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クマバチの巣の駆除は自分でできる? 安全に駆除するためのポイントと予防方法

クマバチの巣 駆除

今回は、クマバチの巣の駆除方法と予防方法について解説したいと思います。

クマバチは、真っ黒で大きなハチで、ブーンという重い羽音を鳴らします。見た目は怖いですが、性格はおとなしいハチで、人に害を及ぼすことはほとんどありません。

しかし、クマバチは木に穴をあけて巣を作るため、家の木材に被害を与える可能性があります。そのため、クマバチの巣を見つけたら、早めに駆除することが大切です。

では、クマバチの巣の駆除方法と予防方法はどうすればいいのでしょうか? それでは、順を追って説明していきます。

目次

クマバチの巣の駆除方法

クマバチの巣の駆除方法は、以下のような手順で行います。

1. 防護服や殺虫剤などの道具を用意する

クマバチの巣の駆除を行うときは、以下の道具を用意しましょう。

  • 防護服(厚手の作業服・長ズボン・レインコートで代用可能)
  • 長靴
  • 軍手
  • ゴム手袋
  • タオル
  • 眼鏡
  • 帽子
  • 殺虫スプレー(ハチ用)2本程度
  • 赤い懐中電灯
  • ゴミ袋
  • ちりとり
  • ほうき

駆除を行うときは皮膚が出ない衣服を身に着け、万が一攻撃されても被害を受けない対策を行うことが大切です。ネットショップなどで、安価な防護服を購入するのもおすすめです。

また、クマバチは嗅覚が優れているため整髪料・柔軟剤など臭いが強いものに敏感に反応します。できるだけ臭いのあるものをまとわないようにしましょう。

夜間に駆除を行うため懐中電灯を使用しますが、ハチは光に向かって飛んでくる習性があるため、赤いセロファンを貼った懐中電灯を使用します。

2. 夕方以降の暗い時間帯に駆除を行う

クマバチの駆除は、必ず日が落ちて暗くなってから行ってください。この時間帯はハチが巣に戻っているからです。効果的に駆除するために風の強い日は避け、殺虫剤が飛散しないようにしましょう。

駆除する手順は以下の通りです。

  • 殺虫剤を巣に向けながらゆっくり近づく。クマバチが出てきたらすぐに吹きかけられるように備える。
  • 巣の入口から中に向かって、殺虫剤を10~15秒程度噴射し続ける。
  • クマバチが巣穴から出てきたら、焦らずそのまま殺虫剤を吹きかけて駆除する。
  • 殺虫剤を吹きかけても巣穴から出てこなくなったら、細い棒などを使って木の内部から死骸をかき出し、地面に落ちた死骸と一緒にちりとりとほうきでゴミ袋に捨てる。

3. 巣穴を塞ぐ

駆除が終わったら、巣穴を塞ぐことを忘れずに行いましょう。巣穴を放置しておくと、他のクマバチが再び巣を作る可能性があります。巣穴を塞ぐには、木工用パテや木の栓などを使って、しっかりと埋めるようにします。

クマバチの巣の予防方法

クマバチの巣の駆除が終わったら、再発防止のために予防方法を行っておきましょう。クマバチの巣の予防方法は、以下のようなものがあります。

1. 木酢液を使う

クマバチは、物が燃えるような臭いを嫌います。木酢液は木が焦げたような臭いを発するため、クマバチが住み着きそうな場所に使うと効果的です。

使うときは、木酢液と水を同じ割合で混ぜ、スプレーをかけるか、容器に入れて吊るしておきましょう。時間が経つと効果が無くなるので、定期的にかけなおすか容器の中の木酢液を新しいものへ入れ替えましょう。

2. 樹木の穴を塞ぐ

クマバチは樹木の穴に巣を作るため、穴があると誘引されてしまいます。そのため、庭や周辺の樹木に穴がある場合は、木工用パテや木の栓などで塞いでおきましょう。また、枯れ木や竹垣などは取り除くか、切り詰めるなどしてクマバチが巣を作りにくくしましょう。

まとめ

今回は、クマバチの巣の駆除方法と予防方法についてお話ししました。クマバチは人に対して穏やかなハチですが、家の木材に被害を与える可能性があります。そのため、クマバチの巣を見つけたら、早めに駆除することが大切です。

駆除するときは、夕方以降の暗い時間帯に、防護服や殺虫剤などの道具を用意して行いましょう。駆除が終わったら、巣穴を塞ぐことと、木酢液を使って予防することを忘れずに行いましょう。

クマバチの巣の駆除は自分で行うこともできますが、高所や危険な場所に巣がある場合や、自信がない場合は、専門家に依頼することもできます。専門家に依頼する場合は、以下の点に注意しましょう。

  • 信頼できる業者を選ぶ
  • 見積もりや契約内容をしっかり確認する
  • 駆除後のアフターサービスや保証を確認する
  • 駆除の様子を写真や動画で記録する

クマバチの巣にお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。

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