八重歯は、歯列からはみ出て生えている歯のことで、見た目や噛み合わせに悪影響を与えることがあります。
八重歯を矯正する方法はいくつかありますが、その中でもマウスピース矯正は、目立たない装置で歯並びを整えることができるというメリットがあります。
しかし、マウスピース矯正はどのような仕組みで八重歯を治すのでしょうか?
また、どんな八重歯に適しているのでしょうか?
この記事では、マウスピース矯正と八重歯の関係について詳しく解説します。
マウスピース矯正とは
マウスピース矯正とは、透明なプラスチック製のマウスピースを歯に装着して、歯を少しずつ動かしていく矯正方法です。
マウスピースは、患者さんの歯型に合わせてオーダーメイドで作られます。
一定期間ごとに形の異なるマウスピースに交換していくことで、段階的に理想的な歯並びに近づけていきます。
マウスピース矯正の代表的なブランドとしては、インビザラインやクリアコレクト、キレイラインなどが挙げられます。
他にも、Zenyum(ゼニュム)やOh my teeth(オーマイティース)など、通院回数を減らしたり、費用を抑えたりすることができるブランドもあります。
自分に合ったブランドを選ぶためには、治したい範囲や予算、通院の頻度などを考慮することが大切です。
マウスピース矯正で八重歯を治せる場合
マウスピース矯正では、主に前歯12本を中心に歯並びを整えることができます。
そのため、前歯に八重歯がある場合や、軽度から中程度の叢生(そうせい)がある場合は、マウスピース矯正で治療することが可能です。
叢生とは、歯が重なり合って生えている状態のことで、八重歯も叢生の一種です。
叢生の程度は、重なっている歯同士の大きさの合計で判断されます。
一般的には、6mm以下の叢生であればマウスピース矯正で治せると言われています。
マウスピース矯正で八重歯を治せない場合
一方、奥歯に八重歯がある場合や、6mm以上の重度の叢生がある場合は、マウスピース矯正だけでは治療が難しい場合があります。
また、骨格や顎関節に問題がある場合や、咬み合わせが大きく乱れている場合も、マウスピース矯正では対応できない可能性が高まります。
このような場合は、ワイヤー矯正や手術などの他の治療法を検討する必要があります。
マウスピース矯正で八重歯を治す方法
マウスピース矯正で八重歯を治す方法は、以下のような手順で行われます。
歯科医院でカウンセリングを受ける
カウンセリングでは、歯科医師が患者さんの歯並びや咬み合わせを診断し、マウスピース矯正が適しているかどうかを判断します。
また、治療の目的や期間、費用などについても説明を受けます。
カウンセリングは無料で受けられる場合も多いので、気軽に相談してみましょう。
歯型や写真を撮って計測する
計測では、歯型や写真を撮って、マウスピースを作るためのデータを作成します。
歯型は、歯に粘土状の材料を当てて型を取る方法や、3Dスキャナーで歯の形をデジタル化する方法などがあります。
写真は、歯並びや顔の形などを撮影します。
計測には約30分から1時間ほどかかります。
マウスピースを作製する
マウスピースは、計測したデータをもとに、専門の工場で作製されます。
マウスピースは、治療期間中に何度も交換する必要があるため、一度に複数個作られます。
マウスピースの作製には約2週間から1ヶ月ほどかかります。
マウスピースを装着して治療を開始する
マウスピースが完成したら、歯科医院で装着して治療を開始します。
マウスピースは、1日に約20時間から22時間装着する必要があります。
食事や歯磨きのときだけ外すことができます。
マウスピースは、約2週間ごとに新しいものに交換していきます。
交換する際には、歯科医院でチェックを受けることもあります。
定期的に通院して経過を確認する
定期的に通院して経過を確認することも大切です。
通院の頻度は、歯科医院や治療内容によって異なりますが、約1ヶ月から2ヶ月に1回程度が目安です。
通院時には、歯科医師がマウスピースの装着状態や歯の動きをチェックし、必要に応じてアタッチメントやゴムなどの補助装置を取り付けたり外したりします。
移動が完了したら、アフターケアを行う
移動が完了したら、アフターケアを行います。
アフターケアでは、歯並びが後戻りしないようにするために、リテーナーと呼ばれる装置を装着します。
リテーナーは、マウスピースと似た形の透明なプラスチック製の装置で、夜寝るときだけ付けるタイプや24時間つけるタイプなどがあります。
リテーナーの装着期間は個人差がありますが、最低でも半年から1年は必要です。
マウスピース矯正のメリット
マウスピース矯正のメリットには以下のようなものがあります。
見た目が目立たない
マウスピースは透明で薄いので、装着していても目立ちません。
笑顔や会話にも自信が持てます。マウスピース矯正は、特に社会人や学生など、見た目に気を使う方におすすめです。
ワイヤー矯正と比べると、装置が目に入らないので、矯正中でも自然な印象を与えることができます。
痛みや違和感が少ない
マウスピースは柔らかくフィットするので、痛みや違和感が少なく快適です。
ワイヤー矯正のように口内に傷ができたり、食べ物が引っかかったりする心配もありません。
また、マウスピースは歯をゆっくりと動かすので、歯茎や歯根にかかる負担も少なくなります。
