MENU

殺鼠剤でネズミを撃退! 種類別の特徴と注意点を徹底解説!

ネズミ 殺鼠剤

ネズミは家の中に侵入すると、食べ物を荒らしたり、壁や配線をかじったり、糞尿を撒き散らしたりして、衛生的にも経済的にも大きな被害をもたらします。ネズミを駆除する方法はいくつかありますが、その中でも一般的に使われるのが殺鼠剤です。殺鼠剤とは、ネズミに毒を食べさせて死に至らせる薬剤のことで、種類や効果によって使い分ける必要があります。この記事では、殺鼠剤の種類と特徴、効果的な使い方や注意点について詳しく解説していきます。

目次

殺鼠剤の種類と特徴

殺鼠剤には大きく分けて2種類あります。それは、急性毒剤蓄積毒剤です。それぞれの特徴は以下の通りです。

  • 急性毒剤:ネズミが一度に大量に摂取すると、数時間以内に死に至る強力な毒のことです。主な成分にはリン化亜鉛やシリロシドなどがあります。急性毒剤のメリットは、早く効果が出ることと、ネズミが死んだ場所を特定しやすいことです。デメリットは、毒性が強い分、ネズミが警戒して食べないことや、人間やペットにも危険なことです。急性毒剤は、ネズミが大量発生している場合や、ドブネズミなどの大型のネズミに対して有効です。
  • 蓄積毒剤:ネズミが少量ずつ連続して摂取すると、約1週間で出血を起こして死に至る弱い毒のことです。主な成分にはワルファリンやクマテトラリルなどがあります。蓄積毒剤のメリットは、警戒されにくく、効果が出やすいことと、人間やペットに対する毒性が低いことです。デメリットは、時間がかかることと、ネズミが死んだ場所を特定しにくいことです。蓄積毒剤は、ネズミが少ない場合や、コウモリネズミなどの小型のネズミに対して有効です。

殺鼠剤は、これらの毒の種類に加えて、設置方法によっても分類されます。設置方法には、投げ込み式トレイ式の2種類があります。それぞれの特徴は以下の通りです。

  • 投げ込み式:毒エサが小袋に入っており、そのまま設置したい場所に投げ込むか、置く方法です。投げ込み式のメリットは、手軽に設置できることと、手が届きにくい場所にも使えることです。デメリットは、設置場所の調整ができないことと、毒エサに工夫がしにくいことです。投げ込み式は、天井裏や物置などに使うのがオススメです。
  • トレイ式:毒エサをトレイに乗せて設置する方法です。トレイ式のメリットは、設置場所の調整ができることと、毒エサに工夫がしやすいことです。デメリットは、毒エサがむき出しになることと、設置作業が手間になることです。トレイ式は、床下や壁沿いなどに使うのがオススメです。

殺鼠剤の効果的な使い方

殺鼠剤を効果的に使うためには、以下のポイントに注意しましょう。

  • ネズミの種類や数に合わせて殺鼠剤の種類を選ぶ:ネズミの種類や数によって、適した殺鼠剤の種類が異なります。ドブネズミやネズミが多い場合は急性毒剤、コウモリネズミやネズミが少ない場合は蓄積毒剤を選びましょう。また、ネズミがいる場所によっても、投げ込み式やトレイ式を使い分けましょう。
  • ネズミの通り道や巣に近い場所に設置する:ネズミは基本的に壁沿いを移動します。そのため、壁沿いや角に殺鼠剤を設置すると効果的です。また、ネズミの巣や出入り口に近い場所にも設置しましょう。ネズミの巣は、糞や毛、紙切れなどが集まっている場所にあります。出入り口は、壁や床に穴が開いている場所や、排水管の周りにあります。
  • 毒エサに工夫をする:ネズミは好奇心旺盛で、新しいものに興味を示しますが、同時に警戒心も強いです。そのため、毒エサに工夫をして、ネズミに食べさせる確率を高めましょう。工夫の方法としては、毒エサにネズミの好物を混ぜたり、ニオイをつけたりすることです。ネズミの好物は、チーズやナッツ、チョコレートなどです。ニオイは、バニラやピーナッツバターなどがオススメです。ただし、急性毒剤には水分を含むものは使わないようにしましょう。毒性が低下する可能性があります。
  • 毒エサの量や回数を調整する:毒エサの量や回数は、殺鼠剤の種類によって調整しましょう。急性毒剤は、一度に大量に食べさせる必要があります。そのため、毒エサの量は多めにし、回数は少なめにしましょう。蓄積毒剤は、少量ずつ連続して食べさせる必要があります。そのため、毒エサの量は少なめにし、回数は多めにしましょう。蓄積毒剤は、ネズミが死ぬまでに約1週間かかるので、毒エサを定期的に補充することが重要です。毒エサがなくなっているかどうかは、袋やトレイに残っている糞や毛で判断できます。

殺鼠剤の注意点

殺鼠剤を使う際には、以下の注意点に気をつけましょう。

  • 人間やペットに触れないようにする:殺鼠剤は、人間やペットにも有害です。特に、急性毒剤は、一度に摂取すると命に関わることがあります。そのため、殺鼠剤を設置する場所は、人間やペットが触れないようにしましょう。また、殺鼠剤を扱う際には、手袋やマスクを着用し、手洗いやうがいを忘れないようにしましょう。万が一、人間やペットが殺鼠剤を食べたり、皮膚や目に触れたりした場合は、すぐに医療機関や獣医に相談しましょう。
  • ネズミの死骸を処理する:殺鼠剤でネズミを駆除した後は、ネズミの死骸を処理する必要があります。ネズミの死骸は、病原菌や寄生虫を媒介する可能性があります。そのため、死骸を見つけたら、手袋を着用してビニール袋に入れ、ゴミとして捨てましょう。また、死骸があった場所は、消毒液や熱湯で清掃しましょう。
  • 殺鼠剤の使用期限や保存方法を守る:殺鼠剤には、使用期限や保存方法が記載されています。使用期限が切れた殺鼠剤は、効果が低下したり、変質したりする可能性があります。そのため、使用期限が切れた殺鼠剤は、使用しないで捨てましょう。また、殺鼠剤は、直射日光や高温多湿の場所に置かないようにしましょう。保存方法に従って、冷暗所や密閉容器に入れて保管しましょう。

まとめ

殺鼠剤は、ネズミ駆除に効果的な方法の一つですが、種類や使い方によって効果が変わります。ネズミの種類や数、場所に合わせて、適した殺鼠剤を選び、効果的に使いましょう。また、殺鼠剤を使う際には、人間やペットの安全やネズミの死骸の処理にも注意しましょう。殺鼠剤でネズミを駆除することで、家の中を清潔に保ちましょう。

目次