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ヤマトシロアリとイエシロアリの違いを徹底解明! 見分け方から駆除方法まで!

ヤマトシロアリ イエシロアリ

シロアリは日本において最も被害の多い害虫の一つですが、実はシロアリにはいくつかの種類があります。その中でも、ヤマトシロアリとイエシロアリは特に注意すべき種類です。なぜなら、これらのシロアリは木造建築物に大きな被害を与えるからです。

では、ヤマトシロアリとイエシロアリはどのように見分けることができるのでしょうか? また、それぞれの特徴や分布、駆除方法はどのようなものなのでしょうか? この記事では、ヤマトシロアリとイエシロアリについて詳しく解説していきます。

目次

ヤマトシロアリとイエシロアリの見分け方

ヤマトシロアリとイエシロアリは、見た目や生態にいくつかの違いがあります。それらの違いを知っておくことで、シロアリの種類を判別することができます。

見た目の違い

ヤマトシロアリとイエシロアリは、それぞれ肉眼で見ることができる大きさです。3.5〜9.0ミリくらいです。ヤマトシロアリの羽アリは頭や胴体、羽が黒色で、イエシロアリの羽アリは、頭が黒色、胴体が茶褐色、羽が黄色です。ヤマトシロアリは頭部が卵形、イエシロアリは頭部が四角形で長いです。

生態の違い

ヤマトシロアリとイエシロアリは、活動時期や活動時間帯、巣の場所などにも違いがあります。ヤマトシロアリは4月から5月にかけて、午前中から日中にかけて(雨上がりのときは特に)活発に活動します。ヤマトシロアリは被害箇所と巣を兼ねることが多く、木材や土中に変則的な巣を作ります。イエシロアリは5月から7月にかけて、夕方から夜にかけて活発に活動します。イエシロアリは建物の下や地中に塊状の大きな巣を作り、数十万匹から100万匹にも達することがあります。

ヤマトシロアリとイエシロアリの分布

ヤマトシロアリとイエシロアリには分布にも違いがあります。ヤマトシロアリは千葉県以西の温暖な沿岸地域を中心に生息しています。イエシロアリは北海道を除く日本全土に生息しています。イエシロアリは温暖な地域に生息しているのですが、最近の温暖化に伴い、生息地域を東へ東へとどんどん拡大しています。

ヤマトシロアリとイエシロアリの駆除方法

ヤマトシロアリとイエシロアリの駆除方法には、以下のようなものがあります。

  • 殺虫剤を使う
  • 掃除機で吸い込む
  • ベイト剤を使う
  • 業者に依頼する

「殺虫剤を使う」と「掃除機で吸い込む」は個人で行うことができますが、効果は一時的なものにすぎません。シロアリの巣に潜んでいるシロアリまでは駆除することができません。また、シロアリは用心深いため、殺虫剤の臭いに反応して逃げられてしまうことが多いです。一度逃げられてしまうと、バラバラに散ってしまうためシロアリ被害が悪化する危険性もあります。

「ベイト剤を使う」と「業者に依頼する」は巣自体を壊滅させることができるので、中長期的にシロアリを駆除することができます。ベイト剤とは、いわゆる毒エサのことです。毒エサをシロアリが普段通る道に設置しておくことで、シロアリが毒エサを巣に持ち帰ります。その毒エサが巣に住んでいるアリ全体に行き渡り、巣を壊滅させることができるのです。

ただし、知識や経験がない個人がベイト剤を使うのは難しいです。ベイト剤の設置場所や回収時期などにはコツがあります。また、ベイト剤の効果は数ヶ月から数年かかることもあります。

業者に依頼する場合は、信頼できるシロアリ駆除業者を選ぶことが重要です。シロアリ駆除業者は、シロアリの種類や被害状況に応じて、最適な駆除方法を提案してくれます。また、シロアリ駆除後のアフターケアや保証も行ってくれます。

まとめ

この記事では、ヤマトシロアリとイエシロアリについて、見分け方や特徴、分布、駆除方法などを詳しく解説しました。ヤマトシロアリとイエシロアリは、見た目や生態にいくつかの違いがありますが、どちらも木造建築物に大きな被害を与えるシロアリです。シロアリの被害を防ぐためには、定期的な点検や予防対策が必要です。また、シロアリの被害に気づいたら、早めに専門の業者に相談することがおすすめです。

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