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ゲームのプログラミング入門 ゲームプログラミングの種類と学習方法

ゲーム プログラミング

ゲームは、私たちの日常に欠かせないエンターテイメントの一つです。ゲームを楽しむだけでなく、自分でゲームを作ってみたいと思う人も多いでしょう。しかし、ゲームを作るにはどうすればいいのでしょうか。ゲームを作るためには、プログラミングという技術が必要です。プログラミングとは、コンピュータに指示を出すための言語です。プログラミングを使って、ゲームの世界やキャラクター、アクションなどを表現することができます。

目次

ゲームプログラミングの種類

ゲームプログラミングには、さまざまな種類があります。ゲームのジャンルやプラットフォームによって、使うプログラミング言語やツールが異なります。ここでは、主なゲームプログラミングの種類を紹介します。

ブラウザゲーム

ブラウザゲームとは、インターネットに接続して、Webブラウザを通して遊ぶゲームです。インストールが不要なので、手軽に始められるのが特徴です。反応速度を求められるアクションや派手な演出はブラウザの性質上難しいですが、シミュレーションやパズルなどのゲームは作りやすいです。ブラウザゲームを作るには、JavaScriptというプログラミング言語がよく使われます。JavaScriptは、Webページに動きやインタラクションを加えることができる言語です。また、HTMLやCSSという言語も併用して、ゲームの見た目やレイアウトを整えます。ブラウザゲームの例としては、艦隊これくしょんやパズルアンドドラゴンズなどがあります。

スマホゲーム

スマホゲームとは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末で遊べるゲームです。近年のゲーム市場では、最も盛り上がりを見せています。スマホゲームを作るには、Android用とiOS用に分けて制作する必要があります。Android用には、KotlinやJavaというプログラミング言語が使われます。Kotlinは、Javaに比べて簡潔で安全なコードが書ける言語です。Javaは、広く使われている汎用的な言語です。iOS用には、SwiftやObjective-Cというプログラミング言語が使われます。Swiftは、Appleが開発したモダンで高速な言語です。Objective-Cは、Appleの製品で長く使われてきた言語です。スマホゲームの例としては、モンスターストライクやポケモンGOなどがあります。

コンシューマゲーム

コンシューマゲームとは、PlayStationやNintendo Switchなどの専用ハードで遊ぶゲームです。ゲーム機の性能を利用したハイクオリティなゲームを制作することができます。最近では、オンラインに接続して遊べるものも増えています。コンシューマゲームを作るには、C++やC#というプログラミング言語がよく使われます。C++は、C言語を拡張した言語で、高速で柔軟なコードが書けます。C#は、Microsoftが開発した言語で、簡潔で安全なコードが書けます。また、UnityやUnreal Engineというゲームエンジンも利用されます。ゲームエンジンとは、ゲームを作るための機能や素材がまとめられたツールです。ゲームエンジンを使うと、プログラミングの手間を省いて、効率的にゲームを作ることができます。コンシューマゲームの例としては、ファイナルファンタジーやゼルダの伝説などがあります。

PCゲーム

PCゲームとは、パソコンにインストールして遊ぶゲームです。家庭用ゲーム機を買わなくても、手軽に本格的なゲームを楽しめます。制作環境以外にライセンス契約などが必要ないため、個人で制作して販売する同人ゲームなどでもよく利用されています。PCゲームを作るには、C++やC#というプログラミング言語がよく使われます。また、UnityやUnreal Engineというゲームエンジンも利用されます。PCゲームの例としては、マインクラフトやドット絵の世界などがあります。

VRゲーム

VRゲームとは、ゴーグルやヘッドセットなどの装置を使って、360度全方向を取り囲む3D空間に没入するゲームです。圧倒的な臨場感や没入感を味わえます。オンラインでも遊ぶことができ、マルチプレイを楽しめます。VRゲームを作るには、C++やC#というプログラミング言語がよく使われます。また、UnityやUnreal Engineというゲームエンジンも利用されます。VRゲームの例としては、Beat SaberやHalf-Life: Alyxなどがあります。

ゲームプログラミングの学習方法

ゲームプログラミングを学ぶには、まずはプログラミングの基礎を身につけることが大切です。プログラミングの基礎とは、変数や条件分岐、繰り返し、関数などの概念や文法です。これらを理解して、プログラムの流れや構造を把握することができれば、ゲームプログラミングにも応用できます。プログラミングの基礎を学ぶには、以下の方法があります。

書籍や学習サイトを利用する

書籍や学習サイトは、プログラミングの基礎を学ぶための有効な資料です。書籍や学習サイトでは、プログラミングの概念や文法を順序立てて説明してくれます。また、実際にコードを書いて動かすことで、理解を深めることができます。書籍や学習サイトを利用するには、以下の点に注意しましょう。

  • 自分の目的やレベルに合ったものを選ぶ
  • わからないところは、調べたり、質問したりする
  • コードを写すだけでなく、自分で考えたり、変更したりする

書籍や学習サイトの例としては、以下のものがあります。

  • ゲームプログラミング入門: C言語を使って、ブロック崩しやシューティングなどのゲームを作る方法を学ぶ書籍です。
  • ドットインストール: 3分ほどの動画で、さまざまなプログラミング言語やツールの使い方を学ぶことができる学習サイトです。
  • Progate: Webブラウザでコードを書いて、実行結果を確認できる学習サイトです。JavaScriptやUnityなどのゲームプログラミングに関連するコースもあります。

ゲーム制作ツールを使ってみる

ゲーム制作ツールとは、プログラミングの知識がなくても、簡単にゲームを作ることができるツールです。ゲーム制作ツールでは、ゲームの画面やキャラクター、アイテムなどを選んだり、配置したりすることで、ゲームを作成できます。また、簡単なプログラミングの要素も含まれていることが多いので、プログラミングの基礎を学ぶこともできます。ゲーム制作ツールを使ってみるには、以下の点に注意しましょう。

  • 自分の作りたいゲームのジャンルやスタイルに合ったものを選ぶ
  • チュートリアルやサンプルを参考にして、使い方を覚える
  • オリジナルの要素や工夫を加えて、自分だけのゲームにする

ゲーム制作ツールの例としては、以下のものがあります。

  • RPGツクール: RPGを作ることができるゲーム制作ツールです。マップやキャラクター、イベントなどを設定することで、オリジナルのRPGを作ることができます。
  • Scratch: ブロックを組み合わせて、アニメーションやゲームを作ることができるゲーム制作ツールです。プログラミングの基本的な考え方を学ぶことができます。
  • ゲームビルダーガレージ: Nintendo Switchでゲームを作ることができるゲーム制作ツールです。ノードとワイヤーをつなげて、ゲームの仕組みを作ることができます。

まとめ

ゲームプログラミングは、ゲームを作るための技術です。ゲームプログラミングには、さまざまな種類があります。ゲームプログラミングを学ぶには、プログラミングの基礎を学んだり、ゲーム制作ツールを使ってみたりすることがおすすめです。ゲームプログラミングを学ぶことで、自分の好きなゲームを作るだけでなく、プログラミングの楽しさや魅力を感じることができます。ゲームプログラミングに挑戦して、ゲームの世界を広げてみましょう。

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