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シロアリが来ない家とは シロアリ被害を防ぐために知っておきたいこと

シロアリ 来ない家

シロアリは、木造住宅の大敵です。シロアリに食べられて家が傾いたり、倒壊したりする恐ろしい事例もあります。シロアリ被害は、一度発生すると完全に駆除するのは困難で、高額な費用がかかることも多いです。そこで、シロアリ被害に遭わないためには、どのような対策が必要なのでしょうか?

シロアリが来ない家というのは、残念ながら存在しません。シロアリは、木材に含まれる糖分やセルロースを食べて生きており、家の中に木材がある限り、シロアリの被害を受ける可能性があります。しかし、シロアリが侵入しにくい環境や素材を選ぶことで、被害を最小限に抑えることができます。今回は、シロアリが来ない家の特徴や、シロアリ被害を防ぐために知っておきたいことを紹介します。

目次

シロアリが来ない家の特徴

シロアリが来ない家の特徴は、以下のようなものが挙げられます。

  • 基礎がベタ基礎である:ベタ基礎とは、地面に直接コンクリートを打ち、その上に柱や壁を建てる方法です。ベタ基礎は、シロアリが地面から侵入するのを防ぐ効果があります。一方、通気孔のある基礎は、シロアリが通気孔から侵入しやすいので注意が必要です。
  • 木材がシロアリに強い種類である:木材には、シロアリに強い種類と弱い種類があります。シロアリに強い木材としては、ヒノキやスギなどの針葉樹や、ヒバやネムノキなどの抗菌・防虫効果のある木材があります。シロアリに弱い木材としては、カバやヤナギなどの広葉樹や、パインやラワンなどの輸入材があります。
  • 木材にシロアリ防止剤が塗布されている:木材には、シロアリ防止剤と呼ばれる薬剤を塗布することで、シロアリの侵入を防ぐことができます。シロアリ防止剤には、シロアリを寄せ付けない忌避性のものと、シロアリを殺す殺虫性のものがあります。シロアリ防止剤は、木材の表面だけでなく、内部にも浸透させることが重要です。
  • 木材と地面の間に隙間がない:木材と地面の間に隙間があると、シロアリが侵入しやすくなります。特に、ウッドデッキや木製フェンスなどの外構は、シロアリの被害に遭いやすいので注意が必要です。木材と地面の間には、コンクリートや金属などのシロアリに強い素材を挟むことがおすすめです。
  • 家の周りにシロアリのエサがない:シロアリのエサとなる木材や紙製品を家の周りに放置していると、シロアリをおびき寄せてしまいます。特に、廃材やダンボール、落ち葉などは、シロアリの好む湿度や温度を保つのに適しているので、定期的に処分するようにしましょう。

シロアリ被害を防ぐために知っておきたいこと

シロアリ被害を防ぐためには、以下のようなことを知っておくと役立ちます。

  • シロアリの活動期は4月から10月:シロアリは、気温や湿度が高い時期に活発になります。特に、4月から10月は、シロアリの繁殖期であり、羽アリと呼ばれる翅のあるシロアリが飛び出して新しい巣を作ります。この時期には、家の周りに羽アリが飛んでいるのを見かけることがあります。羽アリは、シロアリの被害の前兆となるので、発見したら早めに対策をしましょう。
  • シロアリの被害は内部から進行する:シロアリは、木材の内部から食べていくため、外見では被害が分かりにくいです。シロアリの被害が表面に現れるのは、末期の状態であり、家が傾いたり、壁がひび割れたりすることもあります。そのため、定期的に家の中の木材をチェックすることが大切です。木材が柔らかくなったり、空洞音がしたり、木くずやフンが落ちていたりする場合は、シロアリの被害の可能性があります。
  • シロアリの駆除は専門業者に任せる:シロアリの駆除は、自分で行うのは危険です。シロアリは、床下や壁の中などに巣を作るため、素人が駆除しようとすると、シロアリを逃がしてしまったり、被害を拡大させたりすることがあります。また、シロアリの駆除には、有毒な薬剤を使うことが多いため、取り扱いには注意が必要です。シロアリの駆除は、専門の知識や技術を持った業者に依頼するのが安全で効果的です。

まとめ

シロアリは、家の大切な資産を守るために、早めに対策することが重要です。シロアリが来ない家の特徴や、シロアリ被害を防ぐために知っておきたいことを参考にして、シロアリの被害に備えましょう。

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