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薄毛の治療法が進化しています! 最新の投薬治療、注入治療、自毛植毛を徹底解説!

薄毛治療 最新

薄毛に悩む人は多く、男性だけでなく女性にも増えています。薄毛の原因はさまざまですが、最も多いのはAGA(男性型脱毛症)と呼ばれるものです。AGAは、男性ホルモンの一種であるテストステロンが、脱毛を促進するDHT(ジヒドロテストステロン)に変わることで、毛根が縮小し、毛が細くなり、やがて抜け落ちるという現象です。

AGAの治療法は、大きく分けて3つあります。

  • 投薬治療:薬を飲んだり塗ったりして、脱毛ホルモンの働きを抑えたり、発毛を促したりする方法です。
  • 注入治療:頭皮に成長因子や栄養素などを含む薬液を注入して、毛根や頭皮の細胞を活性化させる方法です。
  • 自毛植毛:後頭部や側頭部などの毛が多い部分から採取した毛根を、薄毛の部分に移植する方法です。

それぞれの治療法には、メリットとデメリットがあります。以下に、それぞれの特徴や効果、費用などをまとめてみました。

目次

投薬治療

投薬治療は、最も一般的で手軽な治療法です。薬には、脱毛ホルモンの働きを抑える「守り系」の薬と、発毛を促す「攻め系」の薬があります。多くの場合は、両方の薬を併用して効果を高めます。

守り系の薬

守り系の薬には、プロペシア、プロペシアのジェネリック、ザガーロ、アボルブなどがあります。これらの薬は、テストステロンがDHTに変わるのを防ぐ酵素を抑制することで、薄毛の進行を抑えます。服用すると、約半年から1年で効果が現れます。ただし、副作用として、性欲減退や勃起不全などが起こる可能性があります。また、効果は服用を続けている間だけ持続します。

  • プロペシア:国内初のAGA治療薬で、1日1錠(1mg)を服用します。1か月分の費用は約6,000~7,000円です。
  • プロペシアのジェネリック:プロペシアと同じ成分(フィナステリド)を含む薬で、9つの製薬会社から販売されています。プロペシアよりも安く、1か月分の費用は約4,300~6,000円です。
  • ザガーロ:最も新しいAGA治療薬で、1日1錠(0.5mg)を服用します。プロペシアよりも多くの薄毛のタイプに効果がありますが、副作用も起こりやすいです。1か月分の費用は約8,200~10,000円です。
  • アボルブ:ザガーロと同じ成分(デュタステリド)を含む薬で、1日1錠(0.1mg)を服用します。ザガーロよりも低用量なので、副作用のリスクが低いと言われています。1か月分の費用は約7,800~9,000円です。

攻め系の薬

攻め系の薬には、ミノタブ、ロゲイン、カルプロニウム塩化物外用液5%「CH」などがあります。これらの薬は、毛を作る細胞や血流を促進することで、発毛を促します。飲み薬と塗り薬がありますが、飲み薬の方が効果が高いと言われています。ただし、副作用として、頭痛や動悸、体毛の増加などが起こる可能性があります。また、効果は服用を続けている間だけ持続します。

  • ミノタブ:海外で販売されているAGA治療薬で、1日1錠(5mg)を服用します。日本では未承認の薬なので、個人輸入で入手する必要があります。1か月分の費用は約8,000~10,000円です。
  • ロゲイン:米国ジョンソン・ジョンソン社が販売するAGA治療薬で、頭皮に塗ります。スポイトタイプとフォームタイプがあります。1日2回、朝と夜に使用します。日本では未承認の薬なので、個人輸入で入手する必要があります。1か月分の費用は約5,000~8,700円です。
  • カルプロニウム塩化物外用液5%「CH」:長生堂製薬が販売するAGA治療薬で、頭皮に塗ります。ノズルタイプがあります。1日2回、朝と夜に使用します。日本で承認されている薬なので、医師の処方が必要です。1か月分の費用は約1,200~1,500円です。

