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プロパンガスから都市ガスに乗り換えよう! ガス代が安くなるだけじゃないメリットと注意点

プロパンガス 都市ガス 切り替え

今回は、プロパンガスから都市ガスに切り替えるメリットと方法について解説します。

目次

プロパンガスと都市ガスの違いとは?

まず、プロパンガスと都市ガスの違いについて簡単にご説明します。

プロパンガスと都市ガスの違いは、主に以下の3点です。

  • 供給方法
  • ガス料金
  • ガス機器

供給方法

プロパンガスは、ガスボンベに詰められた液化石油ガス(LPG)を各家庭に配達することで供給されます。
一方、都市ガスは、地下に設置されたガス導管を通じて、各家庭に供給されます。

ガス料金

プロパンガスのガス料金は、ガス会社や地域によって大きく異なりますが、一般的には都市ガスよりも高くなります。
都市ガスのガス料金は、ガス会社によって異なりますが、2017年から自由化されており、料金プランを比較して選ぶことができます。

ガス機器

プロパンガスと都市ガスは、発熱量や圧力が異なるため、ガス機器もそれぞれに対応したものを使用する必要があります。
プロパンガス用のガス機器を都市ガスで使用すると、故障や一酸化炭素中毒などの危険があります。
そのため、ガスを切り替える場合には、ガス機器も部品交換や買い替えをする必要があります。

プロパンガスから都市ガスに切り替えるメリットとは?

プロパンガスから都市ガスに切り替えるメリットは、主に以下の2点です。

  • ガス代が安くなる
  • ガスボンベの配達や交換の手間がなくなる

ガス代が安くなる

プロパンガスから都市ガスに切り替えると、ガス代が安くなる可能性が高いです。
プロパンガスのガス代は、ガス会社や地域によって大きく異なりますが、一般的には都市ガスよりも高くなります。
都市ガスのガス代は、ガス会社によって異なりますが、2017年から自由化されており、料金プランを比較して選ぶことができます。

例えば、関東地方でプロパンガスを使用している家庭の場合、ガス代は平均で1立方メートルあたり約300円ほどかかります。
一方、都市ガスの場合、ガス会社によって異なりますが、1立方メートルあたり約100円~200円ほどです。
つまり、プロパンガスから都市ガスに切り替えると、ガス代が半額以下になる可能性があります。

もちろん、ガス代は使用量や料金プランによって異なりますので、実際に切り替える前には、見積もりを取って比較することが大切です。

ガスボンベの配達や交換の手間がなくなる

プロパンガスは、ガスボンベに詰められた液化石油ガス(LPG)を各家庭に配達することで供給されます。
そのため、ガスボンベが空になると、ガス会社に連絡して新しいガスボンベと交換してもらう必要があります。
また、ガスボンベは重量があるため、運び込むのにも手間がかかります。

一方、都市ガスは、地下に設置されたガス導管を通じて、各家庭に供給されます。
そのため、ガスボンベの配達や交換の手間がなくなります。
また、ガスの供給が安定しているため、災害などでガスが止まる心配もありません。

プロパンガスから都市ガスに切り替える方法とは?

プロパンガスから都市ガスに切り替える方法は、以下のような手順で行われます。

  • 都市ガス会社を選ぶ
  • 自宅を訪問してもらい、見積りを取ってもらう
  • 契約を行う
  • ガス導管引き込み工事の調整
  • プロパンガス会社へ連絡
  • ガス導管の引き込み工事・供給開始

都市ガス会社を選ぶ

プロパンガスから都市ガスに切り替える場合、まずは利用する都市ガス会社を選ぶ必要があります。
都市ガスは2017年から自由化されており、料金プランやサービス内容が異なるガス会社が多数あります。
そのため、自分の家庭に合ったガス会社を見つけるためには、複数のガス会社から見積もりを取って比較することがおすすめです。

自宅を訪問してもらい、見積りを取ってもらう

都市ガス会社に連絡をして、自宅に来てもらいましょう。
ガス導管の引き込み工事費用やガス機器の費用などを含め、都市ガス供給にかかる費用の具体的な見積もりを出してもらいます。
このときに、わからないことや不明点があれば積極的に質問して、契約内容をよく理解するのが重要です。

契約を行う

見積もりや契約内容に納得したら、契約を結びましょう。
契約するときには、契約書や注意事項などをしっかり確認してからサインしましょう。

ガス導管引き込み工事の調整

契約するガス会社が決まったら、ガス導管の引き込み工事を行う日程の調整や、道路管理者に対する工事の許可申請などを行いましょう。
手続き内容によっては、こうした調整に数か月単位の時間を必要とするケースもあります。

