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ネズミの糞尿は放置すると大変なことに! 消毒と駆除の方法を徹底解説!

ネズミ 消毒

家の中にネズミが侵入してしまったら、糞尿の処理は必須です。ネズミの糞尿にはさまざまな病原菌が含まれており、感染症やアレルギーなどの健康被害を引き起こす可能性があります。また、糞尿が建材や家具に付着すると、シミや悪臭、腐食などの物的被害も発生します。

そこで今回は、ネズミの糞尿を見つけたときの消毒の方法と注意点についてご紹介します。ネズミの糞尿を放置しないで、早めに対処しましょう。

目次

ネズミの糞尿を消毒する前にやるべきこと

ネズミの糞尿を消毒する前に、まずは以下のことを行いましょう。

  • マスクとゴム手袋を着用する
  • 糞尿の場所を写真に撮っておく
  • 糞尿をティッシュやトングなどで回収してゴミ袋に入れる
  • 糞尿の周辺を水拭きする

マスクとゴム手袋は、糞尿に含まれる菌やアレルゲンから自分を守るために必要です。素手や素顔で触れると、皮膚や粘膜に感染したり、アレルギー反応を起こしたりする恐れがあります。

糞尿の場所を写真に撮っておくのは、ネズミの種類や侵入経路、被害状況を把握するために役立ちます。ネズミの糞尿はラットサインと呼ばれ、ネズミの生態や行動パターンを知る重要な手がかりになります。後でネズミの駆除を業者に依頼する場合にも、写真を見せると効率的な対策を提案してもらえます。

糞尿を回収するときは、掃除機やほうきなどを使わないようにしましょう。掃除機やほうきを使うと、糞尿のカスや菌が空気中に舞い上がり、吸い込んでしまう危険があります。また、掃除機やほうき自体も汚染されてしまいます。糞尿はティッシュやトングなどで丁寧に拾い上げて、ゴミ袋に入れて口をしっかりと縛りましょう。

糞尿を回収したあとは、糞尿の周辺を水拭きして汚れを落としましょう。水拭きだけでは菌は死滅しませんが、糞尿の残りカスや臭いを軽減することができます。水拭きには、使い捨ての雑巾やペーパータオルなどを使いましょう。使用した雑巾やペーパータオルもゴミ袋に入れて処分しましょう。

ネズミの糞尿を消毒する方法

ネズミの糞尿を消毒するときは、以下の方法を参考にしてみてください。

  • アルコールやエタノールを使う
  • 漂白剤を使う
  • 壁紙用の漂白剤を使う

アルコールやエタノールは、糞尿に含まれる菌を殺す効果があります。アルコールやエタノールを布やスプレー容器に染み込ませて、糞尿のあった場所や周辺を拭きましょう。アルコールやエタノールがない場合は、アルコール入りの除菌シートや除菌スプレーなども代用できます。

漂白剤は、糞尿に含まれる菌や色素を分解する効果があります。漂白剤は塩素系のものを使いましょう。漂白剤は水で薄めて使います。濃度は漂白剤の種類や使用場所によって異なりますが、一般的には漂白剤と水を1:5~1:10の割合で混ぜます。漂白剤をスプレー容器に入れて、糞尿のあった場所や周辺に吹きかけましょう。漂白剤は色や柄のある壁紙や衣服に使うと色落ちや柄が消える可能性があるので注意しましょう。

壁紙用の漂白剤は、壁紙の汚れを落としつつ、除菌ができるものです。壁紙用の漂白剤には、スプレータイプやシートタイプがあります。スプレータイプは、壁紙に吹きかけてから拭き取ります。シートタイプは、壁紙に貼り付けてから剥がすだけで、拭き取りの必要がありません。壁紙用の漂白剤は、壁紙の種類や色によって使えないものもあるので、使用前に必ず説明書を確認しましょう。

ネズミの糞尿を消毒したあとは、以下のことを行いましょう。

  • 消毒に使った布やスプレー容器などを処分する
  • マスクとゴム手袋を外して処分する
  • 手をよく洗って消毒する

消毒に使った布やスプレー容器などは、糞尿に含まれる菌が付着している可能性があるので、再利用しないで処分しましょう。ゴミ袋に入れて口をしっかりと縛り、自治体のルールに従ってゴミ回収に出しましょう。

マスクとゴム手袋も、糞尿に含まれる菌が付着している可能性があるので、外すときは注意しましょう。マスクは耳から外し、ゴム手袋は手首からめくります。外したマスクとゴム手袋もゴミ袋に入れて処分しましょう。

手をよく洗って消毒したあとは、ネズミの侵入を防ぐために、以下のことを行いましょう。

  • ネズミの侵入経路を特定して塞ぐ
  • ネズミが嫌う香りを使う
  • ネズミの駆除を業者に依頼する

ネズミの侵入経路を特定して塞ぐのは、ネズミが再び家に入ってこないようにするために重要です。ネズミは小さな隙間や穴からも入ってくることができます。糞尿の場所や写真から、ネズミがどこから侵入したかを推測しましょう。侵入経路となりそうな隙間や穴は、モルタルやワイヤーメッシュなどでしっかりと塞ぎましょう。

ネズミが嫌う香りを使うのは、ネズミを寄せ付けないために効果的な方法です。ネズミは嗅覚が発達しており、強い臭いに敏感です。ネズミが嫌う香りには、ハッカ油やタバスコ、コーヒーなどがあります。これらの香りを含むものを、ネズミの出入り口や巣穴の近くに置いておきましょう。ただし、香りは時間とともに薄れるので、定期的に取り替える必要があります。

ネズミの駆除を業者に依頼するのは、ネズミの被害が深刻な場合や、自分で対処できない場合におすすめです。ネズミの駆除業者は、ネズミの種類や生態、被害状況を把握して、最適な駆除方法を提案してくれます。また、ネズミの糞尿の処理や消毒、侵入防止対策なども行ってくれます。ネズミの駆除業者は、インターネットや電話帳などで探すことができます。料金やサービス内容は、業者によって異なるので、複数の業者に見積もりを依頼して比較しましょう。

まとめ

ネズミの糞尿は放置すると大変なことになります。消毒の方法と注意点を参考にして、ネズミの糞尿を早めに処理しましょう。そして、ネズミの侵入を防ぐために、必要な対策を行いましょう。ネズミの被害に悩まされないためには、日頃から家の中を清潔に保つことも大切です。ネズミは食べ物や水のある場所に集まります。食べ物や水を放置しないで、ゴミはこまめに捨てましょう。ネズミの被害から家と健康を守りましょう。

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