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畳にシロアリが発生したら大変! 対処法と予防法を知っておこう!

シロアリ 畳

畳は日本の伝統的な床材で、自然素材であるイグサの香りや感触が心地よいものです。しかし、畳はシロアリにとっても魅力的な食べ物で、一度被害に遭うと大変なことになります。シロアリは畳だけでなく、床下や柱などの木材も食べてしまうので、家全体の構造に影響を及ぼす可能性があります。そこで今回は、畳にシロアリが発生した場合の対処法と予防法についてご紹介します。

目次

畳にシロアリが発生した場合の対処法

畳にシロアリが発生した場合、以下の3つのステップで対処する必要があります。

1. シロアリ駆除業者に連絡する

まずはシロアリ駆除業者に連絡して、シロアリの駆除を依頼しましょう。シロアリは自分で駆除するのは非常に困難で、専門的な知識と技術が必要です。シロアリ駆除業者は、シロアリの種類や被害の状況に応じて、最適な駆除方法を選択してくれます。また、駆除後には防蟻処理をして、再発を防ぐこともできます。シロアリ駆除の費用は、畳の面積や被害の程度によって異なりますが、おおよそ1坪あたり1万円前後と考えてください。

2. 建物の修繕工事を行う

シロアリ駆除が終わったら、次に建物の修繕工事を行う必要があります。シロアリは畳だけでなく、床下や柱などの木材も食べてしまうので、家の構造にダメージを与えている可能性があります。そのため、畳を張り替える前に、建物の補修を行う必要があります。建物の補修には、工務店や大工などに依頼することができます。建物の補修の費用は、被害の範囲や修理の内容によって異なりますが、おおよそ数十万円から数百万円と考えてください。

3. 畳の新調を行う

最後に、畳の新調を行います。畳の新調には、畳屋に依頼することができます。畳屋は、畳の採寸や製作、取り付けなどを行ってくれます。畳の新調の費用は、畳の種類や品質、面積によって異なりますが、おおよそ1畳あたり1万円から2万円と考えてください。畳の新調をする際には、畳の表面だけでなく、芯材や裏面も必ず新品にしましょう。古い畳にはシロアリが残っている可能性がありますし、新しい畳にはイグサ本来の香りや感触があります。

畳にシロアリが発生しないための予防法

畳にシロアリが発生しないためには、日頃から以下のような予防法を実践しましょう。

1. 畳干しを行う

畳干しは、畳にシロアリが発生しないための最も効果的な予防法です。畳干しを行うことで、畳を乾燥させてシロアリの発生を防ぐことができます。また、畳を外すことで、床下や土台にシロアリがいないかチェックすることもできます。畳干しは、季節や気候によって異なりますが、おおよそ年に2回から4回程度行うとよいでしょう。

2. こまめな掃除と換気を行う

こまめな掃除と換気も、畳にシロアリが発生しないための予防法です。掃除機やほうきで畳の上のゴミやホコリを取り除き、固く絞った雑巾やモップで水拭きを行います。シロアリは湿気を好むので、水拭きをした後は必ず乾拭きをしてください。また、窓を開けて換気を行うことで、湿気を逃がすことができます。掃除と換気は、できるだけ毎日行うようにしましょう。

3. 防虫シートを敷く

防虫シートは、畳の下に敷くことで、シロアリを寄せ付けない効果があります。防虫シートには、シロアリが嫌う成分が含まれており、シロアリの侵入を防ぐことができます。防虫シートは、畳を新調する際に敷くことができます。防虫シートは、畳干しや掃除と併用することで、より効果的になります。

4. 畳の交換を早めに行う

畳の交換も、畳にシロアリが発生しないための予防法です。畳は、長く使っていると劣化してしまい、シロアリの餌になりやすくなります。畳の交換の目安は、おおよそ10年から15年と言われていますが、使用状況や環境によって異なります。畳の表面が汚れていたり、イグサがポロポロと落ちてきたり、畳が沈み込んだり、柔らかくなったりする場合は、早めに交換することをおすすめします。

畳のお手入れ方法

シロアリによる被害を防ぐためには、日頃から畳のお手入れを怠らないことが大切です。畳は自然素材であるため、シロアリだけでなく、カビやダニなどの害虫にも注意する必要があります。畳のお手入れには、以下のような方法があります。

1. 畳の上に敷物を敷かない

畳の上に敷物を敷くと、畳の通気性が悪くなり、湿気がこもってしまいます。湿気はシロアリやカビの発生につながるので、できるだけ敷物を敷かないようにしましょう。敷物を敷く場合は、薄手のものを選び、定期的に取り外して干すことが必要です。

2. 畳の上に重いものを置かない

畳の上に重いものを置くと、畳が凹んだり、破れたりする可能性があります。また、重いものが畳に食い込むと、シロアリの侵入口になることもあります。畳の上に重いものを置く場合は、必ず敷板やクッションなどを敷いて、畳を保護するようにしましょう。

3. 畳の上に食べ物や飲み物をこぼさない

畳の上に食べ物や飲み物をこぼすと、畳にシミができたり、カビやシロアリの餌になったりします。畳の上で食事をする場合は、必ずトレイやテーブルなどを使って、こぼさないように注意しましょう。もし、こぼしてしまった場合は、すぐに拭き取って、乾かすことが必要です。

4. 畳の上でペットを飼わない

畳の上でペットを飼うと、ペットの毛や皮脂、尿などが畳に付着して、カビやシロアリの発生につながります。また、ペットが畳をかじったり、ひっかいたりすることもあります。畳の上でペットを飼う場合は、必ずペット用のマットやケージなどを使って、畳を保護するようにしましょう。

まとめ

畳は日本の伝統文化を感じられる素晴らしい床材ですが、シロアリによる被害を防ぐためには、日頃から畳のお手入れを怠らないことが大切です。畳にシロアリが発生した場合の対処法と予防法を参考にして、畳の長持ちを目指しましょう。

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