コナダニは、小型の白いダニで、家の中によく発生します。コナダニは人間に直接被害はありませんが、食品や衣類に付着して他のダニを誘発したり、アレルギーやシックハウスス症候群の原因になったりする可能性があります。そこで、この記事ではコナダニとはどんなダニなのか、どこから発生するのか、どうやってて駆除するのか、そして予防する方法をご紹介します。
コナダニとはどんなダニ?
コナダニは、節足動物門鋏角亜門クモ綱ダニ目コナダニ亜目(無気門亜目)に分類される小型の白い虫です。体長は0.3~0.5mm程度で、背中に細長い毛がたくさん生えています。チリダニやイエダニと同じくらい大きく見えますが、吸血することはありません。
コナダニは常温でストックしてある食料品が大好物で、特に乾物や調味料、パン粉などが好まれます。また、ホットケーキミックスも好物です。そのため、台所(キッチン)まわりや和室などに多く発生します。
コナダニが発生しやすい場所は?
コナダニが家の中に発生しやすい場所は以下の通りです。
- 台所(キッチン)まわり:乾物や調味料など常温でストックしてある食料品が多くあります。特にホットケーキミックスも好物です。
- 和室::梅雨時期に大量発生することもあります。壁紙が白っぽい色なので見逃しやすいです。
- その他:布団やカーペットなど柔らかい素材を使った部屋でも発生します。
コナダニをを駆除する方法
コナダニをを駆除する方法は以下の3つがあります。
- 市販の燻煙タイプの殺虫剤を使う
- 掃除除機をかける
- ダニ吸着シートを使う
市販のの燻煙タイプの殺虫剤を使う
市販の燻煙タイプの殺虫剤でコナダニを駆除する方法です。殺虫剤を使う時は薬剤がかかっている家財や食料品にゴミ袋を裂いて広げたものを被せてからテープで固定してください。金魚鉢や小動物が入ったケージを密閉してしまうと窒息死してしまうかもしれません。
掃除機をかける
掃除機で吸い取る方法です。掃除機でコナダニを吸い取った後はゴミ箱に無造作に捨ててしまうと、再び家の中に散らばってしまう可能性があります。そこで、掃除機のゴミ袋はすぐに密閉して外に出してください。また、掃除機のノズルやホースなども定期的に洗浄してください。
ダニ吸着シートを使う
ダニ吸着シートは、ダニを吸着して捕まえるシートです。ダニ吸着シートをコナダニが発生しやすい場所に敷いておくと、コナダニがシートにくっついて駆除できます。ダニ吸着シートは市販されているものを使うこともできますが、自作することもできます。自作する場合は、粘着テープや粘着スプレーを使って、紙や布に粘着力を付けてください。色は白や黄色など、コナダニが目立つ色がおすすめです。
コナダニを予防する方法
コナダニを駆除するだけではなく、予防することも大切です。コナダニを予防する方法は以下の通りです。
- 家の中を清潔に保つ
- 食料品は密閉容器に入れる
- 湿気を防ぐ
- 日光を当てる
家の中を清潔に保つ
コナダニはホコリやカビなどの有機物を餌としています。そのため、家の中を清潔に保つことがコナダニの発生を防ぐことにつながります。特に台所(キッチン)まわりや和室などは、コナダニが発生しやすい場所なので、こまめに掃除除機をかけたり、拭き掃除をしたりしましょう。
食料品は密閉容器に入れる
コナダニは常温でストックしてある食料品が大好物です。そのため、食料品は密閉容器に入れて保存しましょう。特に乾物や調味料、ホットケーキミックスなどは、コナダニの被害に遭いやすいので注意が必要です。密閉容器に入れるだけでなく、賞味期限や消費期限もチェックして、古くなったものは処分しましょう。
湿気を防ぐ
コナダニは湿気が高いと繁殖しやすくなります。そのため、家の中の湿気を防ぐことがコナダニの予防になります。湿気を防ぐ方法としては、以下のようなことがあります。
- 換気をよくする
- 加湿器やエアコンなどの機器を適切に使う
- 除湿剤や乾燥剤を使う
- 洗濯物や布団などをよく干す
日光を当てる
コナダニは日光が苦手です。そのため、日光を当てることでコナダニを退治することができます。日光を当てる方法としては、以下のようなことがあります。
- 窓を開けて日光を入れる
- 布団やカーペットなどを外に干す
- 食料品や衣類などを日光に当てる
まとめ
コナダニは、小型の白いダニで、家の中によく発生します。コナダニは人間に直接被害はありませんが、食品や衣類に付着して他のダニを誘発したり、アレルギーやシックハウス症候群の原因になったりする可能性があります。そこで、この記事ではコナダニとはどんなダニなのか、どこから発生するのか、どうやって駆除するのか、そして予防する方法を紹介しました。コナダニに悩まされている方は、ぜひこの記事を参考にして、コナダニを駆除して予防してください。