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シロアリ被害による床抜けを防ぐ! 床リフォームと予防対策のコツ

シロアリ 床

シロアリは木材を食べる害虫で、住宅の床下に侵入して床材や土台、柱などを食い荒らします。シロアリの被害は見た目には分かりにくいので、気づいたときには床が抜けるほどの重大な状況になっていることもあります。シロアリ被害によって床が抜ける前に、床リフォームと予防対策を行う必要があります。

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床が抜ける原因はシロアリ以外にもある

床が抜ける原因は、シロアリ以外にも以下のようなものがあります。

  • 木材の自然な伸縮
  • 床材の経年劣化
  • 施工不良
  • 地盤沈下

木材は気温や湿度によって乾燥したり水分を含んだりするため、伸縮して床がきしんだり沈んだりすることがあります。床鳴りの原因が木材の伸縮なら、特に気にする必要はありません。

しかし、シロアリの食害による床の沈みを放置しておくと、床抜けや建物の耐久性低下といった大きな被害につながります。床板の経年劣化や施工不良も家の耐久性低下につながるため、早めに補修工事を検討した方がいいでしょう。

シロアリ被害に遭っているか確認する方法

シロアリが原因で床が沈む場合には、沈み以外にも次のような症状が見られます。

  • 壁や柱を叩くと空洞音がする
  • ドアや襖をスムーズに開閉できない
  • 木の塀や垣根がグラグラする
  • 家の中や周囲で羽アリを見かける

シロアリ被害によるものかどうかを確認するためには、床下の点検をする必要があります。床下点検はご自分でもできますが、暗くて狭い床下の移動は危険です。素人のチェックではシロアリ被害を見逃してしまうこともあります。被害を確実に把握するためにも、床下の点検はプロに依頼しましょう。ほとんどの業者は無料で床下点検をしてくれます。

シロアリ被害に遭っていた場合の対処法

シロアリ被害を受けていた場合は、すぐに駆除しなければいけません。シロアリの駆除方法には主に2種類の方法があります。

バリア工法(薬剤散布)

床下の木材や土壌に薬剤を散布してシロアリを駆除します。即効性が高いので、シロアリ駆除には基本的にバリア工法が用いられています。費用は1平方メートルあたり1,000円〜2,000円です。バリア工法で使う薬剤の効果は約5年間なので、定期的な点検と駆除を行ってシロアリの再発を防ぎます。

ベイト工法(毒エサ設置)

毒の餌(ベイト剤)を入れた容器を家の周囲に埋めて、シロアリを巣ごと壊滅させる方法です。即効性はありませんが、安全性が高いという特徴があります。費用相場は1mあたり6,000円~7,000円です。ベイト剤はシロアリが食べてしまうので、定期的に補充をしなればいけません。薬剤が減るまでの年数は業者によって異なりますが、一般的な保証期間は1~5年です。

床リフォームと予防対策

シロアリ被害によって床が抜ける前に、床リフォームと予防対策を行うことが大切です。床リフォームでは、床下の木材を交換したり、床材を張り替えたりして、床の強度や見た目を改善します。床リフォームの費用は、床下の木材の交換が約1,000円/平方メートル、床材の張り替えが約2,000円/平方メートルの相場です。

シロアリ被害に遭わないためには、床下の湿気や温度をコントロールすることが重要です。床下の換気や断熱を行うことで、シロアリが好む環境を作らないようにしましょう。床下の換気は、換気扇や通気口を設置することで行えます。換気扇の設置費用は約3万円、通気口の設置費用は約1万円です。床下の断熱は、断熱材を敷くことで行えます。断熱材の敷設費用は約1,000円/平方メートルです。

まとめ

シロアリ被害は見た目には分かりにくいので、定期的な点検と駆除が必要です。シロアリ被害によって床が抜ける前に、床リフォームと予防対策を行って、快適な住まいを守りましょう。

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