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シロアリの羽蟻が家に入ってきたら大変! 見分け方や予防・駆除のコツ

シロアリ 羽蟻

シロアリは木材を食べる害虫で、家の建材や家具に被害を与えることがあります。シロアリの中には羽の付いた個体がいて、これをシロアリの羽蟻と呼びます。シロアリの羽蟻は、新しい巣を作るために飛び立つシロアリの女王と王です。シロアリの羽蟻が発生すると、シロアリの被害が拡大する可能性がありますので、注意が必要です。

この記事では、シロアリの羽蟻の特徴や見分け方、対策方法についてご紹介します。

目次

シロアリの羽蟻の特徴

シロアリの羽蟻は、一般的には4月から10月の間に発生します。シロアリの種類によって発生時期は異なりますが、日本で最も多いシロアリの種類であるヤマトシロアリは4月から5月、イエシロアリは6月から7月に発生することが多いです。

シロアリの羽蟻は、体長が5mmから10mmほどで、4枚の羽を持ちます。羽は透明感がなく、網目模様が薄いです。触角は直線的で数珠状で、胴体はクビレがなく寸胴です。

シロアリの羽蟻は、巣から飛び立った後、他の巣の羽蟻と出会って交尾します。交尾した女王は羽を落として地中に潜り、新しい巣を作ります。王は女王についていきますが、多くは死んでしまいます。

シロアリの羽蟻の見分け方

シロアリの羽蟻は、見た目がアリの羽蟻に似ているため、間違えやすいです。しかし、シロアリの羽蟻とアリの羽蟻には、いくつかの違いがあります。以下のポイントをチェックしてみましょう。

  • 羽の模様:シロアリの羽蟻の羽は、網目模様が薄く、透明感がありません。アリの羽蟻の羽は、網目模様がはっきりしており、透明感があります。
  • 触角の形:シロアリの羽蟻の触角は、直線的で数珠状です。アリの羽蟻の触角は、くの字型で棒状です。
  • 胴体の形:シロアリの羽蟻の胴体は、クビレがなく寸胴です。アリの羽蟻の胴体は、クビレがあり、頭部・胸部・腹部に分かれます。
  • 羽の形:シロアリの羽蟻の羽は、4枚とも同じ大きさです。アリの羽蟻の羽は、前翅が大きく、後翅が小さいです。

シロアリの羽蟻の対策方法

シロアリの羽蟻が発生した場合は、できるだけ早めに対策を行うことがおすすめです。シロアリの羽蟻が新しい巣を作ると、シロアリの被害が拡大する可能性があります。以下の方法を参考にしてみてください 。

  • 羽蟻を見つけたら、掃除機やティッシュなどで回収して処分します。ただし、素手で触らないように注意してください。また、窓やドアを閉めて、家の中に入らないようにします。
  • 羽蟻の発生源を探して、シロアリの巣がないか確認します。シロアリの巣は、木材や土の中にあります。木材に穴や蟻道がある場合は、シロアリの被害の可能性があります。
  • シロアリの巣を見つけたら、専門業者に相談して駆除を依頼します。シロアリの駆除は、自分で行うのは危険です。専門業者は、シロアリの種類や被害状況に応じて、適切な駆除方法を提案してくれます。
  • シロアリの予防を行います。シロアリは、湿気や木材が好きです。家の周りの木材やゴミを片付けたり、換気や排水を良くしたりすることで、シロアリの発生を防ぐことができます。

まとめ

シロアリの羽蟻は、家の中に入ってくると大変なことになります。シロアリの被害は、見た目だけでなく、家の構造や安全性にも影響します。シロアリの羽蟻を見つけたら、すぐに対策を行いましょう。

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