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AGA注入治療とは? 種類やメリット・デメリット、費用について

AGA 注入治療

AGA(男性型脱毛症)は、男性ホルモンの影響で毛根が縮小し、髪の毛が細くなり、抜けやすくなる症状です。AGAの治療法には、内服薬や外用薬、植毛などがありますが、今回は注入治療という方法についてご紹介します。

目次

AGA注入治療とは?

AGA注入治療とは、発毛促進に効果がある成分を頭皮に直接注入する治療法です。注入する成分には、ミノキシジルやフィナステリドなどのAGA治療薬成分や、成長因子や栄養素などがあります。注入する方法には、注射器や針付きのローラー、炭酸ガスなどが使われます。注入治療には、メソセラピーとHARG(ハーグ)治療という2種類があります。

メソセラピーとは?

メソセラピーとは、注射器や針付きのローラーなどを使って、ミノキシジルやフィナステリドなどのAGA治療薬成分や、成長因子や栄養素などを頭皮に直接注入する治療法です。注入する成分は、クリニックによって異なりますが、一般的には以下のようなものが使われます。

  • ミノキシジル:血行を促進し、ヘアサイクルを整える成分
  • フィナステリド:AGAの原因となるジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑える成分
  • 成長因子:髪の毛の成長を促す成分。ケラチノサイト成長因子(KGF)、インスリン様成長因子(IGF-1)、血管内皮細胞成長因子(VEGF)などがある
  • 幹細胞成長因子:ヒト肝細胞から抽出した成長因子。乱れたヘアサイクルを正常化する働きがある
  • その他の栄養素:コエンザイムQ10やミネラル、亜鉛や銅ペプチドなど

メソセラピーは、1クール(6〜16回前後の注入)で約6か月から1年かかります。治療頻度は2〜4週間に1回が目安です。多くの方が治療開始から3ヶ月ほどで効果を実感できるといわれています。

HARG治療とは?

HARG治療とは、炭酸ガスを噴射するときの圧力で、ミノキシジルやフィナステリドなどのAGA治療薬成分や、成長因子や栄養素などを頭皮に浸透させる治療法です。注入する成分は、メソセラピーと同様ですが、HARG治療では、より高濃度の成分を使用します。HARG治療は、1クール(6〜8回前後の注入)で約3ヶ月から半年かかります。治療頻度は2週間に1回が目安です。多くの方が治療開始から1か月ほどで効果を実感できるといわれています。

AGA注入治療のメリットとデメリット

AGA注入治療のメリットとしては、以下のようなものがあります。

  • 内服薬や外用薬で効果が出なかった方でも発毛を実感しやすい
  • 定期的な通院だけでよく、毎日のように薬を服用する必要がない
  • 効果が出るまでの期間が短い
  • 副作用のリスクが低い
  • 女性でも治療できる

一方、AGA注入治療のデメリットとしては、以下のようなものがあります。

  • 内服薬や外用薬と比べると費用がかかる
  • 通院の手間がかかる
  • 頭皮の腫れや内出血が起こることがある

AGA注入治療の費用は、クリニックや治療方法によって異なりますが、一般的には1回あたり1万円から5万円程度が相場です。1クールで10回程度行うとすると、10万円から50万円程度になります。また、治療効果を維持するためには、定期的に治療を続ける必要があります。治療をやめると、効果が徐々に失われてしまうことがあります。

まとめ

AGA注入治療は、発毛促進に効果がある成分を頭皮に直接注入する治療法です。メソセラピーとHARG治療という2種類があります。AGA注入治療は、内服薬や外用薬で効果が出なかった方や、早く効果を実感したい方におすすめです。しかし、費用や通院の手間がかかることや、頭皮の腫れや内出血が起こることもあります。AGA注入治療を受ける場合は、クリニックや治療方法をよく調べて、自分に合った治療を選ぶようにしましょう。

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