MENU

シロアリ駆除の必要性と方法を徹底解説! 費用や注意点も!

シロアリ 駆除

シロアリは木造住宅にとって大きな敵です。シロアリは木材や断熱材を食べてしまい、住宅の強度や耐久性を低下させます。シロアリの被害は見た目には分かりにくいことが多く、気づいたときには手遅れになっていることもあります。シロアリの被害を防ぐためには、定期的な点検と駆除が必要です。この記事では、シロアリ駆除の必要性と方法について解説します。

目次

シロアリ駆除の必要性

シロアリは日本に生息する昆虫の一種で、ゴキブリの仲間に分類されます。シロアリは自然界では倒木などを分解して土に還す役割を果たす益虫ですが、人間の住む建物に侵入すると害虫となります。シロアリは木材や断熱材を食べてしまうことで、住宅の構造や機能に影響を与えます。シロアリによる代表的な被害は以下の通りです。

  • 床がきしむ、沈む、踏み抜く
  • 柱や壁に亀裂が入る、傾く、崩れる
  • 壁紙や天井に雨漏りや黒ずみが発生する
  • 電気配線や水道管が切断される
  • 窓やドアが開閉しにくくなる

シロアリの被害は放置すると拡大し、住宅の寿命を縮めたり、住環境を悪化させたりします。また、シロアリの被害によって住宅の価値が下がることもあります。シロアリの被害を防ぐためには、早期発見と早期駆除が重要です。シロアリの被害に気づいたら、すぐに専門業者に相談しましょう。

シロアリ駆除の方法

シロアリ駆除の方法は大きく分けて、バリア工法とベイト工法の2種類があります。それぞれの特徴とメリット・デメリットを以下に紹介します。

バリア工法

バリア工法とは、床下に進入して直接シロアリを駆除する方法です。シロアリの巣や通路に殺虫剤を散布したり、木材に殺虫剤を注入したりして、シロアリを殺します。バリア工法は即効性が高く、シロアリの駆除と予防を同時に行うことができます。しかし、バリア工法には以下のようなデメリットもあります。

  • 殺虫剤によるアレルギーやニオイなどの副作用がある
  • 壁や床に穴を開けることがある
  • 床下に入るスペースがない場合や点検口がない場合は工事が必要になる
  • 殺虫剤の効果が時間とともに低下する

バリア工法はシロアリの被害がすでにある場合や、予防も同時に行いたい場合におすすめです。バリア工法の費用は、一軒家の場合は約20万円から30万円程度が相場です。

ベイト工法

ベイト工法とは、毒エサを建物の外に置いてシロアリをおびき寄せることで駆除を行う方法です。シロアリは毒エサを食べて巣に持ち帰り、仲間に分け与えます。その結果、シロアリのコロニー全体が死滅します。ベイト工法は定期的なメンテナンスが必要ですが、以下のようなメリットがあります。

  • 薬剤散布をしないので副作用がない
  • 壁や床に穴を開けることがない
  • シロアリを家でまだ見ていない場合でも予防効果がある

ベイト工法は薬剤のアレルギーが心配な場合や、壁や床に穴を開けたくない場合におすすめです。ベイト工法の費用は、建物外周1mあたり初月4,000円程度、2か月目以降の月額100円程度が相場です。

シロアリ駆除の注意点

シロアリ駆除を行う際には、以下のような注意点があります。

  • シロアリ駆除は自分で行わない。専門業者に依頼する
  • シロアリ駆除業者は公益社団法人日本しろあり対策協会に加盟しているか確認する
  • シロアリ駆除業者には見積もりや保証書をもらう
  • シロアリ駆除後は定期的に点検を行う
  • シロアリ駆除だけでなく、湿気対策や木材の保護なども行う

シロアリ駆除の費用相場

シロアリは木造住宅の大敵です。シロアリによる被害は年間約1兆円とも言われており、放置すれば家が崩壊する危険性もあります。シロアリの被害に気づいたら、早急に駆除を行う必要がありますが、その費用はどのくらいかかるのでしょうか?

シロアリ駆除の費用は、駆除する面積や方法、業者によって異なりますが、一般的には1平方メートルあたり2,000円〜3,000円程度が相場と言われています。一戸建ての場合は、床面積が20坪〜30坪程度であることが多いので、約12万円〜27万円程度の費用がかかると考えておきましょう。

シロアリ駆除の方法は、主にバリア工法とベイト工法の2種類があります。バリア工法は、床下に進入して直接シロアリを駆除する方法で、即効性がありますが、薬剤によるアレルギーやニオイ、壁や床に穴を開けることがデメリットです。ベイト工法は、毒エサを建物の外に置いてシロアリをおびき寄せることで駆除を行う方法で、定期メンテナンスが必要ですが、薬剤散布をしないので安全性が高いです。バリア工法よりもベイト工法の方が費用が高くなる傾向にあります。

シロアリ駆除にかかる費用は、上記のように基本料金だけではなく、追加費用が発生する場合があります。例えば、以下のようなケースでは、別途費用がかかることがあります。

  • 建物の構造上点検が困難な場合(点検口の新設・拡張が必要な場合)
  • シロアリが駆除の難しい種類の場合(イエシロアリやアメリカカンザイシロアリの場合)
  • 木材交換や大工工事が必要な被害状況の場合(材料費・廃材処分費・作業費など)
  • 床下の湿気対策が必要な場合(床下換気扇の設置や床下断熱など)
  • 駐車場がない場合や休日に依頼する場合(コインパーキング代や休日料金など)

シロアリ駆除の費用を抑えるためには、複数の業者に見積もりを依頼して比較することが重要です。見積もりは無料で行ってくれる業者がほとんどですが、中には有料の場合もありますので、事前に確認しておきましょう。また、見積もりを依頼する際には、以下のような点を確認しておくと良いでしょう。

  • 施工方法や薬剤の種類は何か
  • 施工範囲や期間はどのくらいか
  • 保証期間やアフターサービスはあるか
  • 追加費用やキャンセル料がかかる場合があるか

まとめ

シロアリ駆除は住宅の安全と快適さを守るために重要な作業です。シロアリの被害に気づいたら、早めに専門業者に相談しましょう。シロアリ駆除の方法や費用、注意点などを参考にして、シロアリの被害から住宅を守りましょう。

目次