イタチはかわいらしい動物に見えますが、実は害獣の一種です。イタチは山や田舎だけでなく、都市部でも見られるようになっています。イタチが家に侵入すると、さまざまな被害をもたらします。イタチの被害と対策について、詳しく解説します。
目次
イタチの被害とは
イタチが家に侵入すると、以下のような被害が発生する可能性があります。
- 悪臭被害：イタチは強烈な匂いを発する糞尿を家の中にバラまきます。特に屋根裏や物置などに巣を作ると、悪臭が充満して家にいられなくなります。また、糞尿には寄生虫や病原菌が含まれることもあり、衛生上の問題も起こります。
- 騒音被害：イタチは夜行性で、夜間に活発に動き回ります。屋根裏や壁の中で走ったり、鳴いたり、喧嘩したりすると、大きな騒音になります。睡眠不足やストレスの原因になります。
- 噛みつき被害：イタチは獰猛で、人やペットに噛みつくことがあります。噛みつかれると、出血や感染症の危険性があります。イタチは狂犬病やエキノコックスなどの重篤な病気を媒介することもあります。
- 破壊被害：イタチは鋭い歯と爪で、家の構造物や設備を傷つけます。天井裏や断熱材をはがしたり、配線や配管をかじったりすると、火災や水漏れの原因になります。
- 食害被害：イタチは雑食で、家の中や周辺の食べ物を荒らします。ゴミ袋やペットフード、家庭菜園や果樹などを狙います。イタチは残飯や食べかすを散らかすこともあります。
- 二次被害：イタチはノミやダニなどの害虫を持ち込むことがあります。これらの害虫はアレルギーや皮膚炎などの症状を引き起こすことがあります。
イタチの対策とは
イタチの被害を防ぐためには、以下のような対策が有効です。
- 侵入防止：イタチは小さな隙間からも侵入できるので、家の周囲の穴やひび割れをしっかりとふさぎます。屋根や窓、換気口などにも注意しましょう。また、イタチは木や電柱などを登って屋根に上がることができるので、枝やツタなどを切り落とすことも必要です。
- 餌やり禁止：イタチは食べ物に惹かれて家に近づきます。ゴミ袋やペットフードなどはイタチの餌になりますので、屋外に置かないようにしましょう。また、鳥やリスなどに餌をやるのもやめましょう。イタチはこれらの動物も捕食対象とみなします。
- 忌避剤の使用：イタチは嗅覚が敏感なので、イタチが嫌がる匂いを発する忌避剤を利用すると効果的です。市販のイタチ用の忌避剤や、酢や漂白剤などの家庭用品を散布したり、イタチの侵入経路に置いたりしましょう。
- 強い光の利用：イタチは強い光を嫌います。イタチが住み着いている場所に照明を設置したり、イルミネーションやアルミホイルなどを吊るしたりすると、イタチを追い払うことができます。
- 音の利用：イタチは音に敏感です。イタチが住み着いている場所にラジオやテレビなどの音を流したり、鈴や風鈴などを吊るしたりすると、イタチを嫌がらせることができます。
- 専門業者の依頼：イタチは鳥獣保護法によって保護されている動物です。許可なく捕獲したり殺処分したりすると、法律違反になります。自分で対処するのが難しい場合は、専門の害獣駆除業者に依頼しましょう。
まとめ
イタチは見た目はかわいいですが、実は危険な害獣です。イタチが家に侵入すると、悪臭や騒音、噛みつきや破壊、食害や二次被害など、さまざまなトラブルを引き起こします。イタチの被害を防ぐためには、侵入防止や餌やり禁止、忌避剤や強い光、音などの対策を行いましょう。自分で対処するのが難しい場合は、専門の害獣駆除業者に依頼しましょう。
