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AGA治療薬の種類とおすすめの選び方を徹底解説!

AGA治療薬 おすすめ

AGAとは、男性型脱毛症のことで、男性ホルモンの影響で毛根が縮小し、髪の毛が細くなり、抜けやすくなる症状です。AGAは、遺伝や加齢、ストレスなどが原因で起こりますが、放置しておくと、薄毛が進行し、ハゲになる可能性があります。そこで、AGAの治療薬を使って、薄毛の予防や改善を目指す方も多いのではないでしょうか。

しかし、AGAの治療薬には、さまざまな種類があり、それぞれに効果や副作用、価格などが異なります。どれを選べばいいのか迷ってしまう方もいるでしょう。そこで、この記事では、AGAの治療薬の種類とその特徴を解説し、おすすめの選び方をご紹介します。ぜひ、参考にしてください。

目次

AGAの治療薬の種類と特徴

AGAの治療薬には、大きく分けて2つのタイプがあります。ひとつは、抜け毛を防ぐ「守り系」のタイプ。もうひとつは、発毛を促す「攻め系」のタイプです。それぞれに、以下のような治療薬があります。

守り系の治療薬

守り系の治療薬は、抜け毛の原因となる男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑えることで、薄毛の進行を遅らせる効果があります。守り系の治療薬には、以下の4種類があります。

  • プロペシア
  • プロペシアのジェネリック
  • ザガーロ
  • アボルブ

プロペシア

プロペシアは、2005年に国内で初めてAGAの治療薬として承認された薬です。主成分はフィナステリドという物質で、DHTを生成する酵素である5αリダクターゼのⅡ型を阻害することで、抜け毛を予防します。プロペシアは、1日1回1錠(1mg)を服用することで、約8割の人に薄毛の改善効果があるとされています。ただし、効果が現れるまでには、6か月以上の継続的な服用が必要です。また、副作用として、勃起不全や性欲減退、肝機能障害などが報告されています。プロペシアの価格は、1か月分で約6,000円~7,000円です。

プロペシアのジェネリック

プロペシアのジェネリックとは、プロペシアと同じ主成分であるフィナステリドを含む、後発医薬品のことです。プロペシアの特許が切れたことで、2015年から複数の製薬会社から販売されています。プロペシアのジェネリックは、プロペシアと同じ効果や副作用がありますが、価格は約2割ほど安くなっています。プロペシアのジェネリックの価格は、1か月分で約4,300円~6,000円です。

ザガーロ

ザガーロは、2015年にAGAの治療薬として承認された、最新の薬です。主成分はデュタステリドという物質で、DHTを生成する酵素である5αリダクターゼのⅠ型とⅡ型の両方を阻害することで、抜け毛を予防します。ザガーロは、1日1回1カプセル(0.5mg)を服用することで、約9割の人に薄毛の改善効果があるとされています。ただし、効果が現れるまでには、6か月以上の継続的な服用が必要です。また、副作用として、勃起不全や性欲減退、頭痛や発疹などが報告されています。ザガーロの価格は、1か月分で約8,200円~10,000円です³。

アボルブ

アボルブは、ザガーロと同じ主成分であるデュタステリドを含む薬ですが、AGAの治療薬としては承認されていません。アボルブは、前立腺肥大症の治療薬として承認されており、前立腺肥大症の患者さんが服用していたところ、AGAの改善効果が見られたことから、一部のクリニックでAGAの治療薬として処方されています。アボルブは、1日1回1カプセル(0.5mg)を服用することで、ザガーロと同様の効果や副作用がありますが、価格は約7,800円~9,000円とやや安くなっています。

攻め系の治療薬

攻め系の治療薬は、頭皮の血流を改善し、毛母細胞や毛乳頭細胞などの毛髪の成長に関係する細胞の活性化を促進することで、発毛や育毛の効果があります。攻め系の治療薬には、以下の4種類があります。

  • ミノタブ
  • ミノキシジル外用薬
  • ロゲイン
  • カルプロニウム塩化物外用液5%「CH」

ミノタブ

ミノタブは、ミノキシジルという物質を主成分とする内服薬です。ミノキシジルは、もともと高血圧の治療薬として開発された薬で、血管を拡張して血流を改善する効果があります。その副作用として、発毛や育毛の効果が見られたことから、AGAの治療薬として利用されるようになりました。ミノタブは、1日2回1錠(5mg)を服用することで、約6割の人に発毛や育毛の効果があるとされています。ただし、効果が現れるまでには、3か月~6か月の継続的な服用が必要です。また、副作用として、頭痛や動悸、体毛の増加などが報告されています。ミノタブの価格は、1か月分で約3,000円~4,000円です。

ミノキシジル外用薬

ミノキシジル外用薬とは、ミノキシジルを含む液体や泡状の薬で、頭皮に直接塗布することで、発毛や育毛の効果があります。ミノキシジル外用薬には、濃度が1%、3%、5%のものがありますが、一般的には5%のものが効果的とされています。ミノキシジル外用薬は、1日2回朝晩に頭皮に塗布することで、約7割の人に発毛や育毛の効果があるとされています。ただし、効果が現れるまでには、3か月~6か月の継続的な使用が必要です。また、副作用として、かゆみやかぶれ、体毛の増加などが報告されています。ミノキシジル外用薬の価格は、1か月分で約2,000円~3,000円です。

ロゲイン

ロゲインは、ミノキシジル外用薬の中でも、世界で最も有名なブランドです。ロゲインは、1988年にアメリカで初めてAGAの治療薬として承認された薬で、日本でも2007年から販売されています。ロゲインには、液体タイプと泡タイプがありますが、どちらも5%のミノキシジルを含んでいます。ロゲインは、ミノキシジル外用薬と同じように、1日2回朝晩に頭皮に塗布することで、発毛や育毛の効果があります。ただし、効果が現れるまでには、3か月~6か月の継続的な使用が必要です。また、副作用として、かゆみやかぶれ、体毛の増加などが報告されています。ロゲインの価格は、1か月分で約4,000円~5,000円です。

