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マウスピース矯正は大人でもできる! その理由やメリット・デメリット、費用、期間などを徹底解説します

マウスピース矯正 大人

歯並びが気になっても、ワイヤー矯正は目立つし痛そうだし、費用も高いし……と思っていませんか?

そんな方におすすめなのが、マウスピース矯正です。

マウスピース矯正とは、透明なプラスチック製のマウスピースを装着して、歯を少しずつ動かしていく歯科矯正の方法です。

マウスピース矯正の代表的なブランドとしては、インビザラインやクリアコレクト、キレイラインなどが挙げられます。

他にも、Zenyum(ゼニュム)やOh my teeth(オーマイティース)など、通院回数を減らしたり、費用を抑えたりすることができるブランドもあります。

マウスピース矯正は、大人でもできる理由とメリットがたくさんあります。

この記事では、マウスピース矯正の仕組みや特徴、効果や注意点などを詳しく解説します。

目次

マウスピース矯正の仕組みと特徴

マウスピース矯正は、歯科医院で歯型を取り、そのデータをもとにコンピューターで治療計画を立てます。

その後、専用の工場でオーダーメイドのマウスピースが作成され、患者さんに届けられます。

マウスピースは、最初から最後まで一気に作られるのではなく、2週間ごとに新しいものに交換する必要があります。

それぞれのマウスピースは、微妙に形が違っており、歯に少しずつ力をかけて動かしていきます。

通常は1日20時間以上¹装着する必要がありますが、食事や歯磨きのときには取り外すことができます。

マウスピース矯正の特徴は以下の通りです。

  • 目立たない:透明なマウスピースなので、装着していても目立ちません。仕事やプライベートで人前に出ることが多い方でも安心です。
  • 痛みが少ない:ワイヤー矯正に比べて、歯にかかる力が弱いので、痛みや違和感を感じにくいです。また、金属アレルギーの心配もありません。
  • 通院頻度が少ない:ワイヤー矯正はワイヤーの調整をするために月に1回程度の通院が必要ですが、マウスピース矯正は2か月に1回程度の通院頻度となっています。場合によっては、オンラインで検診を行い、通院は最初の1回のみということもあります。
  • 費用が安い:ワイヤー矯正に比べて、費用が安く済む場合が多いです。マウスピース矯正の費用相場は、30〜150万円程度と言われています。
  • ホワイトニング効果:マウスピースにホワイトニング剤を入れて装着することで、歯列矯正と同時に歯を白くすることができます。

マウスピース矯正が大人でもできる理由

マウスピース矯正は、大人でもできる理由がいくつかあります。

まず、歯の動きには年齢に関係なく、歯と歯を支える骨(歯槽骨)の間にある線維(歯根膜)の伸縮性が重要です。

この伸縮性は、年齢とともに低下するということはありません。

したがって、歯を動かすこと自体は大人でも可能です。

ただし、大人の場合は、歯周病や虫歯などの口腔内の状態が矯正治療に影響することがあります。

歯周病や虫歯が進行している場合は、先に治療を行ってから矯正治療を始める必要があります。

また、重度の歯周病や虫歯の場合は、矯正治療ができないこともあります。

そのため、大人の場合は、定期的に歯科医院で検診を受けて、口腔内の健康を保つことが大切です。

次に、マウスピース矯正は、抜歯をせずに済む場合が多いという点も大人にとってメリットです。

ワイヤー矯正では、奥歯に装置を固定するため、奥歯自体を後ろに移動できません。

そのため、スペースがない場合は抜歯を行う必要があります。

しかし、マウスピース矯正では、「奥歯を後ろに移動できる」ので、その分スペースを確保でき、大人でも抜歯をしない矯正が可能です。

(場合によっては抜歯も必要になることもあります。また、抜歯を行わない治療が可能な場合は抜歯を行う治療よりも矯正期間が長くなることもあります。)

マウスピース矯正の効果とメリット

マウスピース矯正を行うことで得られる効果やメリットは以下の通りです。

  • 歯並びの改善:マウスピース矯正で歯並びを整えることで、見た目や印象が良くなります。笑顔に自信が持てるようになります。
  • 口腔内の健康の向上:マウスピース矯正で噛み合わせや清掃性を改善することで、虫歯や歯周病のリスクを減らせます。また、口呼吸や発音も改善されることがあります。
  • 生活の快適さ:マウスピース矯正では、食事や歯磨きの際にマウスピースを外すことができます。また、目立たないので人前でも気兼ねなく過ごせます。
  • 費用の節約:マウスピース矯正では、ワイヤー矯正よりも費用が安く済む場合が多いです。また、通院頻度も少ないので交通費や時間も節約できます。
  • ホワイトニング効果:マウスピースにホワイトニング剤を入れて装着することで、歯列矯正と同時に歯を白くすることができます。歯の色が気になる方には一石二鳥の効果です。

マウスピース矯正の注意点とデメリット

マウスピース矯正は、大人でもできる理由とメリットがたくさんありますが、注意点やデメリットもあります。

  • 装着時間を守る:マウスピース矯正は取り外し可能ですが、効果を得るためには1日20時間以上装着する必要があります。自己管理が必要です。装着時間が不足すると、治療期間が延びたり、治療効果が低下したりする可能性があります。
  • 症例によっては不向き:マウスピース矯正は軽度から中度の歯並びの乱れに対応できますが、重度の場合や奥歯を動かす必要がある場合は不向きです。また、抜歯が必要な場合もあります。歯科医院で診断を受けて、自分の症例に合った治療法を選ぶ必要があります。
  • ブランドやクリニックによって差がある:マウスピース矯正は様々なブランドやクリニックで提供されていますが、それぞれ費用や品質、サービスなどに差があります。自分に合ったものを選ぶためにも、比較検討することをおすすめします。
  • 口臭や口内環境の悪化:マウスピースを装着していると、唾液の分泌量が減ったり、食べ物のカスや細菌が溜まったりすることで、口臭や口内環境が悪化することがあります。マウスピースの清掃や消毒、歯磨きやうがいなどの口腔ケアをしっかり行うことが大切です。

マウスピース矯正の費用と治療期間

マウスピース矯正の費用は、治療の範囲や難易度、期間などによって異なりますが、一般的には30〜150万円程度と言われています。

費用の内訳は、以下のようになります。

  • 診察・カウンセリング費用:無料〜1万円
  • 精密検査費用:2万〜4万円
  • 矯正装置の費用:全体矯正だと約100万円、部分矯正だと約75万円
  • 定期的な通院の費用:歯科医院により異なる
  • 保定装置・通院の費用:約4〜7万円

マウスピース矯正の期間は、歯並びの乱れや治療範囲によって異なりますが、一般的には1年〜2年程度が目安です。

部分矯正の場合は、奥歯を除く計20本が治療対象となり、平均期間は2か月〜1年半です。

マウスピース矯正の費用や期間は、個人差や歯科医院によって変わることがあります。

まとめ

この記事では、マウスピース矯正の仕組みや特徴、効果や注意点などを詳しくご紹介しました。

マウスピース矯正は、大人でもできる理由とメリットがたくさんあります。

しかし、注意点やデメリットもあります。

マウスピース矯正を検討している方は、これらの点を踏まえて、事前にしっかりと調べておきましょう。

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