チャバネゴキブリとは、茶色い小型のゴキブリで、病原細菌や寄生虫をを媒介する危険があります。チャバネゴキブリは家庭で見かけるゴキブリの代表格で、繁殖力が非常に高いため、見つけ次第すぐに駆除を開始するのが大切です。
この記事では、チャバネゴキブリの駆除方法について紹介します。チャバネゴキブリが増えてしまう原因や、侵入を防ぐ対策方法も解説しています。
チャバネゴキブリが増えてしまう原因
チャバネゴキブリは外から入り込むことで家に侵入します。玄関や窓、または通気口やエアコンのドレンホースを伝って家に入ってきてしまいます。また、外から持ち込んだダンボールや観観葉植物などに卵がついていて孵化、結果増殖してしまうこともあります。
温かい場所を好むチャバネゴキブリは春〜夏はもちろん、暖房設設備の整った屋内ならいつでも繁殖可能です。冷蔵庫やテレビなどの家電裏にに潜んで営巣します。
チャバネゴキブリがもたらす被害
チャバネゴキブリは不快だけでなく、病気やウイルスをを媒介する危険もあります。食中毒を引き起こす病原細菌や赤痢菌、チフス菌などを持っています。また、死骸や糞は気管支炎やアレルギー性鼻炎などの病気を引き起こすこともあります。
何より、チャバネゴキブリは見るだけでも気分を害する不快害虫です。見かけたらすぐさま対策を取る必要があります。
チャバネゴキブリの予防対策
チャバネゴキブリの発生源となる隙間や穴から侵入してきてしまうため、侵入口を塞ぐことが重要です。窓や玄関などの換気場所に隙間がないか確認し、通気口にはネットを張ったり、市販されている防虫剤で設置することがおすすめです。
また、部屋を清清潔に保つことも大切です。食べ物だけでなく人間の髪やフケも食べるチャバネゴキブリにに餌を与えないようにしましょう。家具も定期的に動かし、チャバネゴキブリが隠れている可能性のある場所を掃除しましょう。特に、キッチンやバスルームなどの水回りは湿気が多く、チャバネゴキブリの好む環境です。水滴や油汚れを拭き取り、排水口にはネットをかけるなどの対策をしましょう。
食べ物は密閉容器に入れて保存し、ゴミはこまめに捨てましょう。チャバネゴキブリは食べ物の匂いに敏感です。ゴミ箱には蓋をして、できれば外に出しておきましょう。
ペットの餌や水もチャバネゴキブリの餌になります。ペットの食事の後は、器を洗って片付けましょう。また、ペットの毛も掃除機で吸い取りましょう。
チャバネゴキブリの駆除方法
チャバネゴキブリの予防対策をしても、完全に侵入を防ぐことは難しいです。チャバネゴキブリを見つけたら、すぐに駆除を始めましょう。チャバネゴキブリの駆除方法には、以下のようなものがあります。
- 殺虫剤：市販されているスプレーやジェル状の殺虫剤を、チャバネゴキブリが出没すると思われる場所に散布します。効果は即効性がありますが、持続性は低いです。また、人やペットにも有害な成分が含まれている場合がありますので、使用の際は注意しましょう。
- 粘着トラップ：市販されている粘着トラップを、チャバネゴキブリが通りそうな場所に設置します。効果は持続性がありますが、即効性は低いです。また、チャバネゴキブリの死骸や糞がトラップに残りますので、定期的に交換しましょう。
- 防虫剤：市販されている防虫剤を、チャバネゴキブリが侵入すると思われる場所に設置します。効果は持続性がありますが、即効性は低いです。また、防虫剤はチャバネゴキブリを駆除するのではなく、忌避するだけですので、すでに家にいるチャバネゴキブリには効果がありません。
まとめ
チャバネゴキブリは一匹見つけたら、すぐに対策を取ることが大切です。チャバネゴキブリの駆除には、殺虫剤や粘着トラップ、防虫剤などの方法がありますが、どれも完璧ではありません。チャバネゴキブリの発生を防ぐためには、予防対策が重要です。家の隙間や穴を塞ぎ、部屋を清潔に保ち、食べ物やゴミをしっかり管理しましょう。チャバネゴキブリと上手に付き合って、快適な生活を送りましょう。
