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更年期の抜け毛に悩むあなたへ 原因と対策を知って髪の毛を守りましょう!

更年期 抜け毛

あなたは、最近抜け毛が増えたと感じたことはありませんか?
もしかしたら、それは更年期の影響かもしれません。

更年期とは、女性の卵巣機能が低下し、女性ホルモンの分泌が減少する時期のことです。
一般的には、閉経を挟んだ前後10年間ほどで、平均的には45歳から55歳くらいまでと言われています。

更年期には、女性ホルモンの減少によって、さまざまな身体的・精神的な症状が現れます。
ほてりやのぼせ、動悸やめまい、イライラや不眠などが代表的なものですが、その中に抜け毛も含まれています。

更年期の抜け毛は、女性にとって大きな悩みのひとつです。
髪の毛は女性の美しさや若さの象徴とも言えるものですから、抜け毛が増えると自信を失ってしまうこともあります。

そこで、この記事では、更年期の抜け毛について、その原因や対策方法を詳しく解説します。

目次

更年期の抜け毛の原因

更年期の抜け毛の原因は、主に以下の3つに分けられます。

  • 女性ホルモンの減少
  • ストレスの増加
  • 髪や頭皮の老化

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

女性ホルモンの減少

女性ホルモンの中でも、特にエストロゲンというホルモンは、髪の毛の成長に大きく関係しています。
エストロゲンは、髪の毛の成分であるケラチンやコラーゲンの生成を促進し、髪の毛の太さや強さ、ツヤやコシを保つ働きをしています。

しかし、更年期になると、卵巣の機能が低下し、エストロゲンの分泌量が減ってしまいます。
すると、髪の毛の成長期が短くなり、休止期や退行期の髪の毛が増えてしまいます。
その結果、髪の毛が細くなり、抜けやすくなります。

また、エストロゲンは、皮脂の分泌をコントロールする働きもしています。
エストロゲンが減ると、皮脂の分泌量も減り、頭皮が乾燥してしまいます。
頭皮が乾燥すると、血行が悪くなり、毛根に栄養が届きにくくなります。
さらに、頭皮のバリア機能が低下し、紫外線や刺激物などの外的要因に弱くなります。
これらも、抜け毛の原因となります。

ストレスの増加

更年期は、女性ホルモンの減少によって、心身にさまざまな不調が現れる時期です。
そのため、自分の体や心の変化に不安やストレスを感じることが多くなります。

また、更年期は、家庭や仕事などの環境や役割が変化する時期でもあります。
子育てが一段落したり、親の介護が必要になったり、仕事での責任やプレッシャーが増えたりすることで、ストレスが増加することもあります。

ストレスが増えると、自律神経やホルモンバランスが乱れ、髪の毛の成長に必要な栄養素の吸収が悪くなったり、血行が悪くなったりします。
また、ストレスは、男性ホルモンの分泌を増やすこともあります。
男性ホルモンは、髪の毛の成長を抑制する働きがありますので、抜け毛の原因となります。

髪や頭皮の老化

更年期になると、髪の毛や頭皮も老化の影響を受けます。
髪の毛は、加齢とともにメラニン色素の生成が減り、白髪になったり、髪の毛の太さや強さが低下したりします。
頭皮は、コラーゲンやエラスチンなどの弾力性のある成分が減り、たるみやシワができたり、皮膚が薄くなったりします。

これらの老化現象は、髪の毛の成長に必要な栄養や酸素が毛根に届きにくくなることを意味します。
そのため、髪の毛が抜けやすくなります。

更年期の抜け毛の対策方法

更年期の抜け毛に悩むあなたに、以下のような対策方法をおすすめします。

  • 女性ホルモンの分泌を促す食事をとる
  • ストレスを解消する方法を見つける
  • 髪や頭皮のケアをする
  • 病院で専門的な治療を受ける

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

女性ホルモンの分泌を促す食事をとる

女性ホルモンの分泌を促す食事としては、大豆製品や亜鉛を含む食品がおすすめです。

大豆製品には、イソフラボンという女性ホルモンに似た働きをする成分が含まれています。
イソフラボンは、女性ホルモンの減少による更年期症状を緩和する効果が期待できます。
大豆製品は、納豆や豆腐、豆乳など、さまざまな形で摂取できますので、毎日の食事に取り入れましょう。

