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プログラミングで夢を叶える! 障がい者の方が利用できる職業訓練のまとめ

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プログラミングは、今や多くの業界で必要とされるスキルの一つです。特に、在宅ワークやフリーランスとして働くことができる職種として、障がい者の方にも注目されています。

しかし、プログラミングを独学するのはなかなか難しいものです。そこで、この記事では、障がい者の方がプログラミングを学ぶために利用できる、職業訓練の制度や施設についてご紹介します。

目次

職業訓練とは

職業訓練とは、国や都道府県が実施する、就職や転職を目指す人のための教育プログラムです。職業訓練には、一般の方向けのものと、障がい者の方向けのものがあります。

一般の方向けの職業訓練は、ハローワークで紹介されるもので、主に失業中の方が対象です。障がい者の方向けの職業訓練は、ハロートレーニングと呼ばれるもので、障がいの状況に配慮したきめ細かい訓練が行われます。

職業訓練のメリットは、以下のようなものがあります。

  • 職業訓練は、基本的に無料で受講できます。また、受講中には訓練手当や交通費などの支給があります。
  • 職業訓練では、専門的なスキルや知識を身につけることができます。プログラミングだけでなく、ビジネスマナーやグループワークなど、就職・転職に必要なスキルも学べます。
  • 職業訓練では、訓練修了後の就職・転職のサポートも受けられます。訓練校やハローワークの職員が、履歴書の書き方や面接の対策などをアドバイスしてくれます。

プログラミングが学べる職業訓練の種類

プログラミングが学べる職業訓練には、主に以下の3種類があります。

  • 国立職業リハビリテーションセンター
  • 障害者職業能力開発校
  • 障害者委託訓練事業

それぞれの特徴や内容について、詳しく見ていきましょう。

国立職業リハビリテーションセンター

国立職業リハビリテーションセンターは、国が設置し、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構が運営する、障がい者の方のための職業訓練施設です。

国立職業リハビリテーションセンターには、埼玉県所沢市にある「国立職業リハビリテーションセンター」と、岡山県吉備中央町にある「国立吉備高原職業リハビリテーションセンター」の2つがあります。

国立職業リハビリテーションセンターでは、プログラミングに関する訓練コースが多数用意されています。例えば、以下のようなコースがあります。

  • システムエンジニアコース
  • プログラマーコース
  • インフラエンジニアコース
  • webエンジニアコース

これらのコースでは、JavaやPythonなどのプログラミング言語や、HTMLやCSSなどのweb技術を学ぶことができます。また、訓練期間は約1年で、宿泊施設や食堂などの生活支援もあります。

国立職業リハビリテーションセンターの訓練を受けるには、以下の条件を満たす必要があります。

  • 原則18歳以上、65歳未満の方
  • 障害者手帳を持っている方
  • 離職中または離職予定の方
  • 訓練開始日から3年以内に障害を発症した方

国立職業リハビリテーションセンターの訓練を受けたい場合は、お近くのハローワークに相談してください。訓練の詳細や申し込み方法などを教えてもらえます。

障害者職業能力開発校

障害者職業能力開発校は、国や都道府県が設置・運営する、障がい者の方のための職業訓練施設です。

障害者職業能力開発校には、全国に13校あります。そのうち、国が設置・運営するのは、北海道、宮城、東京、神奈川、石川、愛知、大阪、兵庫、広島、福岡、鹿児島の11校です。また、青森、千葉、岐阜、静岡、京都、兵庫の6校は、府県が設置・運営しています。

障害者職業能力開発校では、プログラミングに関する訓練コースがいくつか用意されています。例えば、以下のようなコースがあります。

  • システム開発コース
  • webシステム開発コース
  • プログラミングコース
  • ネットワークシステムコース

これらのコースでは、JavaやC#などのプログラミング言語や、HTMLやCSSなどのweb技術を学ぶことができます。また、訓練期間は約1年で、通学型と宿泊型の両方があります。

障害者職業能力開発校の訓練を受けるには、以下の条件を満たす必要があります。

  • 原則18歳以上、65歳未満
  • 障害者手帳を持っている方
  • 離職中または離職予定の方
  • 訓練開始日から3年以内に障害を発症した方

障害者職業能力開発校の訓練を受けたい場合は、お近くのハローワークに相談してください。訓練の詳細や申し込み方法などを教えてもらえます。

障害者委託訓練事業

障害者委託訓練事業は、国や都道府県が企業や社会福祉法人、民間機関などに委託して実施する、障がい者の方のための職業訓練です。

障害者委託訓練事業では、プログラミングに関する訓練コースがいくつか用意されています。例えば、以下のようなコースがあります。

  • システム開発技術者コース
  • webデザイナーコース
  • データベース管理者コース
  • モバイルアプリ開発コース

これらのコースでは、JavaやPHPなどのプログラミング言語や、SQLやOracleなどのデータベース技術を学ぶことができます。また、訓練期間は約半年から1年で、通学型と宿泊型の両方があります。

障害者委託訓練事業の訓練を受けるには、以下の条件を満たす必要があります。

  • 原則18歳以上、65歳未満の方
  • 障害者手帳を持っている方
  • 離職中または離職予定の方
  • 訓練開始日から3年以内に障害を発症した方

障害者委託訓練事業の訓練を受けたい場合は、お近くのハローワークに相談してください。訓練の詳細や申し込み方法などを教えてもらえます。

プログラミングを学ぶメリット

プログラミングを学ぶことには、以下のようなメリットがあります。

  • プログラミングは、コンピュータやインターネットを使って、様々な問題を解決するためのツールです。プログラミングを学ぶことで、論理的思考や創造力、問題解決能力などが身につきます。
  • プログラミングは、多くの業界や職種で必要とされるスキルです。プログラミングを学ぶことで、就職や転職の幅が広がります。また、在宅ワークやフリーランスとして働くことも可能です。
  • プログラミングは、自分のアイデアや趣味を形にすることができる楽しい活動です。プログラミングを学ぶことで、自分だけのアプリやゲーム、webサイトなどを作ることができます。

まとめ

この記事では、プログラミングに関心がある障がい者の方のために、職業訓練の制度や施設についてご紹介しました。プログラミングは、障がい者の方にとっても有用で楽しいスキルです。ぜひ、この機会にプログラミングを学んでみてください。

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