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シロアリは段ボールも食べる!? 段ボールに発生したときの対処法と予防策

シロアリ 段ボール

シロアリは家の木材を食べてしまうことで有名ですが、実は木材だけではありません。シロアリはダンボールや新聞紙などもエサにすることがあります。

ダンボールにはセルロースという成分が含まれており、これはシロアリの栄養源になります。また、ダンボールは湿気を吸いやすく、シロアリが好む高温多湿な環境を作り出します。

そこで、今回はシロアリとダンボールの関係や、ダンボールにシロアリが発生したときの対処法と予防策について解説します。

目次

シロアリがダンボールに発生する原因

シロアリがダンボールに発生する原因は、主に次の2つです。

  • 庭や建物の周りにダンボールを放置している場合
  • 羽アリが窓やベランダから侵入してきた場合

シロアリは地中に巣を作ることが多いので、庭や建物の周りにダンボールを放置していると、シロアリが蟻道と呼ばれるトンネルを作ってダンボールにたどり着きます。

蟻道は土と排泄物や分泌液を混ぜ合わせて作られたもので、見た目は茶色です。家の床下や壁などに茶色の筋がある場合は、すでにシロアリが侵入している可能性があります。

また、シロアリの一部は繁殖期に羽が生えて羽アリになります。羽アリは群飛と呼ばれる現象で一斉に飛び立ち、新しい巣を作るために移動します。

羽アリは窓やベランダから家の中に侵入することがあります。家の中にダンボールがあると、そこに巣を作ってしまうことがあります。

ダンボールにシロアリが発生したときの対処法

ダンボールにシロアリが発生したときは、次の方法で対処しましょう。

  • ダンボールを処分する
  • 掃除機で吸い込む
  • 殺虫剤を使う
  • シロアリ駆除のプロに依頼する

ダンボールを処分するのは、もっとも簡単な方法です。ダンボールにシロアリがいるのを発見したら、すぐにゴミ袋に入れて捨てましょう。

ただし、ダンボールを処分するだけでは、シロアリがほかの場所に移動している可能性があります。そのため、ダンボールの周りや家の中をよくチェックし、シロアリの痕跡がないか確認しましょう。

掃除機で吸い込むのは、応急処置として有効な方法です。掃除機でシロアリを吸い込むと、掃除機の圧力でシロアリは死滅します。

掃除機は、後処理が楽な紙パックタイプのものがおすすめです。サイクロンタイプでも問題ありませんが、ダストボックスにシロアリが張りつくため、処理する手間がかかります。

殺虫剤を使うのは、シロアリの数が多い場合に効果的な方法です。殺虫剤は、市販のものでもシロアリに効くものがあります。

殺虫剤を使うときは、ダンボールに直接吹きかけるだけでなく、ダンボールの下や周りにも吹きかけましょう。また、殺虫剤は人やペットにも有害なので、使用後はよく換気しましょう。

シロアリ駆除のプロに依頼するのは、最も確実な方法です。シロアリ駆除のプロは、シロアリの種類や被害状況に応じて、最適な駆除方法を提案してくれます。

シロアリ駆除のプロは、バリア工法やベイト工法などの専門的な技術を持っています。バリア工法は、柱や土台などに薬剤を散布する方法で、即効性があります。

ベイト工法は、薬剤を入れた餌を設置し、シロアリが巣に持ち帰って仲間に分け与えることで駆除する方法です。ベイト工法は、シロアリを根絶やしにできますが、効果が現れるまでに時間がかかります。

シロアリ駆除のプロに依頼する場合は、費用や期間、保証などを事前に確認しましょう。 シロアリ駆除の費用は、シロアリの種類や被害の程度、駆除方法などによって異なりますが、一般的には数万円から数十万円の範囲です。

ダンボールにシロアリが発生しないための予防策

ダンボールにシロアリが発生しないためには、次の予防策をとりましょう。

  • ダンボールを長期間保管しない
  • ダンボールを乾燥させる
  • ダンボールを密閉する
  • ダンボールを高い場所に置く

ダンボールを長期間保管しないのは、もっとも基本的な予防策です。ダンボールは使わないときは早めに処分しましょう。また、ダンボールを使うときは、新しいものや清潔なものを選びましょう。

ダンボールを乾燥させるのは、シロアリが好まない環境を作るための予防策です。ダンボールは湿気を吸いやすいので、定期的に日光に当てたり、除湿機を使ったりして乾燥させましょう。

ダンボールを密閉するのは、シロアリの侵入を防ぐための予防策です。ダンボールはプラスチック製のケースや袋に入れて密閉しましょう。また、ダンボールの隙間や穴にはテープやシールを貼ってふさぎましょう。

ダンボールを高い場所に置くのは、シロアリの到達を困難にするための予防策です。ダンボールは床や地面に直接置かないで、棚や台などの高い場所に置きましょう。 また、ダンボールと壁との間には少しの隙間をあけておきましょう。

まとめ

シロアリはダンボールも食べることがあります。ダンボールにシロアリが発生したときは、ダンボールを処分する、掃除機で吸い込む、殺虫剤を使う、シロアリ駆除のプロに依頼するなどの対処法があります。

ダンボールにシロアリが発生しないためには、ダンボールを長期間保管しない、ダンボールを乾燥させる、ダンボールを密閉する、ダンボールを高い場所に置くなどの予防策をとりましょう。

シロアリは家の木材だけでなく、ダンボールや新聞紙なども被害にあわせることがあります。シロアリの被害を防ぐためには、日頃から家の中や周りの環境を清潔に保ち、シロアリの痕跡に注意しましょう。

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