亜鉛を含む食品には、牡蠣やレバー、ナッツなどがあります。
亜鉛は、髪の毛の成分であるケラチンの生成に必要なミネラルです。
亜鉛が不足すると、髪の毛が細くなったり、抜けやすくなったりします。
亜鉛は、女性ホルモンの分泌を促す効果もありますので、更年期の抜け毛には欠かせません。

また、ビタミンやミネラルなどの栄養素も、髪の毛の成長に必要ですので、バランスの良い食事を心がけましょう。
特に、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、鉄、カルシウムなどがおすすめです。

ストレスを解消する方法を見つける

ストレスは、更年期の抜け毛の大きな原因ですので、ストレスを解消する方法を見つけることが大切です。

ストレスを解消する方法は、人によって違いますが、以下のようなものがあります。

  • 趣味やリラックスできることをする
  • 適度な運動をする
  • 睡眠を十分にとる
  • 気持ちを吐き出す
  • マッサージやアロマテラピーなどを受ける

これらの方法は、自律神経やホルモンバランスを整え、血行を良くする効果があります。
それによって、髪の毛に栄養や酸素が届きやすくなり、抜け毛を防ぐことができます。

また、ストレスを感じたときは、深呼吸をすることもおすすめです。
深呼吸は、心拍数や血圧を下げ、リラックス効果があります。
深呼吸をするときは、鼻からゆっくりと息を吸い、口からゆっくりと息を吐くようにしましょう。
1分間に4回程度のペースで、5分間くらい続けると効果的です。

髪や頭皮のケアをする

更年期の抜け毛に対処するには、髪や頭皮のケアも欠かせません。
髪や頭皮のケアとしては、以下のようなことに注意しましょう。

  • 髪の毛を洗うときは、ぬるま湯でやさしく洗い、頭皮のマッサージをする
  • 髪の毛を乾かすときは、ドライヤーの熱風を直接当てないようにし、髪の毛を引っ張らない
  • 髪の毛を染めたり、パーマをかけたりするときは、髪の毛に優しい製品を選び、頻度を控える
  • 髪の毛を結んだり、ピンやゴムで留めたりするときは、髪の毛に負担をかけないようにする
  • 髪の毛や頭皮に合ったシャンプーやコンディショナーを選び、頭皮の乾燥やかゆみを防ぐ
  • 髪の毛に栄養を与えるために、ヘアトリートメントやヘアパックなどを定期的に行う
  • 髪の毛や頭皮を紫外線や乾燥から守るために、帽子や日傘などを利用する

これらのケアをすることで、髪の毛や頭皮の健康を保ち、抜け毛を減らすことができます。

病院で専門的な治療を受ける

更年期の抜け毛は、自分でできる対策だけでは改善しない場合もあります。
そのような場合は、病院で専門的な治療を受けることをおすすめします。

病院で行われる治療としては、以下のようなものがあります。

  • ホルモン補充療法(HRT)
  • 内服薬や外用薬の処方
  • 髪の毛の移植や増毛などの手術

ホルモン補充療法(HRT)とは、女性ホルモンの減少による更年期症状を緩和するために、エストロゲンやプロゲステロンなどのホルモンを補う治療です。
HRTは、髪の毛の成長にも効果がありますが、副作用やリスクもありますので、医師の指示に従って行う必要があります。

内服薬や外用薬の処方とは、髪の毛の成長を促進する成分を含む薬を服用したり、頭皮に塗布したりする治療です。
内服薬には、ミノキシジルやフィナステリドなどがありますが、副作用や禁忌もありますので、医師の指示に従って行う必要があります。
外用薬には、ミノキシジルやビオチンなどがありますが、効果には個人差がありますので、期待しすぎないようにしましょう。

髪の毛の移植や増毛などの手術とは、自分の髪の毛や人工の髪の毛を頭皮に植え付けたり、結び付けたりする治療です。
手術は、即効性がありますが、費用やリスクも高いですので、よく考えてから行う必要があります。

まとめ

更年期の抜け毛は、女性にとって深刻な悩みですが、諦める必要はありません。
この記事で紹介したように、食事やストレス、髪や頭皮のケアなど、自分でできる対策がたくさんあります。
また、病院で専門的な治療を受けることもできます。

更年期の抜け毛に悩むあなたに、この記事が少しでも役立てば幸いです。

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