注入治療

注入治療は、頭皮に成長因子や栄養素などを含む薬液を注入することで、毛根や頭皮の細胞を活性化させる治療法です。毛髪再生治療やグロースファクター再生療法とも呼ばれます。投薬治療で効果が出ない場合や、より確実に効果を出したい場合に選択されます。注入治療は、使われる薬液によって、育毛メソセラピー/毛髪再生メソセラピーとHARG(ハーグ)療法の2種類があります。

育毛メソセラピー/毛髪再生メソセラピー

育毛メソセラピー/毛髪再生メソセラピーは、頭皮にビタミンやミネラル、アミノ酸、血管拡張剤などを含む薬液を注入することで、毛根や頭皮の血流を改善し、発毛を促す治療法です。注入する薬液は、クリニックによって異なりますが、一般的には、以下のようなものが使われます。

  • ミノキシジル:発毛を促進する成分で、ロゲインなどの塗り薬にも含まれています。
  • ビオチン:ビタミンB群の一種で、毛髪や爪の成分であるケラチンの合成に必要です。
  • パントテン酸:ビタミンB5の一種で、毛髪の健康に重要な役割を果たします。
  • ニコチン酸:ビタミンB3の一種で、血管を拡張して血流を増やします。
  • ヒアルロン酸:皮膚の水分保持力を高める成分で、頭皮の弾力や柔軟性を向上させます。

育毛メソセラピー/毛髪再生メソセラピーは、1回の施術で約100~200箇所の頭皮に注入します。注入する深さは、約1~2mmです。痛みは少ないと言われていますが、個人差があります。施術時間は、約15~30分です。施術後は、頭皮に赤みや腫れが出ることがありますが、数日で治まります。施術の間隔は、約2~4週間です。効果が現れるまでには、約3~6か月かかります。1回の施術費用は、約10,000~30,000円です。

育毛メソセラピー/毛髪再生メソセラピーのメリットは、以下のようなものがあります。

  • 投薬治療よりも効果が高いと言われています。
  • 副作用が少ないと言われています。
  • 頭皮の状態や毛髪の質も改善されます。

育毛メソセラピー/毛髪再生メソセラピーのデメリットは、以下のようなものがあります。

  • 施術には注射が必要なので、痛みや不快感があるかもしれません。
  • 施術回数が多く、費用が高くなるかもしれません。
  • 効果が出るまでに時間がかかるかもしれません。

HARG(ハーグ)療法

HARG(ハーグ)療法は、自分の血液から採取した血小板豊富血漿(PRP)を頭皮に注入することで、毛根や頭皮の細胞を再生させる治療法です。PRPには、毛髪の成長に必要な成長因子が多く含まれています。HARG(ハーグ)療法は、育毛メソセラピー/毛髪再生メソセラピーと同様に、注入することで、発毛を促します。HARG(ハーグ)療法は、以下のような手順で行われます。

  • まず、自分の腕から約20mlの血液を採取します。
  • 次に、採取した血液を遠心分離機で回転させて、赤血球と血漿に分けます。
  • さらに、血漿の中から、血小板が多く含まれる部分を取り出します。これがPRPです。
  • 最後に、PRPを頭皮に注入します。注入する箇所は、約100~200箇所です。注入する深さは、約1~2mmです。

HARG(ハーグ)療法は、1回の施術で約30~60分かかります。痛みは少ないと言われていますが、個人差があります。施術後は、頭皮に赤みや腫れが出ることがありますが、数日で治まります。施術の間隔は、約1~3か月です。効果が現れるまでには、約3~6か月かかります。1回の施術費用は、約50,000~100,000円です。

HARG(ハーグ)療法のメリットは、以下のようなものがあります。

  • 自分の血液を使うので、副作用やアレルギーのリスクが低いと言われています。
  • 成長因子の働きが強力で、発毛効果が高いと言われています。
  • 頭皮の状態や毛髪の質も改善されます。

HARG(ハーグ)療法のデメリットは、以下のようなものがあります。

  • 施術には血液採取と注射が必要なので、痛みや不快感があるかもしれません。
  • 施術費用が高いかもしれません。
  • 効果が出るまでに時間がかかるかもしれません。

