MENU

羽蟻とシロアリの違いと見分け方、対策方法

羽蟻 シロアリ

羽蟻とシロアリはよく似ているように見えますが、実は全く別の種類の昆虫です。羽蟻はアリの仲間で、シロアリはゴキブリの仲間です。羽蟻とシロアリの違いを知っておくと、家や庭の被害を防ぐことができます。この記事では、羽蟻とシロアリの違いと見分け方についてご紹介します。

目次

羽蟻とシロアリの違いとは?

羽蟻とシロアリの違いとは、以下のような点が挙げられます。

  • 食性:羽蟻は糖分やタンパク質を含むものを食べますが、シロアリは木材や紙などのセルロースを食べます。シロアリは家の建材や家具を食い荒らすことがありますが、羽蟻はそういう被害はあまり起こしません。
  • 触角:羽蟻の触角はくの字型で棒状ですが、シロアリの触角は直線的で数珠状です。触角の形で羽蟻とシロアリを見分けることができます。
  • 胴体:羽蟻の胴体は頭部・胸部・腹部に分かれており、胸部と腹部の間にくびれがあります。シロアリの胴体は寸胴でくびれがありません。胴体の形で羽蟻とシロアリを見分けることができます。
  • :羽蟻は4枚の羽を持っていますが、前翅と後翅で大きさが異なります。前翅は後翅よりも大きく、網目模様がはっきりしています。シロアリも4枚の羽を持っていますが、前翅と後翅で大きさが同じです。羽は薄く、網目模様がぼやけています。羽の形や模様で羽蟻とシロアリを見分けることができます。

羽蟻とシロアリの見分け方は?

羽蟻とシロアリの見分け方は、上記の違いを観察することです。しかし、羽蟻とシロアリは小さくて素早く動くので、目で見て判断するのは難しいことがあります。そんなときは、以下のような方法を試してみてください。

  • 発生時期:羽蟻とシロアリはそれぞれ異なる時期に羽をつけて飛び立ちます。羽蟻は5月から11月にかけて、種類によって一定の時期に飛び立ちます。シロアリは4月から10月にかけて、種類によって異なる時期に飛び立ちます。発生時期で羽蟻とシロアリを見分けることができます。
  • 発生場所:羽蟻とシロアリはそれぞれ異なる場所に巣を作ります。羽蟻は土の中や木の中、壁の隙間などに巣を作ります。シロアリは土の中や木の中に巣を作りますが、コンクリートやプラスチックなども食べて巣を拡張します。発生場所で羽蟻とシロアリを見分けることができます。
  • 被害状況:羽蟻とシロアリはそれぞれ異なる被害を起こします。羽蟻は食品や衣類などに被害を与えることがありますが、建物や家具にはあまり被害を与えません。シロアリは建物や家具に大きな被害を与えることがあります。被害状況で羽蟻とシロアリを見分けることができます。

羽蟻とシロアリの対策方法は?

羽蟻とシロアリの対策方法は、以下のような点に注意してください。

  • 予防:羽蟻とシロアリは新しい巣を作るために飛び立ちますが、その際に家の中に入り込むことがあります。家の中に入り込ませないためには、窓やドアに網戸をつけたり、隙間やひび割れをふさぐなどの対策を行いましょう。また、木材や紙などのシロアリのエサになるものを床下や屋外に置かないようにしましょう。
  • 駆除:羽蟻とシロアリが発生した場合は、早めに駆除することが大切です。羽蟻は殺虫剤や掃除機などで一時的に駆除することができますが、巣が残っていると再発する可能性があります。シロアリは自分で駆除するのは難しいので、専門業者に依頼することがおすすめです。シロアリの駆除方法には、バリア工法やベイト工法などがありますが、それぞれにメリットやデメリットがあります。

まとめ

羽蟻とシロアリは見た目が似ていますが、食性や触角や胴体や羽などで見分けることができます。羽蟻とシロアリの違いを知っておくと、家や庭の被害を防ぐことができます。羽蟻とシロアリが発生した場合は、発生時期や場所や被害状況などを確認して、適切な対策を行いましょう。シロアリの場合は、専門業者に相談することがおすすめです。

目次