カルプロニウム塩化物外用液5%「CH」

カルプロニウム塩化物外用液5%「CH」とは、カルプロニウム塩化物という物質を主成分とする外用薬です。カルプロニウム塩化物は、男性ホルモンの受容体に結合して、DHTの作用を阻害することで、抜け毛を予防する効果があります。カルプロニウム塩化物外用液5%「CH」は、1日2回朝晩に頭皮に塗布することで、約6割の人に発毛や育毛の効果があるとされています。ただし、効果が現れるまでには、3か月~6か月の継続的な使用が必要です。また、副作用として、かゆみやかぶれ、体毛の増加などが報告されています。カルプロニウム塩化物外用液5%「CH」の価格は、1か月分で約3,000円~4,000円です。

AGA治療薬のおすすめの選び方

AGAの治療薬には、守り系と攻め系の2つのタイプがあり、それぞれに効果や副作用、価格などが異なります。では、どの治療薬を選べばいいのでしょうか。ここでは、AGA治療薬のおすすめの選び方をご紹介します。

薄毛の進行度に合わせて選ぶ

まず、薄毛の進行度に合わせて、守り系か攻め系のどちらのタイプを選ぶかを決めましょう。一般的には、以下のような基準で選ぶと良いでしょう。

  • 薄毛が始まったばかりで、まだ髪の毛が残っている場合は、守り系の治療薬を選ぶ
  • 薄毛が進行して、髪の毛が少なくなってきた場合は、攻め系の治療薬を選ぶ
  • 薄毛が深刻で、髪の毛がほとんどなくなってしまった場合は、守り系と攻め系の治療薬を併用する

守り系の治療薬は、抜け毛を防ぐことで、薄毛の進行を遅らせる効果がありますが、発毛や育毛の効果はあまり期待できません。そのため、薄毛が始まったばかりで、まだ髪の毛が残っている場合には、守り系の治療薬を選ぶと良いでしょう。守り系の治療薬は、プロペシア、プロペシアのジェネリック、ザガーロ、アボルブの4種類がありますが、それぞれに効果や副作用、価格などが異なります。詳しくは、前述の解説を参照してください。

攻め系の治療薬は、発毛や育毛を促進することで、薄毛の改善を目指す効果がありますが、抜け毛を防ぐ効果はあまりありません。そのため、薄毛が進行して、髪の毛が少なくなってきた場合には、攻め系の治療薬を選ぶと良いでしょう。攻め系の治療薬は、ミノタブ、ミノキシジル外用薬、ロゲイン、カルプロニウム塩化物外用液5%「CH」の4種類がありますが、それぞれに効果や副作用、価格などが異なります。詳しくは、前述の解説を参照してください。

薄毛が深刻で、髪の毛がほとんどなくなってしまった場合には、守り系と攻め系の治療薬を併用することで、より高い効果が期待できます。守り系の治療薬は、抜け毛を防ぎ、攻め系の治療薬は、発毛や育毛を促進することで、相乗的な効果があります。ただし、併用する場合には、副作用のリスクも高まる可能性がありますので、注意が必要です。併用する場合には、必ず医師の指示に従ってください。

予算や副作用に合わせて選ぶ

次に、予算や副作用に合わせて、具体的な治療薬のブランドや濃度を選びましょう。一般的には、以下のような基準で選ぶと良いでしょう。

  • 予算が限られている場合は、ジェネリックや後発医薬品を選ぶ
  • 副作用が心配な場合は、低濃度や低用量のものを選ぶ
  • 効果が重視な場合は、高濃度や高用量のものを選ぶ

予算が限られている場合は、ジェネリックや後発医薬品を選ぶと良いでしょう。ジェネリックや後発医薬品は、先発医薬品と同じ主成分を含んでいますが、価格は約2割~5割ほど安くなっています。効果や副作用は、先発医薬品とほぼ同じですが、製造方法や添加物などが異なる場合がありますので、注意が必要です。ジェネリックや後発医薬品は、プロペシアのジェネリック、アボルブ、ミノキシジル外用薬などがあります。

副作用が心配な場合は、低濃度や低用量のものを選ぶと良いでしょう。低濃度や低用量のものは、効果はやや低下しますが、副作用の発生率や重症度も低くなります。副作用が出た場合には、すぐに服用や使用を中止し、医師に相談してください。低濃度や低用量のものは、プロペシア、ミノキシジル外用薬1%や3%などがあります。

効果が重視な場合は、高濃度や高用量のものを選ぶと良いでしょう。高濃度や高用量のものは、効果は高くなりますが、副作用の発生率や重症度も高くなります。副作用には個人差がありますので、自分の体質や状態に合わせて選んでください。高濃度や高用量のものは、ザガーロ、ミノタブ、ミノキシジル外用薬5%やロゲインなどがあります。

まとめ

この記事では、AGAの治療薬の種類とその特徴を解説し、おすすめの選び方をご紹介しました。AGAの治療薬には、守り系と攻め系の2つのタイプがあり、それぞれに効果や副作用、価格などが異なります。薄毛の進行度に合わせて、守り系か攻め系のどちらのタイプを選ぶかを決めましょう。また、予算や副作用に合わせて、具体的な治療薬のブランドや濃度を選びましょう。AGAの治療薬は、自分の症状や目的に合ったものを選ぶことが大切です。ぜひ、この記事を参考にして、AGAの治療薬を選んでみてください。

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