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アザミウマの被害から植物を守るには? 効果的な駆除方法と予防策!

アザミウマ 駆除

アザミウマは、園芸や家庭菜園でよく見かける害虫です。花や葉に針を突き刺して吸汁し、病気の媒介にもなります。しかし、アザミウマは種類が多く、発生しやすい環境もあります。そこで、この記事では、アザミウマの生態や被害、駆除方法と予防策についてご紹介します。

目次

アザミウマとは?

アザミウマは、体長1~2mmほどをした小さな害虫です。世界に200種類以上いるとされています。成虫は黄色や褐色、黒褐色で偏平~やや円筒状の細長い体をしており、羽のあるものとそうでないものがいます。

アザミウマは夏の暑さを好みます。花がが咲き終わったら早めに株から取り除きましょう。また、雑草が茂っている場所は避けましょう。

アザミウマの被害

アザミウマは花や葉に寄生します。花の被害が目立ちますが、葉っぱや果物にも被害を及ぼします。

  • :花粉や子房に針を突き刺して吸汁し、内部の汁を吸い取ります。その後かすりり状に広がって新芽が変形したり、実が大きくなりすぎたりすることがあります。
  • :葉緑素や色素が抜けてしみたり変色したりします。
  • 果物:果皮や果肉に針を突き刺して吸汁し、白ぶくれ症などの病気を引き起こすことがあります。

アザミウマの駆除方法

アザミウマに対する効果的なな駆除方法は以下の通りです。

  • 手で取る:アザミウマに寄生したた葉っぱは丸まったり変形したりしています。手で取って処分しましょう。
  • 天敵を活用する:カブリダニやハナカメムシなどはアザミウマ類の幼虫を食べてくれます。
  • 粘着テープを仕掛ける:株の周りに黄色や青色の粘着トラップを設置して対策する方法です。
  • 高温によるヒートショック法で撃退する:高温によって活動する害虫をを駆除する方法です。
  • 農薬を使用する:耐性の強い種類(特にハダニ類)に対して効果的な農薬は、アカリサイド(ダニ殺し剤)や殺虫剤の中でも、スピノサド、アベメクチン、フェノブカルブなどがあります 。しかし、農薬は環境や人体にも影響を与える可能性があるので、必要最小限の使用にとどめましょう。

アザミウマの予防策

アザミウマの発生を防ぐためには、以下の点に注意しましょう。

  • 水やりや施肥は適切に行う:水やりや施肥は植物の生育に必要ですが、過度に行うとアザミウマの好む湿度や栄養状態になります。水やりは土の表面が乾いたら行い、施肥は植物の種類や季節に合わせて行いましょう。
  • 通風や日光を確保する:アザミウマは高温多湿を好みます。植物の間隔をあけて通風を良くし、日光を十分に当てて植物の抵抗力を高めましょう。
  • 植物の種類や品種を選ぶ:アザミウマは特定の植物に寄生しやすいです。例えば、キク科やバラ科の植物はアザミウマの被害を受けやすいです。アザミウマに強い植物や品種を選ぶことも予防策の一つです。

まとめ

アザミウマは、花や葉に針を突き刺して吸汁する害虫です。花の咲き終わったり、雑草が茂ったりすると発生しやすくなります。アザミウマに対する駆除方法は、手で取る、天敵を活用する、粘着テープを仕掛ける、高温によるヒートショック法で撃退する、農薬を使用するなどがあります。アザミウマの発生を防ぐためには、水やりや施肥は適切に行い、通風や日光を確保し、植物の種類や品種を選ぶことが大切です。

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