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マウスピース矯正とインプラントは併用できる? 方法やメリット・デメリットなどを徹底解説します

マウスピース矯正 インプラント
目次

マウスピース矯正とは?

マウスピース矯正とは、透明で薄いプラスチック製の装置(アライナー)を歯に装着し、歯を少しずつ動かしていく歯列矯正法です。

マウスピースは2週間ごとに新しいものに交換し、約1年から2年程度で治療を完了します。

マウスピース矯正の代表的なブランドとしては、インビザラインやクリアコレクト、キレイラインなどが挙げられます。

他にも、Zenyum(ゼニュム)やOh my teeth(オーマイティース)など、通院回数を減らしたり、費用を抑えたりすることができるブランドもあります。

金属のブラケットやワイヤーを使わないため、見た目が目立たず、取り外しができるのが特徴です。

インプラントとは?

インプラントとは、失った歯の代わりにチタン製の人工歯根(インプラント体)をあごの骨に埋め込み、その上に人工歯(クラウン)を取り付ける治療法です。

自分の歯と同じように噛めるだけでなく、見た目も自然で美しいのが特徴です。

マウスピース矯正とインプラントの併用は可能?

マウスピース矯正とインプラントの併用は可能ですが、注意点があります。

それは、インプラントは動かせないということです。

インプラントはあごの骨と結合して固定されるため、マウスピース矯正では移動させることができません。

そのため、マウスピース矯正とインプラントの併用をする場合は、以下のような方法があります。

  • インプラント治療前にマウスピース矯正を行う
  • マウスピース矯正中にインプラント治療を行う
  • マウスピース矯正後にインプラント治療を行う

それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。

インプラント治療前にマウスピース矯正を行う

この方法は、最終的な歯並びを予測して、インプラントに必要なスペースを確保し、治療設計を行う方法です。

通常、インプラントとマウスピース矯正を併用する場合は、この方法が一般的です。

この方法のメリットは、

  • 歯並びが整ってからインプラント治療を行うことで、見た目や噛み合わせがより良くなる
  • インプラント治療の成功率が高まる
  • インプラント治療の期間が短くなる

などが挙げられます。

デメリットは、

  • インプラント治療を受けるまでに時間がかかる
  • マウスピース矯正とインプラント治療の費用がかさむ

などが挙げられます。

マウスピース矯正中にインプラント治療を行う

この方法は、マウスピース矯正の途中でインプラント治療を行う方法です。

この場合は、インプラント治療のタイミングや位置によって、マウスピース矯正の計画を変更する必要があります。

また、インプラント治療後は、インプラント周囲の歯にもマウスピース矯正の影響が及ぶことに注意が必要です。

この方法のメリットは、

  • マウスピース矯正とインプラント治療を同時進行できる
  • インプラント治療後に歯並びを調整できる

などが挙げられます。

デメリットは、

  • マウスピース矯正とインプラント治療の計画や調整が複雑になる
  • インプラント周囲の歯にもマウスピース矯正の力がかかり、インプラントに負担がかかる可能性がある

などが挙げられます。

マウスピース矯正後にインプラント治療を行う

この方法は、マウスピース矯正を終了してからインプラント治療を行う方法です。

この場合は、マウスピース矯正後に歯並びが変わらないように保定装置を装着する必要があります。

また、インプラント治療前に再度印象採得を行う必要があります。

この方法のメリットは、

  • マウスピース矯正とインプラント治療の計画や調整が容易になる
  • インプラント周囲の歯にマウスピース矯正の力がかからず、インプラントに負担がかからない

などが挙げられます。

デメリットは、

  • マウスピース矯正とインプラント治療の期間が長くなる
  • 保定装置や再印象採得の費用がかかる

などが挙げられます。

まとめ

マウスピース矯正とインプラントの併用は可能ですが、注意点やメリット・デメリットもあります。

ご自身の歯並びや歯の欠損の程度、希望や予算などに応じて、最適な方法を選択することが大切です。

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