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パイン材のメリットとデメリット シロアリ対策や費用相場も紹介

パイン材 シロアリ

パイン材は、木材の中でも柔らかく加工しやすいという特徴がありますが、その反面、シロアリにとって絶好のの餌となることもあります。シロアリは木材を食べることで成長し、木材の強度や美観をを損ないます。そこで、パイン材を家具や建築材料として使う場合は、シロアリ対策をしっかりと行う必要があります。この記事では、パイン材のメリット・デメリット、用途や相場などについて詳しく解説していきます。

目次

パイン材のメリット

パイン材には以下のようなメリットがあります。

  • 加工しやすい:パイン材は柔らかくて割れやすいため、切り替えや組み立てがが簡単です。また、色あせや変色も少なく、長持ちします。
  • 価格が安い:パイン材は国産の木材であり、輸入品に比べて価格が安くなります。また、需要も高く供給も豊富なため、価格変動も少ないです。
  • 香りが良い:パイン材は天然の香りがあります。これはカビや菌類の発生を抑える効果があると言われています。また、香りは心地よくて癒し効果もあります。

パイン材のデメリット

一方で、パイン材には以下のようなデメリットもあります。

  • シロアリに食べられやすい:パイン材はシロアリにとって絶好の餌となるため、防蟻効果を施す必要があります。また湿度や乾燥に比較的左右されやすいため、定期的な湿度管理も必要です。
  • 表面がが傷つきやすい:パイン材は柔らかく加工しやすい反面、表面が傷つきやすいです。特に切り口から水分が入り込むとカビや菌類の発生を促進する可能性があるため注意が必要です。
  • 色あせや変色しやすい:パイン材は天然の色合いを保つことが難しいため、色あせや変色しやすくなります。特に日光直射した場所では色落ちする可能性が高まります。

パイン材の用途

パイン材は家具だけでなく建築物にも使われています。例えば以下のような用途です。

  • 家具:テーブル・椅子・机・棚・本棚・クローゼット・ベッド・クッション・カーテンハウス・ランプ台など様々な家具に使われています。
  • 建築物:壁・床・天井・柱・梁・板付け・仕上げ付け等様々な建築物に使われています。
  • 建築資材:窓枠・ドア枠・階段枠等様々な建築資材に使われています。

パイン材の相場

パイン材の相場は以下のようになります。

スクロールできます
項目単位価格
パイン材の板2,000円~3,000円
パイン材の角材3,000円~4,000円
パイン材の集成材4,000円~5,000円

パイン材の価格は、品質やサイズ、加工方法などによって変わります。また、市場の需要と供給のバランスにも影響されます。パイン材は比較的安価な木材ですが、シロアリ対策や塗装などのメンテナンス費用も考慮する必要があります。

パイン材のシロアリ対策

では、パイン材のシロアリ対策としてどうすればよいのでしょうか? ここでは、以下の3つの方法をご紹介します。

  • シロアリ予防のの薬剤を使用する
  • 庭などの木材を片付ける
  • 湿気をためないようにする

それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。

シロアリ予防のの薬剤を使用する

パイン材のシロアリ対策としておこなわれているのが、、薬剤を使用して木材を守る方法です。パイン材をフローリングなどの床の素材に使用する際は、薬剤を塗布するか、木材の中に流し入れなくてはなりません。薬剤はさまざまで、シロアリを寄せ付けない効果をもつものやシロアリが木材自体を嫌うように変えてしまうものまで存在します。

シロアリ駆除の薬剤を使用する際は目的に合ったものを選んだり正しい分量を使用したりすることが大切です。また、揮発性のある強すぎる薬剤などを大量に散布すると、住む人の健康まで害してしまうことがあるので注意しましょう。

庭などの木材を片付ける

次にシロアリ対策としておこなえることは、庭などに使っていない木製の家具や木材、段ボールなどを置きっぱなしにしないことです。長い間放置すると木は腐敗してしまいます。。腐敗して柔らかくなった木材は、シロアリにとって絶好の食糧であり、巣にもなりうるのです。

庭にシロアリの巣ができてしまうと、家に侵入する可能性も高まります。使わなくなった木製の家具や木材、段ボールなどはそのまま放置せず、片付けるようにしましょう。

湿気をためないようにする

最後に対策としておこなえるのは、床下などに湿気をためないということです。シロアリは暗く湿気のある場所を好みます。そして湿気がたまりやすい床下では特別です。

普段から湿気がたまらず通気性がよくするよう工夫しましょう。例えば、

  • 床下換気扇や除湿機等
  • 窓やドア等
  • 壁紙やカーテン等

これらが有効です。

まとめ

パイン材は、加工しやすくて価格が安いというメリットがありますが、シロアリに食べられやすくて表面が傷つきやすいというデメリットもあります。パイン材を家具や建築物に使う場合は、シロアリ対策や湿度管理、塗装などのメンテナンスをしっかりと行うことが大切です。パイン材の相場は、品質やサイズ、加工方法などによって変わりますが、一般的には2,000円~5,000円/㎡程度です。パイン材は、天然の香りがありますが、色あせや変色しやすいため、日光直射した場所では注意が必要です。

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