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カミキリムシの被害を防ぐには? 効果的な駆除方法と予防対策を紹介!

カミキリムシ 駆除

カミキリムシは、植物の幹や枝に触覚を持つ害虫で、成虫は黒い甲羅と白い斑点を持ちます。幼虫は木を食べて穴を開けてしまい、植物の健康に悪影響を及ぼします。今回は、カミキリムシの駆除方法や予防方法について解説します。

目次

カミキリムシとは? 生態や被害、駆除方法など

カミキリムシは、日本では春から秋にかけて発生することが多く、特に5月から6月が活発期です。カミキリムシは種類が豊富で、ゴマダラカミキリやベニホシカミキリなどが代表的です。カミキリムシは樹勢が弱った樹木や老木に好みますが、特にミカン科やイチジク科などの果樹類に多く見られます。

カミキリムシの生生態

カミキリムシは甲虫類で、硬いアゴを持っています。成虫は頭部にある2本の長い触覚で木の表面を探索し、噛み付けて卵を産みます。卵は約1週間で孵化し、幼虫(テッポウムシ)と呼ばれる小さな形をしています。幼虫は木の中心部まで移動し、そこから外側へと飛び出して成長します。成虫も約1週間で羽化し、2~3週間で寿命を迎えます。

カミキリムシの被害

カミキリムシの被害として主なものは以下の通りです。

  • 植物の枯れ:幼虫が木質部分を噛んで穴を開けることで水分や栄養素が流出し、枯れる原因となります。
  • 植物の腐敗:糞や死骸が穴から出てきたり、雑草や病原菌が侵入したりすることで腐敗し始めます。
  • 植物の見た目:穴から出てきたた糞や死骸が目立ったり、色素沈着したりすることで見た目が悪くなります。

カミキリムシのの駆除方法

カミキリムシの駆除方法として主なものは以下の通りです。

  • 殺虫剤:定期的に殺虫剤を撒くことで成虫に卵を産み付けさせないようにします。オルトランも殺虫効果があります。
  • 針金:穴から出てきた幼虫や糞を針金で取り出すかつぶすことで駆除します。
  • 石灰乳:穴に塗布することで産卵や入侵防止効果があります。
  • 木工用パテ・ボンド:穴に塗布することで補修効果があります。

カミキリムシ予防対策

カミキリムシの予防対策として主なものは以下の通りです。

  • 植物の樹勢を高める:水やりや肥料、剪定などで植物の生育を促進し、カミキリムシに対する抵抗力を高めます。
  • 植物の選択:カミキリムシに強い植物や、カミキリムシが好まない植物を選ぶことで被害を減らします。例えば、ミカン科の植物はカミキリムシに弱いので、代わりにユズやカボスなどを植えると良いでしょう。
  • 植物の配置:カミキリムシは光を好むので、日陰に植えるか、他の植物と混植することで被害を減らします。
  • 植物の観察:カミキリムシの被害が見つかったら、早めに駆除や補修を行います。また、カミキリムシの発生時期や飛来する時間帯に注意して、成虫の捕獲や駆除を行います。

まとめ

カミキリムシは植物の大敵ですが、適切な対策を行えば、被害を防ぐことができます。植物を大切に育てて、カミキリムシとの共存を目指しましょう。

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