今回は、AGA治療薬について、効果や副作用、おすすめのランキングや選び方などをご紹介します。
AGAとは、男性型脱毛症のことで、男性ホルモンの影響で毛根が縮小し、髪の毛が細くなったり抜けたりする症状です。AGAは、男性の4人に1人が発症すると言われています。
AGAの治療には、主に内服薬と塗り薬があります。内服薬は、脱毛の原因となる男性ホルモンの働きを抑えることで、薄毛の進行を防ぐ効果があります。塗り薬は、毛根に栄養を送る血流を増やしたり、毛母細胞の分裂を促したりすることで、発毛や育毛の効果があります。
では、具体的にどのようなAGA治療薬があるのでしょうか？ ここでは、国内で承認されているAGA治療薬の中から、人気の高いものをランキング形式でご紹介します。また、それぞれの特徴や効果、副作用、価格なども比較してみました。
AGA治療薬のおすすめランキング
第1位：プロペシア
プロペシアは、2005年に国内で初めて承認されたAGA治療薬です。有効成分はフィナステリドというもので、男性ホルモンの一種であるDHT（ジヒドロテストステロン）の生成を抑制することで、脱毛を防ぎます。
プロペシアの効果は、服用者の約8割に見られ、そのうち約6割が発毛や育毛の効果も得られたというデータがあります。服用開始から半年～1年ほどで効果が現れることが多く、継続的に服用することで効果を持続させることができます。
プロペシアの副作用は、性欲減退や勃起不全などの性機能障害が報告されていますが、その発生率は0.5%以下と非常に低いとされています。また、副作用は服用を中止すればほとんどの場合回復すると言われています。
プロペシアの価格は、1日1錠（1mg）を服用する場合、1か月分で約6,000円～7,000円程度です。ただし、プロペシアは保険適用外の自由診療なので、クリニックによって価格は異なります。また、プロペシアは処方箋が必要なので、まずはAGA専門のクリニックで診察を受ける必要があります。
「プロペシア」のメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・国内初のAGA治療薬で実績がある | ・保険適用外で費用がかかる |
| ・脱毛を防ぐ効果が高い | ・処方箋が必要でクリニックに通う必要がある |
| ・発毛や育毛の効果も期待できる | ・副作用の可能性がある |
| ・副作用の発生率が低い | ・服用をやめると効果がなくなる |
第2位：ザガーロ
ザガーロは、2015年に承認された比較的新しいAGA治療薬です。有効成分はデュタステリドというもので、プロペシアと同様にDHTの生成を抑制することで、脱毛を防ぎます。
ザガーロの効果は、服用者の約9割に見られ、そのうち約7割が発毛や育毛の効果も得られたというデータがあります。服用開始から半年～1年ほどで効果が現れることが多く、継続的に服用することで効果を持続させることができます。
ザガーロの副作用は、プロペシアと同じく性機能障害が報告されていますが、その発生率は約17%とプロペシアよりも高いとされています。また、副作用は服用を中止すればほとんどの場合回復すると言われていますが、個人差があるという報告もあります。
ザガーロの価格は、1日1錠（0.5mg）を服用する場合、1か月分で約8,200円～10,000円程度です。プロペシアと同様に、ザガーロも保険適用外の自由診療で、処方箋が必要なので、クリニックで診察を受ける必要があります。
「ザガーロ」のメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・最新のAGA治療薬で効果が高い | ・保険適用外で費用がかかる |
| ・プロペシアよりも幅広い薄毛タイプに効果がある | ・処方箋が必要でクリニックに通う必要がある |
| ・発毛や育毛の効果も期待できる | ・副作用の可能性がある |
| ・副作用の発生率が高い | |
| ・服用をやめると効果がなくなる |
第3位：ミノキシジル
ミノキシジルは、1980年代から発毛剤として使われている歴史のある薬剤です。もともとは高血圧の治療薬として開発されたもので、偶然発毛効果が発見されたという経緯があります。有効成分はミノキシジルというもので、毛根に栄養を送る血流を増やしたり、毛母細胞の分裂を促したりすることで、発毛や育毛の効果があります。
ミノキシジルの効果は、使用者の約6割に見られ、そのうち約4割が発毛や育毛の効果も得られたというデータがあります。使用開始から3か月～6か月ほどで効果が現れることが多く、継続的に使用することで効果を持続させることができます。
ミノキシジルの副作用は、頭皮のかゆみや赤み、脱毛の増加、体毛の増加などが報告されていますが、その発生率は約2%と低いとされています。また、副作用は使用を中止すればほとんどの場合回復すると言われています。
ミノキシジルの価格は、1日2回（朝晩）に1mlずつ塗布する場合、1か月分で約3,000円～4,000円程度です。ミノキシジルは、医薬品ではなく医薬部外品として販売されているので、処方箋は必要ありません。ドラッグストアやネット通販で購入することができます。
「ミノキシジル」のメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・歴史のある発毛剤で実績がある | ・発毛効果が低い |
| ・処方箋が不要で手軽に購入できる | ・使用をやめると効果がなくなる |
| ・副作用の発生率が低い | ・副作用の可能性がある |
| ・1日2回の塗布が必要で面倒 |
AGA治療薬の選び方
以上、AGA治療薬のおすすめランキングをご紹介しました。それぞれにメリットとデメリットがありますので、自分の薄毛のタイプや症状、予算やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
AGA治療薬を選ぶ際には、以下のポイントに注意してください。
- 自分の薄毛のタイプを知る：AGAには、前頭部や頭頂部のみが薄くなるM型、頭頂部から広がるO型、前頭部から後頭部にかけて全体的に薄くなるU型などのタイプがあります。自分の薄毛のタイプによって、効果的な治療薬が異なります。例えば、M型の場合はプロペシアやザガーロが効果的ですが、U型の場合はミノキシジルが効果的です。自分の薄毛のタイプを知るには、AGA専門のクリニックで診断を受けるのがおすすめです。
- 副作用のリスクを考慮する：AGA治療薬には、性機能障害や頭皮のかゆみなどの副作用の可能性があります。副作用の発生率や程度は、治療薬によって異なります。自分の体質や健康状態に合わせて、副作用のリスクを考慮して治療薬を選ぶことが大切です。また、副作用が出た場合は、すぐに使用を中止し、医師に相談することが必要です。
- 費用や継続性を考える：AGA治療薬は、保険適用外の自由診療なので、費用がかかります。また、効果を持続させるためには、継続的に服用や塗布をする必要があります。自分の予算やライフスタイルに合わせて、費用や継続性を考えて治療薬を選ぶことが大切です。例えば、費用を抑えたい場合はミノキシジルがおすすめですが、塗布が面倒な場合はプロペシアやザガーロがおすすめです。
まとめ
今回は、AGA治療薬について、効果や副作用、おすすめのランキングや選び方などをご紹介しました。AGA治療薬は、薄毛の進行を防ぐだけでなく、発毛や育毛の効果も期待できる優れた薬剤です。しかし、それぞれにメリットとデメリットがありますので、自分の薄毛のタイプや症状、予算やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
AGA治療薬を使用する前には、必ずAGA専門のクリニックで診断を受けることをおすすめします。クリニックでは、自分の薄毛のタイプや原因、治療法などを詳しく説明してもらえます。また、処方箋が必要な治療薬もクリニックで処方してもらえます。
AGA治療薬は、薄毛に悩む男性の強い味方です。早めに治療を始めることで、髪の毛の悩みから解放されることができます。ぜひ、この記事を参考にして、自分に合ったAGA治療薬を選んでみてください。