歯の動きに合わせてマウスピースを交換するので、調整時の痛みも軽減されます。
取り外しができる
マウスピースは取り外しができるので、食事や歯磨きのときに外すことができます。
口腔衛生を保ちやすく、好きなものを食べられます。
ワイヤー矯正では、装置が固定されているため、食べ物が詰まったり、歯磨きがしづらかったりすることがあります。
マウスピース矯正では、そういった不便やストレスを感じることなく、日常生活を送ることができます。
マウスピース矯正のデメリット
一方、マウスピース矯正のデメリットには以下のようなものがあります。
装着時間が長い
マウスピースは1日に約20時間から22時間装着する必要があります。
装着時間が短いと効果が出ないか、治療期間が長くなる可能性があります。
装着時間を守る自己管理能力が求められます。マウスピースを外し忘れたり、つけ忘れたりすることがないように注意する必要があります。
また、マウスピースを外したときには、清潔な場所に保管することも大切です。
通院回数が多い
マウスピースは約2週間ごとに新しいものに交換する必要があります。
交換する際には、歯科医院でチェックを受けることもあります。
通院回数は個人差がありますが、約1ヶ月から2ヶ月に1回程度は通う必要があります。
通院の手間や時間がかかります。
また、通院時にはマウスピースの装着具合や歯の動きを確認するだけでなく、歯科医師から指導やアドバイスを受けることも重要です。
費用が高い
マウスピース矯正は保険が適用されません。
費用は個人差がありますが、約30万円から100万円ほどかかります。
費用面で負担が大きくなる可能性があります。
費用には、マウスピースの作製費や通院費、アフターケア費などが含まれます。
割引制度や分割払いなどのサービスを提供している歯科医院もありますが、事前に確認することが必要です。
また、マウスピース矯正のブランドや種類によっても費用は異なります。
マウスピース矯正の費用
費用について詳しく解説します。
マウスピース矯正の費用は、個人差がありますが、約30万円から100万円ほどかかります。
費用には、以下のような項目が含まれます。
マウスピースの作製費
マウスピースは、患者さんの歯型に合わせてオーダーメイドで作られます。
一度に複数個作られるため、作製費は高額になります。
作製費は、マウスピースのブランドや種類、必要な個数によって異なります。
一般的には、約20万円から60万円ほどかかると言われています。
通院費
マウスピース矯正では、約2週間ごとに新しいマウスピースに交換する必要があります。
交換する際には、歯科医院でチェックを受けることもあります。
通院費は、歯科医院や地域、通院回数によって異なります。
一般的には、約5万円から20万円ほどかかると言われています。
アフターケア費
マウスピース矯正が完了したら、歯並びが後戻りしないようにするために、リテーナーと呼ばれる装置を装着します。
リテーナーもオーダーメイドで作られるため、アフターケア費がかかります。
アフターケア費は、リテーナーの種類や装着期間によって異なります。
一般的には、約5万円から20万円ほどかかると言われています。
以上のように、マウスピース矯正の費用は、さまざまな要因によって変わります。
歯科医院やブランドによっても価格設定は異なるため、事前に確認することが必要です。
また、保険は適用されませんが、割引制度や分割払いなどのサービスを提供している歯科医院もあります。
自分の予算や支払い方法に合った歯科医院を選ぶことも大切です。
マウスピース矯正の治療期間
マウスピース矯正の治療期間は、個人差がありますが、約6か月から2年ほどです。
治療期間に影響する要因は以下のようなものがあります。
八重歯の程度や原因
八重歯の程度や原因によって、歯を動かす必要がある距離や方向が異なります。
八重歯が軽度であれば治療期間も短くなりますが、重度であれば治療期間も長くなります。
また、八重歯が歯列不足や顎骨の形態などの問題によって起こっている場合は、治療期間も長くなる可能性があります。
歯並びや咬み合わせの状態
歯並びや咬み合わせの状態によっても、治療期間が変わります。
歯並びや咬み合わせが乱れている場合は、歯を動かす必要がある範囲や角度が広くなります。
そのため、治療期間も長くなります。
逆に、歯並びや咬み合わせが良好であれば、治療期間も短くなります。
マウスピースの装着時間
マウスピースは1日に約20時間から22時間装着する必要があります。
装着時間が短いと効果が出ないか、治療期間が長くなる可能性があります。
装着時間を守る自己管理能力が求められます。
マウスピースを外し忘れたり、つけ忘れたりすることがないように注意する必要があります。
以上のように、マウスピース矯正の治療期間は、さまざまな要因によって変わります。治療期間中は、マウスピースをきちんと装着し、定期的に通院することが必要です。
また、歯科医師からの指導やアドバイスに従うことも重要です。
まとめ
マウスピース矯正は、八重歯を治すだけでなく、歯並びや咬み合わせを改善し、口元の美しさや健康を高めることができます。
八重歯に悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
マウスピース矯正で八重歯を治療し、自信のある笑顔を手に入れましょう!

