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基礎に沿った花壇は危険? シロアリの被害を防ぐために知っておきたいこと

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基礎に沿った花壇は、見た目が華やかでおしゃれになりますが、実は家の劣化やシロアリの被害の原因になる可能性があります。基礎に沿った花壇とはどんなものでしょうか? また、どうすればシロアリを防ぐことができるのでしょうか? 今回は、基礎に沿った花壇のメリットとデメリット、そしてシロアリ対策について解説します。

目次

基礎に沿った花壇とは?

基礎に沿った花壇とは、建物の基礎やや横断幕などを花壇ブロックやレンガなどで埋め込んだものです。このような花壇は、以下のようなメリットがあります。

  • 建物の外観を美しくすることができます。
  • 花壇ブロックやレンガなどは色や形が豊富で、自分好みにカスタマイズすることができます。
  • 花壇ブロックやレンガなどは耐久性や防水性が高く、長期間使っても劣化しません。
  • 花壇ブロックやレンガなどはは簡単に設置・撤去することができます。

一方で、以下のようなデメリットもあります。

  • 基礎に沿っているため、雨水や地震などから建物を守る役割を果たせません。
  • 基礎に沿っているため、土壌中からシロアリが侵入しやすくなります。
  • 基礎に沿っているため、床下の木部分が腐食したりカビたりする可能性があります。

シロアリ対策

シロアリは湿度が高いい環境を好みます。そのため、基礎に沿った花壇では湿気が溜まりやすくなります。湿気が溜まると以下のような被害を引き起こす可能性があります。

  • 床下の木部分(床下材)がが腐食する
  • 床下の木部分(床下材)からシロアリが侵入して家中へ移動する
  • 床下の木部分(床下材)からカビ(マイコプラズマ)を発生させて空気中へ拡散する
  • 床下の木部分(床下材)から天井裏へ侵入して天井裏へ移動する

これらの被害を防ぐためには以下のような対策を行う必要があります。

床下材

床下材は木製品ですから腐食しやすくシロアリ被害を受けやすいです。そのため定期的に点検・清掃・交換する必要があります。床下材の点検・清掃・交換は、専門の業者に依頼するのがおすすめです。また、床下材にはシロアリ防止剤や防腐剤を塗布することも効果的です。さらに、床下材の種類にも注意が必要です。一般的に、シロアリは針葉樹(杉やヒノキなど)よりも広葉樹(桜や楢など)の方が好きです。そのため、床下材には広葉樹を避けるか、あるいはシロアリに強い木材(アカシアやヒバなど)を選ぶことが望ましいです。

花壇ブロックやレンガ

花壇ブロックやレンガは、基礎との隙間から土壌中の湿気やシロアリを引き寄せます。そのため、以下のような対策を行う必要があります。

  • 花壇ブロックやレンガの下には、シロアリの侵入を防ぐために防虫ネットや防虫シートを敷くことが重要です。
  • 花壇ブロックやレンガの上には、水はけを良くするために砂利や砂を敷くことが効果的です。
  • 花壇ブロックやレンガの間には、シロアリの通り道を断つためにモルタルやコーキング剤でしっかりと埋めることが必要です。
  • 花壇ブロックやレンガの高さは、基礎の高さよりも低くすることが望ましいです。高すぎると、基礎の通気性が悪くなります。

植物

植物は、花壇の見た目を美しくするだけでなく、シロアリの被害を防ぐ役割も果たします。以下のような植物を選ぶことがおすすめです。

  • シロアリが嫌う匂いを持つ植物(ハーブやユーカリなど)
  • シロアリが食べられない植物(サボテンや多肉植物など)
  • シロアリが寄り付かない植物(ヒガンバナやヒヤシンスなど)

また、植物の管理にも注意が必要です。以下のようなことに気を付けましょう。

  • 植物の根が基礎に触れないようにすること。根が基礎に触れると、基礎の劣化やシロアリの侵入を促進します。
  • 植物の枝葉が基礎にかかるないようにすること。枝葉が基礎にかかると、基礎の通気性が悪くなります。
  • 植物の水やりは適度にすること。水やりが多すぎると、花壇の湿度が高くなります。

まとめ

基礎に沿った花壇は、見た目が華やかでおしゃれになりますが、シロアリの被害のリスクも高くなります。そのため、床下材や花壇ブロックやレンガ、植物などの選び方や管理方法に注意が必要です。シロアリの被害を防ぐためには、定期的に点検・清掃・交換を行うことや、専門の業者に相談することも大切です。基礎に沿った花壇を作る場合は、シロアリ対策をしっかりと行いましょう。

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