
シン・クラウド for Free(旧Xfree)
シン・クラウド for Freeは、レンタルサーバー日本シェアNo.1のエックスサーバー株式会社のサービスです。広告表示がないのになんでもできる、最強の無料レンタルサーバーです。
シン・クラウド for Freeの特徴は以下のとおりです。
- 完全無料・広告表示なし
- ストレージ:SSD10GB
- データベース:MySQL5個
- HTTPS(SSL)対応
- WordPress対応
シン・クラウド for Freeは、広告表示がなく、HTTPS対応で、WordPressも使えるという、無料レンタルサーバーとしては非常に優れた条件を備えています。どんなサイトでも公開できますし、エックスサーバーという信頼できる会社のサービスなので、安心して利用できます。
ただし、メールやSSHは対応していないので、この点だけは注意が必要です。また、無料でWordPressブログを作るだけなら、シン・ブログというサービスもあります。広告は入りますが、難しい設定が全くなく初心者にもおすすめです。
XREA Free(エクセリアフリー)
XREA(エクセリア)はGMOデジロックが運営するレンタルサーバーで、無料プラン「XREA Free」を使えます。ストレージ容量が大きく広告表示のない「XREA Plus」もあり、サイト規模が大きくなってもかんたんに移行できます。
XREA Freeの特徴は以下のとおりです。
- 独自ドメインのメールアドレスが作れる(100個まで)
- SSH接続可能
- 15日分自動バックアップ
- ストレージ:SSD10GB
- データベース:MySQL5個、PostgreSQL5個
- HTTPS(SSL)対応
- WordPress対応
XREA Freeは、メールやSSHが使えるという点で、シン・クラウド for Freeよりも優れています。独自ドメインのメールアドレスが使えるのは、無料レンタルサーバーでは珍しいですし、SSH接続できれば、サーバーの設定を自由にカスタマイズできます。自動バックアップも安心ですね。
ただし、XREA Freeでは広告がページ上部に自動挿入されます。広告があるとサイトの見栄えや信頼性が下がるので、気になる方は注意が必要です。全体的にサーバーをいじれる上級者向けな印象の無料レンタルサーバーです。
スタードメイン無料サーバー
スタードメイン無料サーバーは、ネットオウルのドメイン取得サービス「スタードメイン」の無料サーバーです。他の無料レンタルサーバーと異なり、スタードメインでドメイン取得した人だけが使えます。有料サーバーの雰囲気でもちろん広告表示はありません。
スタードメイン無料サーバーの特徴は以下のとおりです。
- ストレージ:SSD20GB
- データベース:MySQL1個
- HTTPS(SSL)対応
- WordPress対応
- 独自ドメインのメールアドレスが作れる(10個まで)
- 独自ドメインとサーバーの紐づけ作業が不要
スタードメイン無料サーバーの最大の魅力は、ストレージ容量が20GBという大容量であることです。シン・クラウド for FreeやXREA Freeの2倍の容量があります。また、メールも使えるので、XREA Freeとシン・クラウド for Freeの良いとこ取りとも言えます。もちろんWordPressも使えますし、独自ドメインを契約すると簡単に無料サーバーが利用できます。
ただし、スタードメインでドメインを取得しないと無料サーバーが使えないので、その点は注意が必要です。ドメインの取得費用は年間1,100円(税込)からとなっています。また、データベースはMySQL1個しか使えないので、複数のサイトを運営する場合は不便かもしれません。
無料レンタルサーバーの選び方と注意点
無料レンタルサーバーを選ぶ際には、以下の点に注意してください。
- 自分の目的やニーズに合ったサーバーを選ぶ
- サーバーの容量や機能、対応言語などを確認する
- 広告の有無や表示位置をチェックする
- サポート体制や利用規約を確認する
- サーバーの評判や口コミを参考にする
無料レンタルサーバーは、有料レンタルサーバーに比べて、機能や性能が劣る場合が多いです。しかし、ホームページを作る目的やニーズによっては、無料レンタルサーバーでも十分に満足できる場合もあります。例えば、趣味や日記などの個人的なサイトや、練習やテスト用のサイトなどです。
一方、ビジネスや収益化などの目的でホームページを作る場合は、無料レンタルサーバーでは不向きです。広告が表示されたり、セキュリティや信頼性が低かったり、サポートが受けられなかったりすることがあります。また、無料レンタルサーバーは予告なくサービスが終了したり、規約が変更されたりする可能性があります。そのため、長期的に安定して運営することを考えると、有料レンタルサーバーのほうがおすすめです。
まとめ
無料レンタルサーバーは、ホームページを作る目的やニーズによって、使えるものと使えないものがあります。自分のサイトに合った無料レンタルサーバーを選ぶことが大切です。この記事が、無料レンタルサーバーを選ぶ際の参考になれば幸いです。