自毛植毛

自毛植毛は、後頭部や側頭部などの毛が多い部分から採取した毛根を、薄毛の部分に移植する治療法です。自分の毛根を使うので、拒絶反応やアレルギーの心配がありません。自毛植毛は、採取する方法によって、FUT法とFUE法の2種類があります。

FUT法

FUT法は、後頭部の皮膚を細長く切り取り、その中から毛根を分離する方法です。切り取った皮膚は、縫合して閉じます。分離した毛根は、薄毛の部分に小さな穴を開けて移植します。FUT法は、一度に多くの毛根を採取できるので、大規模な移植が可能です。FUT法は、以下のような手順で行われます。

  • まず、後頭部の皮膚を約1~2cm幅、10~20cm長さに切り取ります。切り取った皮膚は、縫合して閉じます。
  • 次に、切り取った皮膚から、毛根を1つずつ分離します。分離する際には、毛根の形や方向に注意します。
  • さらに、薄毛の部分に小さな穴を開けて、毛根を移植します。移植する際には、毛の流れや密度に注意します。
  • 最後に、移植した部分にガーゼやバンドエイドを貼って、保護します。

FUT法は、1回の施術で約3~5時間かかります。痛みは強いと言われていますが、麻酔や鎮痛剤を使って和らげます。施術後は、後頭部に約10~20cmの傷跡が残りますが、髪の毛で隠せます。施術後は、約1週間で抜糸し、約2週間で洗髪できます。施術後は、約3~4か月で移植した毛が抜け落ちますが、その後に新しい毛が生えてきます。効果が現れるまでには、約6~12か月かかります。1回の施術費用は、約30万~50万円です。

FUT法のメリットは、以下のようなものがあります。

  • 一度に多くの毛根を採取できるので、大規模な移植が可能です。
  • 移植した毛根の生着率が高いと言われています。
  • 移植した毛は、自然な感じに仕上がります。

FUT法のデメリットは、以下のようなものがあります。

  • 施術には皮膚の切開と縫合が必要なので、痛みや傷跡が残るかもしれません。
  • 施術時間が長く、回復にも時間がかかるかもしれません。
  • 施術費用が高いかもしれません。

FUE法

FUE法は、後頭部や側頭部などの毛が多い部分から、毛根を1つずつ採取する方法です。採取した毛根は、薄毛の部分に移植します。FUE法は、皮膚を切り取らないので、傷跡が残りません。FUE法は、以下のような手順で行われます。

  • まず、後頭部や側頭部の毛を短く刈ります。
  • 次に、専用の器具で、毛根を1つずつ採取します。採取する際には、毛根の形や方向に注意します。
  • さらに、薄毛の部分に小さな穴を開けて、毛根を移植します。移植する際には、毛の流れや密度に注意します。
  • 最後に、移植した部分にガーゼやバンドエイドを貼って、保護します。

FUE法は、1回の施術で約4~8時間かかります。痛みは少ないと言われていますが、個人差があります。施術後は、後頭部や側頭部に小さな点状の傷が残りますが、髪の毛で隠せます。施術後は、約1週間で洗髪できます。施術後は、約3~4ヶ月で移植した毛が抜け落ちますが、その後に新しい毛が生えてきます。効果が現れるまでには、約6~12ヶ月かかります。1回の施術費用は、約30万~100万円です。

FUE法のメリットは、以下のようなものがあります。

  • 皮膚の切開や縫合が不要なので、傷跡が残らないと言われています。
  • 移植した毛根の生着率が高いと言われています。
  • 移植した毛は、自然な感じに仕上がります。

FUE法のデメリットは、以下のようなものがあります。

  • 施術には毛根の採取が必要なので、痛みや不快感があるかもしれません。
  • 施術時間が長く、回復にも時間がかかるかもしれません。
  • 施術費用が高いかもしれません。

まとめ

薄毛の治療法は、投薬治療、注入治療、自毛植毛の3つがあります。それぞれの治療法には、メリットとデメリットがあります。自分の薄毛のタイプや状態、予算や期待値などに合わせて、最適な治療法を選ぶことが大切です。薄毛の治療は、早めに始めることが効果的です。薄毛に悩んでいる方は、まずは専門のクリニックに相談してみましょう。

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