ガス導管の引き込み工事・供給開始

工事に関する調整が完了すると、ガス導管の引き込み工事が行われます。
工事の方法は、道路や敷地の状況によって異なりますが、一般的には以下のような工法が用いられます¹²。

  • 開削工法:道路や敷地を掘削して、ガス管を埋設する工法です。工事期間は約1週間ほどかかりますが、安定した施工が可能です。
  • 非開削工法:道路や敷地を掘削せずに、既設のガス管や水道管などを利用して、新しいガス管を引き込む工法です。工事期間は約1日ほどで済みますが、既設の管の状態や位置によっては適用できない場合があります。

工事が完了した後、開栓・点火試験を行います。
その後、お客さまにガス設備のご使用方法などをご説明のうえ、ガスの供給を開始します。

プロパンガス会社へ連絡

ガスの切り替えが完了したら、プロパンガス会社へ連絡して、ガスボンベの回収や解約手続きを行いましょう。
ガスボンベの残量によっては、返金や追加料金が発生する場合がありますので、事前に確認しておくとよいでしょう。

プロパンガスから都市ガスに切り替える注意点とは?

プロパンガスから都市ガスに切り替える際には、以下のような注意点があります。

  • ガス機器の部品交換や買い替えが必要
  • ガス会社の解約金や違約金が発生する場合がある
  • ガスの切り替えには時間と費用がかかる

ガス機器の部品交換や買い替えが必要

プロパンガスと都市ガスは、発熱量や圧力が異なるため、ガス機器もそれぞれに対応したものを使用する必要があります。
プロパンガス用のガス機器を都市ガスで使用すると、故障や一酸化炭素中毒などの危険があります。
そのため、ガスを切り替える場合には、ガス機器も部品交換や買い替えをする必要があります。

部品交換や買い替えの費用は、ガス機器の種類やメーカーによって異なりますが、一般的には数万円から数十万円程度かかります。
ガス会社によっては、部品交換や買い替えの費用を一部負担してくれる場合もありますので、見積もりを取って比較することが大切です。

ガス会社の解約金や違約金が発生する場合がある

プロパンガス会社との契約には、解約金や違約金が発生する場合があります。
解約金や違約金の額は、契約内容や契約期間によって異なりますが、一般的には数万円から数十万円程度かかります。
契約内容や契約期間は、契約書や請求書に記載されていますので、確認しておきましょう。

解約金や違約金を払わずにガスを切り替えることはできません。
プロパンガス会社によっては、解約金や違約金を免除してくれる場合もありますので、交渉することができます。

ガスの切り替えには時間と費用がかかる

プロパンガスから都市ガスに切り替えるには、ガス導管の引き込み工事やガス機器の部品交換や買い替えなど、さまざまな手続きや工事が必要です。
そのため、ガスの切り替えには時間と費用がかかります。

ガスの切り替えにかかる時間は、ガス会社や地域によって異なりますが、一般的には数ヶ月から半年程度かかります。
ガスの切り替えにかかる費用は、ガス導管の引き込み工事費やガス機器の部品交換や買い替え費用、プロパンガス会社の解約金や違約金などを含めると、数十万円から数百万円程度かかります。

ガスの切り替えには時間と費用がかかりますが、都市ガスに切り替えることで、ガス代が安くなったり、ガスボンベの配達や交換の手間がなくなったりするメリットがあります。
ガスの切り替えを検討される方は、メリットとデメリットをよく比較して、最適な選択をすることが大切です。

まとめ

プロパンガスから都市ガスに切り替えるには、以下のような手順と注意点があります。

  • 都市ガス会社を選ぶ
  • 自宅を訪問してもらい、見積りを取ってもらう
  • 契約を行う
  • ガス導管引き込み工事の調整
  • ガス導管の引き込み工事・供給開始
  • プロパンガス会社へ連絡
  • ガス機器の部品交換や買い替えが必要
  • ガス会社の解約金や違約金が発生する場合がある
  • ガスの切り替えには時間と費用がかかる

プロパンガスから都市ガスに切り替えるメリットは、ガス代が安くなったり、ガスボンベの配達や交換の手間がなくなったりすることです。
しかし、ガスの切り替えには時間と費用がかかることや、ガス機器の部品交換や買い替えが必要なことなど、注意点もあります。
ガスの切り替えを検討される方は、メリットとデメリットをよく比較して、最適な選択をすることが大切です。

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